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系統種見本花壇の造成&新品種L.x chaytoriaeをお迎え!

さてさて!2度目腰をやってからの久しぶりの昼間農作業DAYでっす!
本日いよいよラベンダー見本園の体を形にしていく作業をやっていきまっせ〜〜〜!!


◾️1号花壇跡地に系統種別花壇を造成!

順次見本花壇を作っていく

さてさて先週、花壇ブロック運び中に腰を再びやってからの続きとなります!

最も道路側に位置する「系統種見本花壇」は蒸留用ではなくあくまで”植物見本用”なので7株植えではなく4株植え仕様となります。

なので造成にかかる手間も7株仕様よりは大幅に早く仕上がります。

花壇が揃ってガーデンのレイアウトが美しく!

ほんの小1時間程度で3基(12株分)が完成しました。
更地となってから見た目に大きく欠けていた箇所に列が整った花壇ができました!

ここにそれぞれ大きく個性的な特徴を持ったラヴァンドラ属の各系統種が植さります!

始点の花壇にL.angustifolia(トルー)を配置!

私の住まう北海道ではラベンダーの特にLavandula angustifolia/コモンラベンダーの歴史が濃い地域なので当然コモンの代表品種といいますか、原種っぽいのを見本品種として植えていきます。

というのもトルー/Trueという品種名?のような愛称が付いている園芸品種?になります。どうやらフランスの高地に生える原種コモンにかなり近い品種らしいのです。

どっから持ってくるかというと、すでにうちに4株おるのですよ。
21年時点で2年目と1年目3株分を当時としては新しいブロック花壇方式で植えていました。

で2年ぶりにまたお引越しです。

"トルー"を別花壇からここへ移植

はい、このようにコモン原種っぽいのがここへやってきました。
わがラベンダー園のラベンダーツアーはこの品種から始まります(笑)

そしてこの次となり列にはラバンジンの片親でもあるヒロハラベンダー(L.latifolia)と行きたいところですが…

実はおもしろい所縁の深い品種を用意してるんですよっ。

新系統種「チャヤトリアエ・ラベンダー」を定植!!

通称ウーリー(羊毛)ラベンダーとコモン(狭葉)とのハイブリッドであるチャヤトリアエ・ラベンダー

コモン花壇の次に持ってきたのが、この'Sawyers'ラベンダー(L.x "chaytoriae")です。
ラバンジン(コモンとヒロハ)の他に、このコモンとウーリーのハイブリッドであるチャヤトリアエというハイブリッドラベンダーも存在してました。

葉っぱのモコモコ感が際立つ品種チャヤトリアエ・シルバーサンド(2021)

どうやらソーヤーズというのは品種名であるそうで、「ラバンジン」にあたる種名の部分はchaytoriae/チャヤトリアエになるようです。
なので学名はL.x chaytoriaeになります。
他の"園芸品種"にはシルバーサンドなどがあるみたいですね。

自然界ではコモン(L.angustifolia)とウーリー(L.lanata)は生息域が違うので生まれないのですが、英国キュー植物園のドロシー・チャイター(Dorothy Chaytor)氏が同じ高山性ラベンダーなので交配できるんじゃね?ということで生み出したようです。(1930年代)
片方ウーリーの詳しい説明はラベンダー図鑑にて解説しておきますね。

で、こうして定植完了。お隣にもなにやら誰かいますね。

アキレアのテラコッタです。空きスペースに避難させました。

ついに花穂を立ち上げ始めていたので成長の進んでいる苗から先に広い場所へ逃がしました。オレンジ色の花冠となるようです、珍しく。。。

メモ(笑) 次なるタスク

・ボゴング&謎ラバンジンの3株をどこかへどかす
・白アキレアをボウル鉢へ移す
・花壇組み直す
・花壇…

若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。