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新しい規格の花壇を構える①

見てくださいな。新しい花壇を設けよう!とは思っても、新設場所が不足している我がラベンダー園。

いくつかの記事でチラッと愚痴こぼしてたりするんですが、ラベンダーの生態をよく知らなかった頃作った花壇の規格が現行の栽培法に合っていないという現状なんですよ。(下の記事後半で3年目の気付き,反省がみられます)

3年前"花壇づくり"に手を動かし肉体作業を楽しんでいる自分と向き合うとすれば、まさかラベンダーこんなに大きくなるとは思っていなかった!のコメントに尽きます。。。笑


■あらゆる植栽方法の検証結果

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ラベンダーに携わった3年で、それぞれ見込みをもって実施された植え方が集合している景観です。

①木枠2列植え花壇
苗床としての役割が強いが用土のおかげか想像以上に大きく育つ。
全て木製のため焼き入れや腐れが起きると組み直しなどメンテの手間。
②8号鉢植え
地面から完全に出ているので水落ち(排水性)が特に強く、強烈な日差しがしばらく続くと黒いので温度が上昇して根っこに悪影響。
③ハーフ地植え
鉢植えの本来の運用方法で、地面と等頂にすることで水分を逃さない設計。
ちゃんと育つが地面を株の数だけ掘る手間がかかる。
④ブロック花壇
規格形成されたコンクリート花壇ブロックを組み合わせた花壇。内径が広いので大型品種のラバンジンに使い、よく育ってくれている。
値は張るけど木枠花壇と違って腐らずノーメンテで、造成時間も短く楽!
⑤英国品種の環境試験のための疎水性花壇
水が落ちすぎて苗が大きく育つことができなかった。
むしろ枯死させないための水やりの手間が増えた、失敗例。
⑥テラコッタ鉢植え
なぜかラベンダーは育たない。失敗例。
用土も色々試したけどなぜだかわからない。水が落ちやすいから…?

などいろいろ検証してきました。

まともに育つという観点で言えば、唯一2列植え花壇のみが健全に育っている形です。
しかし用土配合を一気に変えた(黒土を使用しない)4号5号花壇では大きく育った3号濃紫と同じ早咲き系統でもさほど元気に育つことがなくなり、観察を続けるごとに「やはり湿潤環境が重要なんじゃ…?」と思わされるような結果に。

ラベンダー栽培2年目より芽生えた「ラベンダーは乾燥土壌で育てるもの」という浅学が生み出した謎のポリシーのせいで、21年この夏株を枯死させることはなくとも1シーズン分の遅れを取ってしまう事態になりましたorz ((アリャリャ…

10年に1度の大雪の次は100年に1度の干ばつとか言われちゃう中でラベンダーを枯らさなかったことだけは流石か、とも。。。

なので、意外と北海道で育つラベンダーって「思いのほか水条件が生育に大いに関わってくるんじゃね?」という考察がなされるまでに。

水不足で枯れそうは見たことあるけど、曇りと雨続きで枯れそうは見たことがありません。これ大きいと思います!


■この花壇規格に賭けてみる

ブロックエッジ価格

"賭けてみる"という表現も大げさですが、今のところベストかと思われる方法がこれでした!花壇ブロックを使った花壇をつくること。

大きなメリットがあって、
①木材ではなくコンクリート製なので腐らず、雪の重みで変形もしないので恒久的な使用が可能!
②規格化されていて株数に合わせて任意の形状で組めること!
③ある程度の厚みがあるので保水性があり、酷暑でも根っこにダメージを受けない!
④穴を掘る必要がなく置いて設置するだけなので造成作業が楽!その逆片付けも楽!

など価格に対してのメリットがかなり大きいです!
ブロックの高さは20cmで、木枠花壇と同様の排水性を持っているともいえます!
とまぁ、ラベンダー栽培に投じた費用を無駄にしない/分解回収がカンタンであることも採用の大きな理由です!
読者さんのご支援を無駄にはせんという意気込み((笑


■水不足で枯れかけのラベンダーから優先移植!

新たな花壇の設置場所は、大きく育つ見込みのない英国品種花壇と入れ替え設置することにしました!
すでに設置されているブロック花壇の隣であることや、空いている場所がここしかないんですよねw

以降、新たに造成する花壇は置くだけで楽に造成できるブロック花壇になるので、英国品種6株は秋の休眠シーズンまで鉢植えに仮植えしました!

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新規花壇の優先入居者は鉢植えx排水性用土おかげでまったく花を咲かせることができなかった矮性のホワイトラベンダー!!(上写真)
彼らは3年目株なので樹勢が回復すれば、来年それなりに花の収量が期待できるからですな。(育てるべき品種の選定からは外れちゃってますが…)

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花壇撤去作業。ひとまずあまり大きく育っていない英国品種6株を鉢植えに移し、花壇の用土を回収する作業です。
かけた費用を無駄にしない努力、その1がこの作業!

回収の過程で鉢底石と用土が混ざっちゃいますが、鉢底のメッシュで土をふるいにかけ、再度仕分けします。(これ我ながら頭良いと思った♪)
再利用のしやすさまでもを考えた土壌構成をとっているのがミソ!

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回収完了!(雨降られて作業がスムーズに進んだとは言えませんが…)
花壇はスポッと抜けるので、別場所に移し分解保管します。
最適な用土が判明すればまた花壇として使えるのでね!

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花壇を撤去し、花壇ブロックを並べて見たところで問題発生。
跡地にそのまま設置すると用地ロスが生まれることが判明。。。
極力無駄を省きたいエフゲニーマエダ的には由々しき事態。いやーーー困った!笑

これを解決するために1日要するのでした…


つづく。。。

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若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。