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第7回 色眼鏡でみる

「新潟の冬は晴れ間が少ないから覚悟して」と言われて来ましたが、いざ住んでみると、曇天(グレー)の美しさに魅了される毎日です。色彩、濃淡、明暗、光の具合、輪郭の変化なども豊か過ぎてウットリします(下の写真は越後赤塚から眺めた角田山と弥彦山と空を舞うコハクチョウ)。

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下の写真のようにモノクロにすると、光の射し込む様子が鮮明になっておもしろいですですね(旧第四銀行住吉町支店)。

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柔らかい光と水面と遠くの雲海も美しい(下の写真は大河津分水)。

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モノクロで見る優しい光も幻想的です(下の写真は弥彦神社)。

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眩し過ぎて直視できない時はサングラスが必要(下の写真は福島潟周辺)。

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フィルターを変えると、濃淡の迫力が逆転してみえる場合もあります(佐潟の遊歩道)。

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下の写真はカラーのオリジナル設定ですが、モノクロみたいですよね。

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「色眼鏡でみる」は、人や物事を偏見や先入観で決めつける、というネガティブな意味で使われる慣用句です。

でも、色眼鏡やフィルターのお陰で見えてくるもの、気づくことも多いです。雪の光景なんて、サングラスがないと直視できないですし。オリジナル設定というフィルターとか、フィルターを外したと思い込んでいるフィルターとか、客観的だと思っている状態だって、たぶん常に何らかの「色眼鏡(フィルター)」を纏っています。

意識していろんな色眼鏡を試着し、違った角度や視点から観察したり想像したりしていきたいです。

※タイトル写真のチューリップは新潟県の花です(信濃川やすらぎ堤)。

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