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🐛アオムシも簡単にはアゲハ蝶になれない - 寄生蜂、恐るべし -

何故こんな話を書き始めたのか…タイトル通り寄生蜂の存在を知ったからなのですが、書き進めていくうちに、「何故こんな話を書き始めたのか」って言葉が何度も頭の中を駆け巡るのです。
画像も気持ち悪い方はおられるでしょうし、記事としてアップするのを日々躊躇していたのですが、日が経つにつれ内容を書き足してしまい、せっかくなのでエイヤッ!とアップした次第です。

レモンとシークワーサー

南に面する陽当たりの良い駐車場の片隅で、レモンとシークワーサーを育てています。
シークワーサーは昨年元気が無かったのですが、鉢をプラスチック製から不織布タイプに替えると途端に元気になりました。根も息をしているのだなぁと納得。

現在のレモン。
昨年の収穫は悲しいかな0個。今年は期待値が上がっています。
数ヶ月間あけて2度花が咲いた結果、実のサイズが違います。大きな実と、その左に複数のふくらみかけた実。

現在のシークワーサー。
昨年はわずか5個の収穫でしたが、今年はその10倍ぐらいとれそうです。

アゲハ蝶

喜んで育てるも、梅雨入りまでは毎日アゲハ蝶が飛んできてタマゴを葉に産み付けていきます。
多い時で日に20個、少ない時で日に5個程度です。

動画は昨年撮影したものです。鉢の置いている場所が、今とは数メートル違います。

葉の表面に付いたタマゴは見つけやすいのですが、裏に産み付けられますと中々見つけることができません。

葉の裏側

日々、タマゴや幼虫を処分していると可愛そうになってきて、3匹はアゲハ蝶にしてやろうと見逃していました。

すると、どんどん成長して、、、

画像の中に1匹アオムシがいますが、見たくない方はレモンの実だけをサラッと見て、次の行へ進んで下さい。

3匹の尋常じゃないフンの掃除を、毎朝。
もとが柑橘系の葉と思えば、汚くは感じません。

しかし、昼間はフンが落ちていないので、夜に活動しているようです。

青虫のフン

フン掃除に使っている、お気に入り「シャルテンのちりとり」です。

あまりにも無防備なアオムシ

ある日、アオムシのお尻にずーっと小さな蜂が止まっているのを見つけました。お尻を振って振り落とすことすら出来ず、いや、お尻にくっついているのすらわかっていないのでしょう。

見出し画像も同じですが、リアルすぎると気色悪いのでアプリで加工した画像にしています。

ここからが本題(たぶん)。

調べると、寄生蜂の一種、アオムシコバチでした。
サナギになった時に卵を100個以上産み付けるそうです。

うちのアオムシには毎日の様にくっついていますので、成長を常に狙っているようです。

しかし、農家にとってアオムシコバチは益虫なのです。
でも、出荷時に野菜と一緒に紛れ込んだりもするので、益虫でありながら厄介な存在だそうです。

結局、3匹のアオムシ全てに寄生蜂がくっついていますので、サナギになれたとしてもアゲハ蝶になることはないでしょう。

実は一昨日、成長を見守っていアオムシが駐車場に転がっていました。サナギになる途中で枝から落ちたようです。
触るとピクピク反応するので、アゲハ蝶になれるよう自宅で保護をしてあげても良かったのですが、、、外でサナギになれるようシェルターっぽいのを作ったところでアオムシコバチに襲われるのはわかっているし、、、それでも処分できず鉢の重しに用に置いている石の上にそーっと置きました。

アオムシ?アオムシコバチ?のどちらを選ぶのではなく、自然のままが一番かと。
そう割り切っても、寄生蜂を知っていたなら成長させずに小さいうちに処分だったなぁと思う自分はいますが。

仮にうちの鉢で数十匹のアオムシが育ったとしても、アオムシコバチに見つからずアゲハ蝶になれるのは難しいかと思います。

自然は厳しいですね、勉強になりました。

秋には熟したシークワーサーで酎ハイを作り、3匹のアオムシ、また、処分した沢山のタマゴや小さなアオムシを献杯🥂で供養したいと思います。

合掌🙏

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