アノエタに行ったら周りが全部日本の方だった!現地で「日本人の襲来」と言われている現象
こんにちは、しえです!いつも見てくださりありがとうございます!
ラ・レアルが5月に日本に来ることが決定しましたね。チケット取りましたか?YASUDAグループがスポンサーに決まった時から、日本に来るんだろうなと思っていましたが、予想より早かった。勝手に夏かと思っていました。
ラ・レアルと日本との関係は時間が経つに連れどんどん強くなっている印象で、スペイン国内では「ラ・レアルが日本のサッカーファンを征服している」、つまり「日本のマーケットはラ・レアルの一人勝ち」だと言われていたりします。
今回は、今年始めに見てきたアノエタの様子とラ・レアル、サン・セバスチャンと日本の関係についてスペインオタク目線で考察していきたいと思います!ぜひ、最後まで。
サン・セバスチャンで起こる「日本人の襲来」
先日、現地新聞でおもしろい記事を見かけました。表題は
「La 'invasión japonesa' cada vez que la Real juega en el Reale Arena
(ラ・レアルがアノエタで試合をする度に起こる、『日本人の襲来』)」
「襲来」とはちょっと良くない言葉に聞こえてしまいますが、中身にまったく悪意はありません。
ただただ「襲来」と呼ぶにふさわしいほど日本人のサポーターの数が多いよ!という内容の記事です。要約すると
という内容が書かれています。ね、どこにも悪意ないでしょ?「日本人が来すぎて嫌だ」なんてことは、ラ・レアルからはもちろん、現地新聞、現地ファンからも1ミリも感じられません。
近年、サン・セバスチャンでもオーバーツーリズム問題が取り上げられていますが、ラ・レアルがやり玉にあげられていることはなさそうです。
今回の日本ツアーに関しても現地ファンはよく思わなかったりするのかと思ったけれど(遠いからとか、選手に負担がとかいう理由で)、否定的な言葉は私が見た限りは皆無。
現地ラ・レアルファンと日本人ファンの関係は、現状かなり良好と言えそうです。
試合開始前のアノエタ周辺は、背番号14!14!14!
スペインサッカー好きの私も、実は今年の始めサン・セバスチャンに試合観戦に行ってきました。
街中は「ここ日本?」と思うほど日本人サポーターの姿が!ラ・レアルのショップでもバルでも、日本の方の姿を見かけない日はありませんでした。
試合当日、アノエタ前で開場を待っていても背番号14、14、14!これは襲来と言われるはずです。でもサン・セバスチャン的にも、ラ・レアル的にもこの今の状況は絶対「おいしい」。
高い特別席のチケットも売れる、グッズも買う、街中の飲食店やスーパーも利用する。サン・セバスチャンのような小さい街にとって、日本人観光客のもたらす経済効果は抜群のはず。あの日本人の数で影響がない訳がない。
アペリバイ会長は来日した際、U-NEXTのインタビューで「ラ・レアルのことだけでなくサン・セバスチャンの街全体をより良くすることが目標」とも話されていました。
ラ・レアルは街の誇りであると同時に、サン・セバスチャンに日本人を呼び込む重要な役割を果たしている存在であることは間違いありません。
席に行ったら隣も後ろも日本人サポーターだった
スペインオタクの私も日本人の波の一部となり、アノエタへ襲来。
私と友人はどうせ行くなら一番前の席!とTRIBUNA PRINCIPAL 20という席を購入しました。チケットは自力でホームページから購入したので(私は寝てて友人が取ってくれたんですが・・方法は近いうちに記事にしますね)、席も選べました。
いざ開場し席へ行ってみると、隣も後ろもぜーんぶ日本人サポーター!!という驚きの状況に。こんなことってある?
ものすごく快適に試合観戦できた
子供連れのご家族、ご夫婦、カップル・・その一角はもう日本でした。持たれているチケットの種類が私達とは違っていたので、現地ツアーに参加している方だったのかも。
周りが全部日本人サポーターだったのでお互い写真撮影をしたり、コートを席に置いても平気、ものすごく観戦しやすかったです。
席をちょっと離れる時も「荷物見ておくよー」なんて声をかけてくださって、とてもありがたかったです。通常、スペインのこんな人の多い場所で自分の荷物から離れるなんてあり得ないですから。
あ、私がマドリードでドロボウに遭った時のお話はこちらからぜひ↓
周りが日本人サポーターばかりの状態より現地の方に混ざって観戦をしたい方は、同じTRIBUNA PRINCIPAL 20でももうちょっと上の席を購入すると良さそうです。
またはAitor Zabaleta席かな。ただAitor Zabaleta席は人気席。現地サポーターで埋まるのでチケットが取りにくいのが難点です。次はここを狙って行きたい!
日本人の「襲来」は確かに存在した
ということで、現地新聞が記事にしている通り、サン・セバスチャンへの日本人の襲来は確かに存在していました。誇張でもなんでもなく、本当に。
試合が終わった次の日には、試合の前日や当日ほど日本人旅行客の姿は見かけなくなりました。その後、ビトリア/ガステイスへ足を伸ばしましたが、そこではまったく見かけませんでした。
今やバルセロナやマドリードと並んで人気都市となったサン・セバスチャン。なんだったら今一番日本人旅行客の多いスペインの都市かも。
これからも日本人の襲来は続くと思いますが、多くのスペインの方が日本人に対して持つイメージ
educado(礼儀正しく)
respetuoso(丁寧で)
honesto(誠実)
を裏切ることのないように、でも現地サポーターに負けない気持ちで応援して行きたいものです。またすぐ行くよ、アノエタ!
私のnoteではスペインでのお話や経験談と合わせて、このように現地新聞やラジオの要約、現地のコメントやLaligaに関する注目ニュースなどを発信して行きます!
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