「学ぶ」と「楽しむ」のバランス
以前までの記事では、まずなりたい自分や何が弾きたいか、など実際の演奏に取り組む前のことなどの話がメインでした。
それらが決まれば、さぁいざピアノに座って音を鳴らしましょう!
と、いうことなのですが、その前にまず勉強しなければならないことがまだあります。
鍵盤の音を把握する、コードとはそもそも何なのか、Keyやスケール、ダイアトニックコードなど。
Sidewaysでは、まずこの辺りまでを先に座学的に学ぶ、ということをしてもらいます。
ここに異議、反論を持つ講師が多い事も承知です。
当然、鍵盤も用いながら、時には弾いてもらいながらですが、初めて耳にすることは時間が空けばすぐ忘れますし、学んでる最中もそこまでリアリティを持って理解は出来ない方がほとんどです。
しかし、まずはそれらを教材とし、その手作りの教材と、自分の好きな楽曲と、Sidewaysのレッスン内容の三つを照らし合わせながら、練習を進めていくのです。
自分の好きな曲を楽しみながら、しかし今自分は教材のここをこういう風にやっているのだ、と実感していくことが重要です。
その後はどんどん好きな曲をコピーし、アドリブにも挑戦したりして、気の赴くまま、とことん楽しんで、教材にはないことまでトライして、自分なりに楽しめばいいのです。
習ってないけどこんなことしていいのか、などと恐れる必要は全くありません。自由です。
この今の時代には理論書など腐るほどあります。ネットにも散々書き散らされています。
PCを開けば、すぐに答えは手に入る時代なのです。(何が正しい答えなのかの精査は必要。)
しかし、それらを使えば良い音楽を出来るということは、当然イコールではありません。
それらをいかに活用し、いかに自分の心を満たし、納得するような音楽が出来るか、そしていかに人の心に届くような演奏が出来るか、という教材だけは、世界中どこにもないのです。
これからも一生出版されることはないでしょう。あなたが見つけるしかありません。
学ぶことは大切ですが、危険なのは、学んでいる状態に安心しきってしまい、音を楽しむことを忘れ、より良き自分の音楽とは何なのかを追求しなくなってしまうことです。
このバランスの取り方を教えていくのも講師の使命であるとも、最近私はよく考えています。
エアギターを汗びっしょりでかき鳴らしていたあの頃が一番楽しく、本当のギターを持った途端にその笑顔と情熱を失ってはならず、しっかり実力も備えながら、またその頃にはなかった楽しみをどんどん発掘していくことがとても大切なことだと思います。
上達するためにどのルートが良いかは、生徒によっても分かれますし、講師によっても当然意見が割れるでしょう。
Sidewaysでは、以上のような価値基準の下、「学び」と「楽しさ」のバランスを現在進行形で追求しています。
ぜひあなたの情熱の正しい使い方を、Sidewaysで一緒に模索してみませんか。
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