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私と就活#1

ご挨拶

こんにちは、秒針です。
今回はTwitterの方にリクエストがあった、私の就活についてのnoteを書いていこうと思います。

先に申し上げておきますと、私は私立文系学生として都内に通う大学生です(執筆時)。それでも参考になるかもしれない、と考えた方は以下の文章にお進みください。

書き方はいろいろ考えたのですが、シンプルに時系列に沿って書き綴ることにしました。驚く方もいるかもしれませんが、私が就活を強く意識し始めたのは大学3年になった春です。時は2020年の4月にまで遡ります。

それでは、どうぞお付き合い下さい。

2020.4

大学入学以降、私には常にある種の不安がありました。

本当に、就職できるのか?

ありがちな悩みですが、私は不安が拭い切れませんでした。なぜなら私には何もないと思っていたからです。金銭力も、自信も、長所も、特殊な経験も。

そして私が所属しているのは文学部。バイト先の同期には「文学部なんて就職先なくない?」と嘲笑を受け、「法学部の方が潰しがきく」と散々馬鹿にされてきました(その人はとある大学の法学部生でした、学問と就活をそんな風に結びつけて考えるなと言ってやりたいところですが今は置いておきましょう)。

さらに私は諸事情で実家を出たくて出たくてたまりませんでした。
甘ちゃんと言われるかもしれませんが東京が好きなので都内での就職を希望していました。そのためには就職は必須条件です。

更にもともと暗くて後ろ向き、超がつくほど慎重で内向的な私は「就活のために何かしなくちゃ」と思っても全く行動に移せずにいました。

今振り返ってみればサークルでの華々しい活躍やボランティアのような目立つ経歴でなくても、何かにチャレンジしておくことが肝心だったと思います。

というかそもそも、「就活のため」を念頭に置いて自分の興味のないことをわざわざやる必要はないのです。そのあたりの事は、記事のまとめの部分で詳しく書けたらと思っております。

しかし自分には何もない。将来の夢や目標もない。ならせめて早くから就活を始めなくては、と急いていた私は春休みのうちに検索してしまったのです。

Twitterで、「22卒」と。

そこには、恐ろしい世界が広がっていました。

「めちゃくちゃ出遅れていますが22卒男です!よろしくお願いします!」「22卒女です!いろんな人と意見交換・情報共有できたらいいなと思っています」「なるべく多くの人から学ばせていただこうと思います。ぜひ繋がってください!」

確かこのようなツイートが散見されました。というか就活界隈はいつもこんな感じです。

プロフィールの欄には早慶、MARCH、日東駒専などの文字が踊ります。みんなが「ガクチカ」「自己PR」「サマーインターン」などの単語を用いつつ就職活動について熱弁しています。

そのなかで「意見交換」「情報共有」というのは友達の少ない私にとって最も恐ろしいものたちでした。

私もやらなきゃおいていかれる。武器が少ないんだから、もう一刻の猶予もない。

そう思って、私は速攻で就活アカウントを作成しました。先に申しあげておきますと、これが私の就職活動における致命的なミスでした。

(誰かのお役に立てるかわかりませんが、ここで私の当時の自己分析ノートでも載せておきますね、自分史の振り返りやモチベーショングラフなどです。お手本にはならないと思います。)

2020.5

5月と言えばGWですね。しかし言うまでもなく、私の大学3年の頃には既に某ウイルスが蔓延していたのでステイホームな5日間でした。

インドア派を地で行く私は無論、家に籠ってTwitterを見ます。

「選考直結!22卒生におすすめのインターン特集!」「失敗しないための自己分析のやり方とは?!」「インターン準備に必要なこと、インターン後に必要なこと」「プレエントリーは30社~!志望していなくてもエントリー!」「情報解禁までの理想の8段階」etc...

情報の海です。
さまざまな投稿を読み漁りました。おすすめされていた就活関係のアプリは周囲に差をつけたい、不安を打ち消したいという焦燥感でいっぱいになりながらインストールしまくり、就活生用マッチングアプリ、時事ニュースアプリ、就活ナビサイトと、一気に私のスマホのホーム画面は賑やかになりました
(皆さんは真似しないでくださいね。必要かどうかをきちんと見極めましょう)。

そして、就活界隈のとあるアカウントがこんなことを呟いているのを見かけました。

5月末までにサマー用ガクチカを用意、OB訪問、想定ESなどの対策を練る。

愚かな私は、こうした声の大きいだけの22卒向けアカウントの言うことを鵜呑みにしていってしまったのです。

まずは「ガクチカ とは」で検索します。400字程度のものを作るとよいと出てきました。私は早速、他の人の見様見真似でガクチカっぽい文章をサクサク作り上げました。

ここで私の就活アカウントについてですが、「#22卒と繋がりたい」をつけて軽く自己紹介ツイートをしたらあっという間にフォロワーが増えました。その中に自分と同じ大学の21卒の方のアカウントや、ガクチカ添削をしているアカウントがありました。
その方々に、私の書きたてのガクチカを送り添削していただいたりもしていたのです。

その甲斐あって、私の400字ガクチカは3年生の5月中に固まりました。

早いと思いましたか?就活を終えた今日でも、ガクチカを作る時期の正解は分かりません。3年のうちに考えておいたほうがいいとは感じましたが、今ではそこまで(5月に仕上げるほど)焦る必要はなかったんじゃないかと思います。

それから、就活生向けのマッチングアプリについて。

「就活生におすすめのアプリ〇選」のような文言で紹介されていた、とあるマッチングアプリがありました。今でも運用されていると思います。

私はこのマッチングアプリを使い倒して社会人の方や21卒の方とのオンライン面談を重ねていきました。

目的は何か?そう、自己分析です。

就活は自己分析から始まる。自己分析に終わりはない。

就活中によく目にしたフレーズです。

サークル・部活経験なし、これといって面白い資格なし(英検だけ持ってました)、TOEICスコアなし、留学経験なし、ボランティア経験なしのバイト漬け大学生だった私は自己分析に困りました。

「なぜそのような行動に移したか?の掘り下げポイントという観点において、高校生くらいまでしかネタがないのです。

それにも拘らず、マッチングした面談相手の方々は親身に話を聞いてくださいました。有り難かったです。

それから、とにかく就活に自信のなかった私は、このマッチングアプリにより人と話すことで不安を解消していた面もあったんだと思います。

「自己分析お手伝いします!」「22卒の皆さん、一度オンラインでお話しませんか?」といった文が飛び交う中で、私は安心してお話しできそうな条件の方を選んでは面談の申し込みを片っ端から実行していました。そんな5月。忙しかったです。

そうそう、SPIの参考書をゲットしたのもこの時期でしたね。私は自覚のあるアホで、しかもせっかちなので、有名なSPIの青い表紙の本を5月中に解きはじめます。有料の勉強アプリもインストールしていました。

そんなこんなでGWもあっという間に終わって、下旬には春休みが延びていた大学も再開し、例のあいつの時期になります。

2020.6

俗に言う情報解禁です。日付が6月1日になる直前の就活界隈の異様な雰囲気は私の語彙では語りつくせません。みんなが緊張と、或いはある種の自信に満ち溢れているようでした。

とりあえず言いたいこととして、6月1日が来ても別に死にません

ただ意識の高い就活生がどんどんサマーインターンを決め始めるだけのこと。就活一等賞でも目指していない限り、何も焦る必要はありません。

ただ、就活アドバイザーたちは口々にこう言います。

「プレエントリーをしろ」。「サマーインターンに参加しろ」。

プレエントリーやらインターン申し込みやらをしないなんて信じられない、当時の私もまんまとそう思わされていました。

今思うと、夏のインターンは必須だったかは怪しいです。

ひとつ言えるのは、ESと面接の練習台にはなるということです。もしもうまくいけばそれ以上に価値を見出せる時間になるでしょう。

ここで“練習”をしておくと、冬のインターンや就活本番で慌てずに済みます。また、誰かに就活の相談をするときに「夏のインターンは○社行きましたが、志望業界が定まりません」「インターンはES段階で全て落とされてしまいました」など明確な就活状況を示す指針になり得ます。

私はと言いますと、確か5社ほど申し込みまして、そのうち2社はESが通過したので録画面接を要請され、そこで落とされました。

つまり選考アリのサマーインターンは0社です。

選考なしのインターンやセミナーを必死で探していましたね。

2020.7

ここは就活生以前に学生ですから、大学の期末試験や期末レポートと闘っていました。私の本業は学業です。疎かにはいたしません。

ただし、SPIは野放しにしておくわけにはいきません。私はノートに何度も何度も問題を解いていきます。ノートはあっという間に2冊目、3冊目に突入していきました。

就活準備生としての3年の夏休みはというと、確か選考なし1dayインターンとセミナーに少し参加した程度です。あとはバイトとSPI勉強に明け暮れる日々でした。

そしてこの頃、就活界隈では「信じられないけど複数daysサマー受かった!がんばる(顔文字)」「サマー○社達成。実りのある時間でした!」のようなツイートがたくさん流れてきます。23卒以降の皆さんもそうなのではないでしょうか。

どうか気に病まないでください。

だんだんわかってくると思いますが、就活のスピード感は本当にその人が見ている業界によりけりなのです。業界によるということは、他の人の人の趣味嗜好・人生設計に拠るところが大きいということです。

どうですか、早くにインターンを勝ち取っている人を見て焦っても意味がないと思えてきませんか。

つまり情報に踊らされたくなければ、就活アカウントは作らない・捨てる・見ないようにするのが最善だと私は思います。
※あくまで個人の意見ですので、それでも就活アカウントを作りたいという方はぜひ頑張ってください。心より応援しております。

ただしTwitterでどんなに競っても無意味ですし、死ぬほどマウントで争っても納得内定は取れません。

2020.8

夏休みが始まりました。予定?オンラインインターンとオンラインセミナーですよ。

1日のうち数時間を捧げ、オンラインで会社説明を受けたり自己分析セミナーをしたりしました。

ちなみにこの頃も志望職種・志望業界がなかったので闇雲に就活(自己分析含む)に取り組んでいました。良くないですね。

ちなみに自己分析は企業がセミナーを開催していることもあるので、“自分ひとりではどうにも出来ないよ”という方はそういったものに応募するのもアリだと思います。

自分と同じように自己分析に悩む22卒と受けるセミナーは適度な緊張感があって個人的には好きでした。私の場合、自己肯定感が低すぎてあまり進歩できなかったのですがね。

あとはひたすらバイトと、SPIの勉強の日々です。

終わりのご挨拶

SPIについても語ろうとしていたのですが、記事がなかなかの長さになってきましたのでそちらは次回に回そうと思います。

ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。よければ続きもお読みください。

それでは、今回はこの辺で。

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