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弾丸東京さんぽ(3)あちこち神社仏閣巡りと国宝展

弾丸東京さんぽシリーズ(シリーズ?)、今回でラストです。前々回・前回はこちら。

(1)と(2)の間&後に、少しだけですが、神社仏閣を巡ってきました。
(1)の朝ごはんを食べ終わってから、(2)のセッションの時間まで、まだ結構ある。せっかく御朱印帳も持って来たし、どこへ行こう……と考えた結果。
ひらめいたのが、浅草でした。とは言っても、雷門のお馴染みの浅草寺、ではありません。
浅草寺よりもう少し先の、奥浅草。

ぶらり奥浅草散歩

待乳山聖天

「まつちやましょうでん」と読みます。お寺です。

正確には「本龍院」と呼びます。浅草駅から、少し北へ向かって10分ほど。仏さまを守る「天部」(お寺の門に立っている仁王さまや、七福神さんなんかがイメージしやすいでしょうか)の一人である「歓喜天」、インド神話でいうところの「ガネーシャ」を祀るお寺です(頭はゾウ・体は人間といった、ちょっとユーモラスな神様ですね)。

入口
大根をお供えすることから、提灯にも大根柄が。
当山は推古天皇の御世、地中から忽然湧き出た霊山で、その時、金龍が天より降って山を廻り守護したと伝えられています。
それより6年後の夏、この地方が大旱魃に見舞われたとき、十一面観世音菩薩が悲愍の眼を開き、大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)の姿となってこの山に降臨されて、 苦しむ民を救いました。これが聖天様が当山に鎮座された起源であるといわれています。
http://www.matsuchiyama.jp/sinkou.html

十一面観音さまが姿を変えて、苦しむ民を救った……不思議なお話ですよね。なお、上記引用に出てくる「金龍」は、浅草寺が「金龍山」と号される由来にもなっているのだとか。
このお寺のご本尊である、十一面観音像。こちらは基本的に非公開の秘仏です。が。

こ、これは……!

何も知らずに訪れたのですが、な、なんと。一年に一度限りの、御開扉(ごかいひ)日。
つまり、十一面観音さまのお顔を拝見できる日だったのです……!!
なんというラッキー。そっと、拝ませていただきました。優しいお顔に、何だかほっとします。
ちなみに、後から見つけたのですが、ウォーキング指南で有名なデューク更家さんも、御開扉に訪れていたそうです!

偶然の仏さまとの出会い。これも、(2)のnoteに書いたような「ご縁」なのかもしれません。

今戸神社

招き猫発祥の地ともいわれる神社です。待乳山聖天からさらに北へ歩いて5分ほど。

こじんまりしている神社。イチョウの黄葉がきれい。

至るところに猫モチーフがいっぱい。猫好きにはたまらないスポットです!

左手を上げる招き猫は、人を招く猫なんだそうです。
今戸神社のご由緒。

日本の神様で初めての夫婦である、イザナギノミコト・イザナミノミコトをお祀りしているだけあり、縁結びで有名な神社でもあります。わたしもあらゆる面で良き出会いに恵まれるよう、祈願してきました。
そして「偶然出会えたらラッキー」と噂の、白猫のナミちゃんに出会えました!(ただしねんね中)


陽だまりに照らされて、毛がふわふわ!
おみくじは小吉でした……。

ナミちゃんの名前は、イザナミノミコトから来ているとのこと。女の子なんでしょうか。いつ現れるかわからない、気まぐれにゃんこ。有名な猫ちゃんということは後から知りました。
それにしても、気持ち良さそうに寝ていて、こちらもほっこり温かい気持ちになりました。

また、この地は幕末の新選組一番隊隊長・沖田総司が亡くなった地とも伝えられています。

結核だったんだっけ……。


ちょっと駆け足・原宿

明治神宮

こちらは(2)のセッション後に訪ねました。いくつか勧められた神社のうち、どこに行こうか迷って、こちらへ。
関東に住んでいた頃、数回行ったことがありました。

鳥居、でっかい。
緑と紅葉で心洗われる感じ。
どこに行っても、人、人、人。
本殿前。
紅葉がひときわ美しい。

東京国立博物館へ行く時間が迫っており、ゆっくり散策することはできませんでしたが、日頃の感謝の気持ちは伝えられたかな、と思います。いつ行っても大きくて、広くて、桁はずれな神社だな、という印象です。
なんというか、懐の広い神社、という感じがします。

上野・東京国立博物館

創立150周年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」

12月18日までの会期なので、もう間もなく終了です……なんてことだ……。
(2)のセッションに合わせて上京するし、これが最後のチャンスかも……と思い、申込日を見たら、たまたま休み!(入館には事前予約が必要です)
通院日でもあった申込日は、申込開始時刻と同時に、予約サイトへアクセス。何度もエラーになりながら、なんとか申込ができました!
土日祝日は、それこそ瞬殺だったと思います……平日休みやすい仕事で良かった。

堂々たる看板たるや。
もう夕暮れ時みたいな感じですが、16時前です。夕方か。
展示観終わった頃には、閉館時刻。ライトアップもきれい!

どれもこれも、良い展示ばかりでした……!
所蔵する国宝すべてを1か所に集めるって、すごいこと。会期ごとの展示入れ替えにより、一部観ることがかなわなかった国宝もありますが、大満足です。

一番の目的であった、刀剣。

↑一番の目的であった、大包平(おおかねひら)。「刀剣の横綱」と称されるにふさわしい、大きさと美しさを兼ね備えていました。
だから、声がでかくて立ち居振る舞いが堂々としているキャラなんだな……。
他にも、仏像美術や、考古学分野の国宝(埴輪や銅鏡など)、日本画、書など、美しいものばかりで、目が潤いました……。まさに、国宝の祭りでした。

日帰り、大充実でした!

夜行バスで乗りつけ、駆け足で巡った一日弾丸旅ではありましたが、久しぶりに羽を伸ばし、大充実の一日を過ごすことができました。2月に有給休暇2日間を入れているので、今度はどこへ行こうか、画策中。
縁があると言われた伊勢もいいし、お守りを返しつつ新しいものをいただきに、京都もあり。
こういった楽しみがあるから、毎日頑張れるなぁ、と噛み締めたのでした!


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