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井上さんマガジン11月/展覧会の様子、時計の時間と自然の時間

こんにちは😃
札幌はまだ雪がチラホラ、でも積もってはいません。
結局、12月1月2月、が冬本番って感じなのかな。
ドカ雪が来ないで欲しいと願う、今日この頃です。

井上さんのアトリエで、11月の東京での展覧会の写真を見せて頂きました。

11月の展覧会情報の記事⇩


写真を写真に撮ってますます。
井上さんはネットをしないのでギャラリーの方が写真を現像して送ってきてくれたそう


写真を現像しなくなるましたね。結局現像しないと見ないんですよねー。現像するのほんとは、いいのかもしれませんね!

梁の感じと白い壁が素敵な空間ですね。
ギャラリーミヤシタを少し思い出しました。


そして札幌のアトリエでは、またまた、制作過程中の作品達。

中心の白の部分が点々と浮き出て見えるのですが、画面はフラットです。何層にも重なって沈んで見える影がそうさせるのか?不思議


削る前
削った後(別の作品ですが、)

時間をかけて何度も何度も手をかけ、手間をかけ、出来上がる井上さんの作品。2年以上完成までかかることもよくあります。

車の中でよく聞く、料理家の土井善晴さんのポットキャストで
「時計の時間と自然の時間」は違うという話しがありました。
その中で私達は時計の時間にコントロールされがちだが、本来、「時計の時間」と「自然の時間」は違うのだというお話しでした。

自然には、季節のその時その時の時間があり、その年々で少し違ったりして、決して「時計の時間」のように決まった時間ではない。
芋が煮えるには、芋の時間(芋の時間、ってなんだか、かわいいですよね、(笑))に合わせなくては、美味しく煮えない。忙しい日々に追われ、自分の時間に合わせて芋をにると、かえって芋が溶けたりして、おいしくできなかったりすることも。
本来、私達人間の身体も自然なのだから、自然の時間に合わせると日々の見え方が変わってくる。
そんなお話で大変面白かったのです。⇩(※土井善晴とクリス智子が料理を哲学するポットキャスト、お薦めです。⇩)

それで、ふと、
「自然の時間」を井上さんは体現しているのかもしれない。と思ったのです。
それはいつも井上さんが言う「頭じゃなくて、身体に趣きを置いて、仕事をする」に通じてるのでは・・・・・と。

人間の都合に合わせるのではなく、自然に合わせる。

それは、自分→「私」(井上さん)を、を主体のするのではなく、作品の進み具合を(発生と変遷)をみながら、その作品がどう成長するのか、「作品」を主体にする。

「私」が考えた作品ではなく、自然を再現する。
それどころか、なるべく「私」が無くなっていく、、、、「私」が自然に溶け合っていくような、、それに近い感覚・・・。
「考える」じゃなく「感じる」とはそういうことなのかもしれない。
だから、井上さんは、なるべく頭ではなく、自然に近い身体に赴きを置いて仕事をする。

 ポットキャストで、土井さんが、
「時」と「溶ける」は同じ語源から来ている。という話しも、重なるな~と思ったのでした。
そういえば、井上さんも料理上手でした!!!!

(「頭じゃなくて、身体に趣きを置いて、仕事をする」について書いた過去の記事です。こちらから⇩💁)

(発生と変遷についての記事はこちら⇩)

2年前から始めた、井上さんマガジン。
井上さんの話す内容を、私だけじゃなく、もっと多くの人達に聞いて欲しい!それも、このマガジンを始めた訳でもありました。
その時より私自身、少しは、理解が深まっているかしら、、、もっとちゃんの伝えなくてはと思った2024年の11月でした。。。。
エッセイとして書くといいのかな???
これってもしかしてエッセイか???どうなんでしょうか???

つづく

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