歪 稚拙(シュタ)

劣等感を紡ぐ言葉さえ借り物である

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幸福から逃げるな ~水樹奈々の結婚~

2020年7月7日、人生で最も推している歌手で声優の水樹奈々が本人のブログにて結婚発表を行った。 昨今、声優はファンやメディアからアイドル的な扱いをされることもあった。しかし、水樹奈々は40才という年齢もあり、ファンの間では「奈々さんはいつ結婚するのだろう」などと余計な心配をする声もあった。そんな中での結婚発表、ファンが喜ばないはずはない。水樹奈々ファンを多くフォローしている私のTwitterのタイムラインはハイテンションな祝福の言葉で溢れていた。 しかし、私は水樹奈々の

    • 2024-03:「思」まとめ

      3月にした思案、思想っぽいもの2つを纏めています。 それでは、行ってみヨーカドー 森博嗣がある小説の中で「靴下を全て同じものを買っておけば、洗濯後にペアにする必要が無いし、どちらか穴が空いても、もう片方はまだ使える」ということを書いていた。 めちゃくちゃ効率的で良いと思ったので、実際に黒の無地の靴下を大量に買い、同じことをしている。しかし、偶に、所謂オシャレってやつをしたくなることがある。そういう時に、黒の無地の靴下しか無いというのは味気ない。 そこで、リバーシブルの靴

      • 「そうでないもの」を持つ準備(2024年目標)

        明けました。明けてから随分と経ったかもしれません。 相変わらず誕生日を非公開にしているので(そういうアホみたいな拘りがガキっぽいことは自覚している)、「◯月◯日で何歳になりました」みたいな報告はしてないんだけど、2024年中に30歳になることを報告しておく。 「30歳!節目の歳!大人になろう!」などと俺は一ミリも思わない。30という数字がキリが良いように感じるのは、我々人間が普段は10進数を使っているからにすぎない。2進数であれば11110だし、16進数であれば1Eであり

        • バレンタインを廃止しろ

          バレンタインを廃止すべきである。アレは実に、愚かな風習だ。人間は愚かなので愚かな風習も続く、そう言われればそれまでだが、しかし、それにしても愚かすぎる。 バレンタインを否定すると、「自分がチョコレイトを貰えないからって、卑屈になるんじゃあない」などと言われる。黙れ。俺は、チョコレイトが貰えないからバレンタインを廃止しろ、と言いたいのではない。チョコレイトを受け取らなければならないから、バレンタインを廃止しろと言うのだ。(俺がモテるという意味ではない。) また、バレンタイン

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        幸福から逃げるな ~水樹奈々の結婚~

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          ライブリセット2023 〜禁煙を10回やるしかない僕たちへ〜

          ライブに行ってきました。誰の、どんなライブに行ったのかを、ここで語ること敢えてはしませんが、とにかくライブに行きました。大変、大変、良かったです。 演者のパフォーマンスはもちろん、その他の演出を含めたその全てに妥協が無く、「ライブ会場にいる人全員を100%楽しませるぞ」という気持ちが圧倒的に感じられるのです。ライブ会場にいれば、その気持ちをもって、五感を猛烈に刺激され、魅了されるのです。 そんなライブに行くと、毎回のように思うことがあります。それは【明日からちゃんと生きよ

          ライブリセット2023 〜禁煙を10回やるしかない僕たちへ〜

          2月第4週:童貞を卒業した話

          新コロ陽性になった。まあ症状は軽かったので自宅療養だったけど。 肌荒れしやすい体質なので、普段は(メンタルが安定していれば)食事にも気をつけて、バランスの良い食事をするようにしていた。 やよい軒で、本当は「特から揚げ定食」(唐揚げ7個)にしたいときでも我慢して「から揚げ定食」(唐揚げ5個)にしている。そうしてるとき、僕はいつも「唐揚げを好きなだけ食いまくれば僕は満たされるはず。いつか、それをやろう」と心の中で呟いていた。 しかし、新コロ陽性で2週間は外出不可。 例えニキ

          2月第4週:童貞を卒業した話

          2月第1週:人の不幸は……

          頭が痛い。 比喩ではない。 偏頭痛が酷い。 仕事するのがしんどい。 どれくらいしんどいのかというと……なんて説明をしたところで、多分、伝わらない。いや、伝わるには伝わるのかもしれないけど。あくまで、それは、言葉として伝わるのであり、この頭痛を実際に体験して、ツラさを体感できる人はいない。(それはそう) こういう謎の頭痛が頻発するので、これが起こる度に人生のハンデだなって思っちゃう。 他にも人生のハンデだなって思うことは沢山ある。いい感じにならない癖毛とか、髭が似合わな

          2月第1週:人の不幸は……

          怠惰パラドクス 〜2022不変宣言〜

          「誕生日を祝われるのが苦手なので非公開にしているけど、誕生日が来たら歳を取るのは事実であり、どこかのタイミングでその前よりも+1歳を名乗ることになるじゃん。だからさ、年が明けたこのタイミングで、今年中に27歳から28歳になることを表明しておくよ」 「誕生日を教えないってのは前に聞いたけど、なんでそんなことを今更のように表明するの?」 「10代のころは25歳で死ぬつもりだったし、25歳になったときは27歳で死にたいと思っていたから」 「また言ってる。で、今度は何歳に死にた

          怠惰パラドクス 〜2022不変宣言〜

          10月第1週:『盗作』の受け取り方

          誰も、何も言わなかった。 その場にいる誰もが、ただ、ステージ見つめて拍手していた。 その拍手は決して大きなものではなかった。 だが、その拍手が形式的なものではなく、祈るように、この時間が終わることを惜しむように、何かが込められた拍手であることは、その場にいる全員がわかっていた。 「以上を持ちまして、本日の公演は全て終了となります」 無機質なアナウンスが流れ、拍手は鳴り止んだ。 現実に戻った観客達の「感想第一声」で会場はザワザワしだす。多くの人がステージの大型ディスプ

          10月第1週:『盗作』の受け取り方

          9月第3週:「親ガチャ」という言葉の違和感

          ある人(個人的に勝手にめちゃくちゃ信用してる)と話してて「 "親ガチャ" という言葉が嫌い、というかモヤっとする」という話になった。大変同意である。 「親ガチャ」という言葉の言いたいことはわかる。どんな親の元に生まれるかを子供は選べないし、どうすることもできない。つまり運要素しかない問題だ。これを「ガチャ」と流行りモノに乗せて表現するのは、なかなか面白いと思う。 じゃあなぜモヤっとするのか。何が気に入らないのか。しばし、考えてみたもののコレといった解はその場では見つからな

          9月第3週:「親ガチャ」という言葉の違和感

          9月第2週:イケメンになりたい

          日曜日、眉サロン行って眉を良い感じにしてもらって、美容室行って髪を良い感じにしてもらった。 ちょっと前までは、眉は軽く自分で整えるか美容院の眉カットで済ませていた。わざわざ眉専門のサロンに行ったりはしなかった。髪もまあそこそこキチンとしてれば良いかって感じで、あまりこだわりは無かった。けど、ここ最近はまあまあお高い美容室で、そこでしか出来なさそうなオシャレな感じにしてもらっている。 最近はスキンケアにも力を入れるようになった。前まではパッケージがかっこいいとかいう理由でス

          9月第2週:イケメンになりたい

          8月最終週:そうですか。じゃあ、これで夏終わりで

          「最近どうですか?」 「人生以外は全てうまくいってるよ」 「それ面白いと思ってますか?」 「……」 「夏らしいこと、何かしましたか?」 「冷房を無駄に効かせて部屋で毛布に包まって本を読むのは夏らしいことに含まれる?」 「含まれません」 「じゃあしてないね。何も」 「しましょうよ、夏らしいこと。それで、夏、終わらせましょう」 「夏らしいことって?」 「ちょっとは自分で考えたらどうですか?」 「花火とか?」 「花火、良いですね。では8月最後の日曜日で。どう

          8月最終週:そうですか。じゃあ、これで夏終わりで

          8月第4週:人との話し方を忘れたくない

          完全に週記を書くのを忘れていた。 というわけで、だいぶ適当な書き散らし。 最近の東京はデルタ株?でめちゃくちゃ感染者が増えていた。8月下旬からはワクチン二回目を打って二週間経つまでは、人との外食は控えることにしていた。 そして、ワクチン二回目を打ってから二週間、それが今週であった。というわけで、二週間ぶりくらいに人と外食してきたのだけど、まあ喋れない。いや、ご時世的にあまり喋らない方がいいんだけど。とにかく、言葉がでてこないし、会話のテンポの合わせ方も忘れている。 普段

          8月第4週:人との話し方を忘れたくない

          8月第3週:対等な関係

          高校のころの書道の先生が「作品を展示会に出すので良かったら見にきてね」とお誘いしてくれたので、高校の同級生のアフロ丸刈り君(@marugaries)と行ってきた。 高校のころは一応書道の授業は受けていた。けど、展示会に出てるいろんな作品を見ても、凄い上手いのはわかるけど、何がどう凄いのかは何もわからない。そんな我々を察して先生は、この作品は何が凄いのか、どんなところが難しいのか、を説明してくれた。 先生の解説を聞きながら、Twitterでたまたま見たデザイン工学(?)とか

          8月第3週:対等な関係

          8月第2週:人類滅亡計画

          ワクチン2回目を打ってきた。(副反応はだいたい他の人と同程度だったのでその辺見といて) 1回目打ったときの週記noteでも書いたけど、ワクチンに関してのデマで「不妊になる」というものがあった。仮にワクチンでそれが出来るなら人類滅亡計画が現実的になるな?と思ったので、これを元に私が妄想した人類滅亡計画を書いていこうと思う。(つまり、今週もワクチン打った以外、特に面白いことが無かった。夏なのに) 感染力が高く、場合によっては死に至るウィルスをばら撒き恐怖を煽る。その上で不妊に

          8月第2週:人類滅亡計画

          8月第1週:本が読めないときは

          特に何も無い一週間を過ごしてしまった。何も無いといっても普段どおりの日常はあるわけだけど。日曜は歌舞伎町のみんなとフットサル、平日の半分は在宅勤務でもう半分は出社、土曜日もいつも行ってる眉サロンに行った。フットサルはいつもどおり楽しかったし、労働はいつもどおりクソだったし、眉サロンはいつもどおり眉をいい感じにしてくれた。 フットサルで楽しかったことを書こうかとも思ったけど、フットサルという特性上、その場にいた人しかわからない楽しさがほとんどである。仕事でもこれといって面白い

          8月第1週:本が読めないときは