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VARがもたらすのは正しいジャッジだけじゃない


サッカーJ1リーグで今シーズンから再導入されているVAR(ビデオアシスタントレフェリー)

現時点(3/9時点)で第2節まで消化し、早速VARが介入する場面も多く見られ、困惑する人も多かったはずです。

家族みんなでフロサポの我が家ですが、
VARについてのルールはある程度理解をしているものの、特に3/3のC大阪戦の「オフサイドディレイ」についてはまだ困惑している様子でした(笑)。


VARが介入する事象

VARが介入する事象は大きく分けて2つです。
①得点かどうか・PKかどうか・退場かどうか・警告退場の人間違い
②主審が確認できなかった重大な事象

これらの事象について、はっきりとした明白な間違いがあった場合にのみVARが介入し判定を修正します。また、必要な場合は主審にオンフィールドレビュー(OFR)を推めます。(詳しくはこちらを参考に)

余談ですが、
シーズン開幕の前哨戦である『FUJI ZEROX SUPER CUP 2021』のテレビ中継で、日本テレビが「微妙な判定の時にVARが介入する」と繰り返し説明したことで批判が殺到したことは、むしろVARについての正しい理解を深めるためのいい教材になったのではと思っています。

”最小限の干渉で最大の利益を得る”

これがJFA・Jリーグが掲げるVARの哲学です。明確な誤審を防ぎ、正しいジャッジをするために、あくまで主審を補助する形で導入されていることを忘れてはいけません。


VARがもたらすのは正しいジャッジだけではない

これはあくまで僕の意見ですが、
正しいジャッジ意外にも恩恵はあると思っています。

それは、サポーターの目がより肥えるのではないか、ということです。

もちろん今までずっとサッカー見てきた人なら充分目が肥えていることと思います。ですが、最近になってサッカーを見始めた人や”にわかファン”と呼ばれる人たちにとっては、上で書いたようなVARの最低原則は理解しておかないと試合はきっとわけわかめです。

でも理解した時、きっと今まで気にすることのなかった審判員の苦労だったり、なぜその判定になったのかまでの過程がわかるようになったり、ゴールやスタジアムの雰囲気を楽しむのとは別の、ちょっと違った視点でサッカーを楽しめるのではないかなと思っています。

まあこれは僕がそーゆう楽しみ方をしているので、少しでも同じ楽しみ方をしてくれる人が増えたらいいなという願望も入っていますが(笑)。


しかしそのためには、

「オフサイド」というルールがサッカーへの入り口を多少なりとも狭めてしまっているように、「VAR」という制度がそうなってしまわないような努力も必要だと思います。

DAZNで配信されている『Jリーグジャッジリプレイ』は、まさにそのためのコンテンツです。個人的にはとてもわかりやすくて大好きです。

1億総発信時代の今、協会やリーグだけでなく、僕を含めサッカーが好きな人やクラブサポーターも、そうでない人に理解してもらうため発信者としての大事なピースであると感じるのです。

そういったことを考える機会をくれたということもVARがもたらしたものではないかとも思いました。


伝えたいことがうまくまとまっているかわかりませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


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