しゅろ

本やマンガやアニメ、音楽、動画、エピソード等々の紹介や論評、個人的な雑感からちょっとし…

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本やマンガやアニメ、音楽、動画、エピソード等々の紹介や論評、個人的な雑感からちょっとした創作まで、幅広く書いています。

マガジン

  • ひとり読書会

    • 121本

    とある読書会メンバーの共同マガジンです。基本は本に関連した内容でありつつ、ルールは特に設けてないので、各々がそれぞれの目線で雑談など、気楽に投稿しています。

  • 短歌のある日々

    短歌を一首掲げてエッセイを書きます。短歌の内容と関係あったりなかったりします。

  • 書評あるいは読後の雑感

    読んで考えたことのまとめです。

  • エッセイ

    誰の役にも立たない雑文置き場です。

  • 400字エッセイ

    原稿用紙一枚でエッセイを書きます。

最近の記事

GW旅行記1日目〜岩国編〜

日頃オンラインで行っている読書会のメンバー三名で、三泊四日の旅行をすることとなった。せっかくメンバーの共同マガジンもあることだし、リレー形式で記録していくことに。まずは私、しゅろからスタート。あとのメンバーにプレッシャーを与えてはいけないので、簡潔にいきます! 初日は山口県の岩国。こう言っては語弊があるかもしれないが、この読書会メンバーらしく渋い選択である。王道の広島を外してお隣山口県は岩国から。 メンバーの住まいがバラバラなので現地集合にした。流石にこのGW、物凄い人出

    • 好みじゃないけど良かった本~3月読書会レビュー~

      3月12日、毎月恒例のオンライン読書会が開催された。 テーマは「好みじゃないけど良かった本」ということだったが、いつにも増して盛り上がった。 好きじゃない、だけど良い本なのはわかる。この矛盾した感覚がもどかしさを生み、各メンバーを饒舌にさせたのだろう。各メンバー何が気に入らなくて、何が認めざるを得なかったのか。それぞれ書き連ねてみたい。 一人目。 好みでない理由:文系人間で科学に明るくないため 日頃は経済の本を紹介することの多い方。それでも、今のトレンドを抑えるべく

      • 2022年読書会総集編~毎月開催全12回分の記録~

        『ひとり読書会』メンバーのしゅろです。 『ひとり読書会』は毎回オンラインで開催されている読書会ですが、今年は毎月休むことなくきっちり12回分行われました。レギュラーメンバー6名、各々まったく違った業界で働き、まったく違った地域で暮らしておりながら、未だに読書という共通の趣味で集える喜びを毎度かみしめながら参加しております。会の形式は二種類で、各自が紹介したい本を持ち寄って話すのが基本形式ですが、時折共通の本を設定して話し合う形式もやっています。 昨年12月からはこのnot

        • 読書会で短歌の紹介は違ったかもしれない/11月読書会感想

          毎月オンライン読書会に参加している。気が付けばニ年ほど続いており、いい加減持ちネタが尽きてきた。散々迷った挙げ句、私自身がここ数年触れてきた「短歌」について一席ぶった。 テーマが大きすぎて、超スピードでのプレゼンになってしまった。なぜアンソロジーを勧めたのかは説明した(短歌を知るには作品を数多く読むのが大事だと思うから)ものの、なんで現代短歌にしたかとか、どうして今短歌なのかとか、短歌のすごいところ、良い短歌とは何か、おすすめ短歌などなど、全くもって不十分なままに終わった。

        GW旅行記1日目〜岩国編〜

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          22本
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          11本
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          12本

        記事

          オンライン読書会で白熱!『コンビニ人間』に見る現代の普通と異質

          8月28日と9月11日、二回にわたって読書会(オンライン)が行われました。課題図書となったのは村田沙耶香『コンビニ人間』。8月の読書会で取り上げたところ、思いのほか議論が白熱。通常設けている二時間の枠に収りきらず、急遽延長戦を行うことに。同じテーマで二回もやるのは初めてでしたが、二回目もきっちり二時間使い果たすほどの盛り上がりをみせました。 読書会メンバーも手応えを感じているようで、既に三人が今回の『コンビニ人間』(および今回の読書会)に関する記事を上げています。 三人に

          オンライン読書会で白熱!『コンビニ人間』に見る現代の普通と異質

          はやみねかおるの名作『怪盗クイーン』がアニメ化!読書の原点を語る

          今さらながら、はやみねかおるの『怪盗クイーン』がアニメ化していたことを知った。 何を隠そう、はやみねかおるの小説は私にとって読書人生の原点。今でも読書好きだと胸を張って言えるわけではないが、人並みに本を読むようになったのは、紛れもなくはやみねかおるの作品に出会ったからである。 出会いは小学生5年生の頃だったと思う。休み時間は基本的に外で遊ぶことの多かった私だったが、どうしたわけか、本好きで知られたクラスの女の子から一冊の本を借りたのがすべての始まりだった。 衝撃だった。

          はやみねかおるの名作『怪盗クイーン』がアニメ化!読書の原点を語る

          夏の終わり、入院生活総括

          入院からひと月と一週間。いよいよ退院を明日に控え、少しだけそわそわしている。 先月下旬に突如として訪れた悲運な出来事。あの金曜日もフットサルで気持ちよく汗を流して、帰宅したらビールを飲んで、最高の週末を迎えるはずであった。いつも以上に身体が軽く、プレー中も息があがらず、既に1G2A(1ゴール2アシスト)の活躍をしていた(怪我による妄想かもしれない)。それがまさか、ボール保持していたところにタックルをくらって痛みでうずくまるような、テレビでしか見たことがない瞬間が自分の身に起

          夏の終わり、入院生活総括

          療養日記(雑談6)

          足首骨折し入院してから、はや四週間が経とうとしている。経過は順調だが、退院には至っていない。すでにギプスや包帯は取れているので、今月中の退院を目指してリハビリに励む日々である。 入院期間中何に困っているかといえば、スマホの通信量である。普段はWi-Fiを別契約しているため、家にいる間は通信量使い放題だが、現在はスマホの通信量(月5ギガ)が限度である。月が変わる前に契約プランを変更しておくべきだったと、悔やんでも悔やみきれない。動画は控え、最低限のネット閲覧にとどめているもの

          療養日記(雑談6)

          雑談5

          毎週記事をアップしていたのだが、一週間飛ばしてしまった。というのも事情があって、現在絶賛入院中なのである。 この半年ほどでフットサルを始めたのだが、あろうことかプレー中の交錯によって左足首を骨折。長期入院を余儀なくされてしまった。 ちょっとこわい描写をするが、その瞬間は今でも鮮明に思い出せる。本来は曲がらない方向にグイッと入ったので、すぐにこれはまずいことになったと思った。関節が外れたような感覚になっていたので、もしかしたら脱臼で済んだのかとわずかな望みにかけて病院に向か

          サラダ記念日と現代短歌:俵万智を含む10首の紹介

          ちょっと時期は過ぎてしまったが、先日7月6日はサラダ記念日だった。 知らない方のために一応掲げておこう。 作者は俵万智。歌集のタイトルにもなっているから良く知られる。なんでもない日が特別になったという意味で、特に何の日でもない「7月6日」が効いている。 『サラダ記念日』は280万部売り上げているというから、お化けコンテンツである。私も短歌といえば俵万智くらいしか知らなかったし、作品のひとつもわからないレベルだったが、そんな人でも『サラダ記念日』という歌集があるのを知って

          サラダ記念日と現代短歌:俵万智を含む10首の紹介

          エモい夜に

          三連休いかがお過ごしだろうか。 私はというと、高校時代の友人と二人旅に出ている。昼夜美味しいものを食べており、休日明けからは現在絶賛休止中の腹筋・腕立て伏せの回数を増やさねばなるまい。 友人とは日がな一緒にいたというわけではなかったし、大学に上がってからは学部やサークルもまるでバラバラだったし、社会人になってからは数年連絡も取り合わない時期があったのに、今こうして二人で旅をしているのだから本当に不思議な気分だ。 友達を作ると人間強度が下がると名言を吐いたのは『化物語』の

          エモい夜に

          7月読書会後記

          今月も恒例のオンライン読書会が開催された。今回はそれぞれのメンバーによる紹介形式。参加メンバーはレギュラーメンバー6名に加えて、今回初参加の方を合わせた7名で行われた。たまたま6名がレギュラー化しただけで、もともとメンバー流動型の読書会。新メンバーはとても嬉しい。新規参加者は随時募集中です。 例によって読書会の雰囲気を伝えるというよりは、一参加者の頭の中だと思ってお読みください。 一人目。 テクノロジー化、デジタル化に向けた国家的なプロジェクトにも参加していたという筆者

          7月読書会後記

          ヒトカラ

          先日、久しぶりにヒトカラへ。 米津玄師の『M八七』は既に習得した。声域が近いので歌いやすい。声域は近いが、声質が違うので軽く聴こえてしまうのが難点。ここから、よりベストな歌唱を探っていきたいところ。 歌う上での最近のこだわりは、リズムだ。令和の音楽は、とかくデジタルの要素が強い。凝ったリズムや、機械的なアップダウンをいかに人の声で再現するか。一にも二にも、正確なことが求められる。 音楽的にそれが良いかどうかはここでは置いておきたい。昭和歌謡のような、リズムも歌い方も歌い

          ヒトカラ

          倖せのかたち

          最近、週一ペースで寿司を食べている。 スシローが自宅のすぐ近くにあるのが悪い。スマホで注文しておけば、指定した時間にロッカー型の冷蔵庫に入れておいてもらえる。QRコードをかざせばボックスが開くという仕組み。店員にも会わず、寿司が手に入る。満員の店内を眺めつつ、颯爽と帰宅できる快感。癖になってしまった。 日曜日の昼に持ち帰って、昼間からビールとともにやる。これ以上の幸福はないのではないかと思える時間だ。寿司を食べるということだけで、とんでもなく贅沢をしているような気持ちなの

          倖せのかたち

          左利きの話。/渡瀬けん『悲しくも笑える 左利きの人々』

          以前、友人のブログで紹介されていた本。Kindleの読み放題にあったので読んでみた。 何を隠そう、私自身も左利き。書き手だけ右に直した典型的なタイプで、それ以外はすべて左を使う生粋の左利きである。 左利きが感じるほとんどが網羅されていておもしろい。 「台所用品には、ちょっとした角度が付いているものがたくさんある。それは右手で使うときはナイスアイデアかもしれないが、そうすることで左利きにはとても使いにくい品物になることを知っておいてほしい。」とあったが、これは本当にそう。

          左利きの話。/渡瀬けん『悲しくも笑える 左利きの人々』

          雑談4

          夏のボーナスが出たので、何か大きいものを買いたくなった。 去年ボーナスで買ったものはよく覚えている。パナソニックのコーヒーメーカー。 当時意を決して買ったつもりだったのだが、今見たら2万円くらいだった。それなら、なんでもない時期(去年の9月くらい)に買った電子ペーパーの方がよほど高い。 コーヒーメーカーも電子ペーパーも、非常に重宝している。自分が満足しているなら、むしろ価格は高い方が嬉しいかもしれない。高いだけあったな、みたいな。 ちょうど今年は思い当たるものがあった