パミョーン

パミョーンとは擬音語である。

喜怒哀楽全てにおいて網羅する擬音語はパミョーンを除いては存在しない事だろう。

まず、〝喜〟

シチュエーションとして、お年玉をもらった際に金額が1万円だったとする。

『パミョーン』

成立した。確かに喜びの感情は半濁音によって相手に伝わった事だろう。

続いて、〝怒〟

シチュエーションとして、20年来付き合ってきた友人に金を貸したが返すどころか夜逃げにも近い形で疎遠になってしまった時の静かなる怒である。

『パミョーン』

言わずもがな、下唇は思い出と一緒に噛み殺しているのが容易に想像できる。

続いて〝哀〟

シチュエーションとして、愛犬であるパミョーンと20年寄り添い生きてきた上での大往生が昨日、パミョーンのおもちゃをハウスの中から拾い上げた時である。

『パミョーン』

『ハンカチよ、溢れる水滴に味はあるか?』と聞きたくなる。


最後に、シチュエーションを想像して聴いて頂きたい。〝楽〟のパミョーンである。


『パミョーン』


ご想像頂けただろうか?楽しげな姿、身振り手振り。そう、まさにこのコラムを読んでいるあなたの表情が〝パミョーン〟である、、!



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