愛と黄金糖

一年ほど前。
初のフルマラソンに挑戦した。
京都マラソン。


コロナでギリギリのところだったけれど
なんとか開催された。


ハーフは2回ほど走ったことあったけど
フルマラソンは初。未知の世界…。
めちゃんこ不安ではあったけど、それ上回る意気込みもめちゃんこあった。


当日。
あめ。


初フルマラソンの洗礼を受けた、よう。


ずっと降りっぱなしでは無かったけど
激しく降る時間もあり。


厳しいなぁ…。


ありきたりな例え
ちょっとさむいけど
やっぱ人生とかに当てはめてしまう。


わたし自身
人生の分岐点的な時で
新しくスタートしたところだった。


だから尚更
そんな風に感じた。


雨は酷くても初めのうちは
前向きだった。
基本的、割とポジティブなもんで。
まあでも
20キロ辺りで
完全に心折れた。


何かわからんモノにブチギレてた。
どういう思考からかわからんけど
目につくもの全てに悪態をついていた。
(おもろ)


そんな時
応援で同行してくれていた
友達家族の姿が見えた。
(悪天候の中
その後もいろんなポイントで
応援してくれた。)
なんかよく分からん感情が
ブワッと湧き上がった。
なんか喋った気はするけど
なにを言ったか言われたか
全然覚えてない。けど
その時の光景と気持ちだけは
覚えてる。



安心。



その後も、

雨は酷くなったり
少し晴れてみたり
気まぐれにワタシを振り回す。

でもね、
もう大丈夫よ。
20キロ過ぎてからのワタシは少し違った。
周りの声、声援が聞こえてきたから。

それまでにもずっと沿道には
声援をくれる人達はいた、
けど、その時余裕ぶっこいてたわたしには
ちゃんと聞こえてなかった。
ちゃんと聞いていなかった。

「なんてこった」


人間とは愚かなモンね。
しんどくなって初めて気づくなんて。


でも
気がついたから
良かった。
見ず知らずの人達が
見ず知らずの人達を
応援するって
暖かすぎる。



誰に対しても
待っていたい。


そんな風に
誰もが思えたら
まあまあ良い社会に
なるのになぁ


って〜事を思ったりする。


優しさね。


(エイドにあった黄金糖。
アイツはだいぶ神!
めちゃんこ優しかった。)

画像1

画像2

黄金糖の登場多。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?