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人が素直になれない理由

最短で成長する方法、結果が出る方法ってもう何十冊という本が出ているけれども、それでもそういう本が出たら一定の部数が売り上がるのは何故だろうか?

という疑問に対して自分なりの答えを考えたほしい。

この質問に対して僕が答えることがあるとするならば、「どんなに本に同じことが書いてあったとしても、それを実践できる人はごくわずかだから」という答えになるだろう。

そう。往々にしてそういう本を買っている人って以前も同じような本を手に取り、「あの時は挫折してしまったけど、今度こそ」ということを胸に抱くが数時間後には「やっぱりやめておこう」という結論を出して、そもそもやらないまま時間がまた過ぎてしまうのだ。

人は基本的に素直になること、言われたことを行動に移すことができない生き物なのだ。

スマホが動いている仕組みを理解していなくても使いこなせる

また、そもそも素直になれない人がよく言う言葉として、アドバイスされたことの根拠、その仕組みが納得できないと嫌だということ。でも、そういう人は根拠や仕組みを話をしても結局行動に移さない。

つまり、アドバイスされことの裏側にある背景とかはそこまで重要ではないのだ。自分を変えたいか変えたくないか、ただそれだけだ。

だって考えてみてほしい。スマホがなぜ動くか?OSがどういう役割をしているか?理解していなくても使うじゃないか。

なぜ仕組みが理解できなくても使うかというと、使いたいからでしょ?

iphoneとAndroidのスペックを理解していなくても、とりあえずiphoneを買うのはなぜ?iphoneが欲しいからでしょ?

つまり、結局アドバイスに関しても「OOしたい!」という感情が先にあって、その言い訳を考えているに過ぎないのだ。逆にアドバイスを聞きたくないという感情があるから、やらない理由を必死に考えるんだ。

アドバイスを聞く人を間違える人

とはいえ、全員のアドバイスを聞けばいいかというとそんな事ではない。
自分が得たい結果をすでに得ている人からのアドバイスを聞くことが大事。

例えば起業して上場したい!と思ったら、すでに起業して上場までした人にアドバイスを求めることが大事だし、あるいはそういうサポートをしてきたVCに聞いたりするのが正解だ。

それを家族や友人などに相談するということが往々にしてある。

で、反対されてメンタルが落ち込んで、やっぱり自分に無理だって勝手に思い込む。

つまり自分がOOしたい!と思った時にアドバイスを求める人は、仲がいい人とか信頼できる人という観点以上に、すでに経験値がある人かどうかという観点が大事だ。

だって信頼できる人でも、その人が経験したことがないことについて正しいアドバイスはできないんじゃないか。

その場合は「僕は経験したことないけど、君が正しいと思うことをやればいいよ」っていうアドバイスが最高の助言だと個人的に思うが、これはつまり「俺は知らないから、君で考えて」ということだ。

まあ元気は出るけど、言われる前と後で参考になるアドバイスがあったかというと、?だよね。

だから文字数が長くなったので結論を言うと、アドバイスを求める人は自分が欲しいものを手にしている人(詳しい条件を言うと長くなるから今回は割愛!)で、その人が言うことについてとやかく難癖を付けずに素直に行動することが大事だということ。

まずこれをやった方がいいんじゃない?というのが今回の記事の主旨である。


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