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日々の雑感 day12【Go to キャンペーンが描いた模様② 責任ある大人の姿とは?】

☆旅は先が見えないからいい

旅はトラブルこそ醍醐味ともいいます。
今回もいきなりスタートから選択の時がやって参りました。

記事をつけましたが、ジェットスターです。

実は予約していた中部国際空港から新千歳に向かう一日一便の飛行機が急遽欠航となってしまったのです。福岡行きも飛ばないとのことで、理由は天候ではなくなにか重要な飛行機のパーツ交換が出来なかったからとのこと。

今から思えば撤退を見据えて在庫調整か何かをしていたのでしょうか?
パーツがない!というのはサプライズでしたが、遅めのランチは空港でいいやと早めに着いていたのが幸いしました。

ほぼ同時刻に出発するエアアジア(LCC)に切り替えて千歳に向かう事にしました。時間も早かったのでお値段もそんなにでした(ギリギリの方は定価近かったとか)し、翌日の時間とパーツという状況で予定している翌朝8時の変更出発も怪しい(本当に他空港から運んできて交換作業を終えられるのか?)と判断したからでした。

実際に翌朝の出発が10時過ぎだったようですので、この判断は間違っていなかったかなと思います。ジェットスターは保険で宿泊費も8000円くらいもってくれるので泊まった人も多かったとか。いつものことですが、罪のない現場の女性オペレーター達に怒りをぶつける大人も多かったです。

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☆無責任な大人達と他責な大人達と

「職務とはいえ、吐き出さないとおさまらない感情を受け止めるのは大変ですね」と職員の方には声をかけてから発ちました。

LCCに乗るうえで理解している筈のことを知ろうともしないで、オレの正義というただのわがままを他者に振る舞う。いい大人のそんな態度(他責)はいかがなものか・と思う以上に、こういうシーンで上席、上司の男性が先頭に立ってクレームや怒りを受け止める姿(無責)をみたことがないことに、いつも憤りはあります。

責任者とはこういう時に責任を受けとめる人の事です。OECD2030では子供達への指針として「責任ある行動が出来る大人へ」と明記されていますが、この国の大人達は、それが出来ない反面教師ばかりです。

で、責任ある行動とは何か?ということを具体的に説明できるでしょうか?

先ほどの明らかに不満、不平の感情にのまれている人達も、普段は自分自身が責任ある大人と考えている事でしょう。

みなさん自身はいかがでしょうか?

☆現場の優秀さとリーダーの資質の乖離

責任(responsibility)の心理学では「自責」「他責」「無責」の3つのカテゴリーで考えます。そして、その中で自己認識によって自分がどのタイプなのか、どのような反応をしているのかを判断し、その行動や態度が周囲にどんな影響を与えているか(外的自己)を理解することが要求されます。

そのうえで、その視点、リソースから関係する人々、世界が幸せに(アドラーの全体論等)なる行動、言動、態度へと自分の態度や行動、言動を修正することが「責任ある行動」として語ることが出来るかと思います。

千歳空港に着いてからの払い戻しに関するジェットスターの女性職員さんの対応は丁寧、しっかり、迅速で、とても素晴らしいと感じました。中部のことだから知らんみたいな無責の態度は微塵もありません。払い戻しも早々と行われて既に着金しているようですし、言うことありませんね。

JR北海道の千歳空港駅ではGOTO限定の特急OK6日間乗り放題12,000円というお得チケットを購入。翌日の特急指定席の手配も丁寧に話をしてくれました。

大戦時から言われていますが、日本の現場の優秀さとリーダーの無能さというコントラストは、海外の方々からするとより奇異に見えるのだろうなとも感じました。

この根底は「認識」と「教育」の2点であることは間違いなさそうです。

さて、この選択と判断で、翌日は旅前半の拠点となる北見市まで確実に移動できる状況を作れました。

その結果、特急オホーツク1号では、朝からウニ、いくら、カニ入りの五色海鮮丼の駅弁を食べながらの移動です。北海道の型に切り抜いた昆布に愛を感じます。

ではまた!

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