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コーチング Note【プロコーチ向けLogic・「幸せ」の考え方①】

☆ Are you happy?

前回までマインドフルネスの比較的 How to の部分にアプローチしてきました。その中で、そもそもプロコーチの大前提は「あり方」だよなということで、今回からはそちらに進路を向けてみたいと思います。

私達、人という生き物は、お互いの心の状態が影響しあう生き物でもあります。ですのでコーチやカウンセラーといった特定の職種に限らず、深くかかわる相手の影響を受けて、またその影響を誰かに波及させています。

ですので、職業として誰かに関わる人自身が、まずロールモデルとして偽りなく「幸せ」と言える状態であること。そこはとても重要です。皆さんにも心当たりがあると思いますが、親や教師、上司のような人々が不幸な状態、環境にいると、その周囲にいる子供達や部下達にも同じようなことが起こってしまうのは、そういう理由です。

なので、子供の幸せの為に子供だけを焦点にして、大人をより不幸にしていくような政策をしてしまうと失敗してしまう。
 
まあ、至る所で縦割りが行き過ぎてしまいうまくいかない。そここそが、この国の根っこ、文化にも見受けられる大きな課題でもありますね。

☆「幸せ」な状態とは?

さて、そんな前提を前にして、私達コーチ自身は「幸せ」という言葉を適切に言語化して説明できるでしょうか? これ、意外と出来ていない人が多いんですよね。

例えば、スケーリングを用いてアプローチする・のはうちの流派ではオーソドックスな手法です。主観的に「今の状態は10点満点で何点だろう?」と考える。そのうえで「10点やそれに近かった時の自分はどんな状態だったろう?」と探索する。また逆に低い点であっても「今の自分を支えている数少ないリソースは何だろう?」と探索します。

実際、僕自身にとっての最高の状態にはいつも「自然」の姿があります。特に未知の自然の中を進んでいる自分が最高の状態になることがわかっています。ですので、その状態の中に自分が大事にしている価値観や感情がたくさん詰まっているということです。

そのうえで、この感情や価値観を言語化する。だから定義され、価値観や未来像という軸が明確かしていくわけです。プロを名乗っていても、この言語化をスルーしている人がとても多いように感じていますし、僕自身でもいつも気を付けているところでもあります。

☆大切な「問い」を考える

僕が実際にお会いしたり、講演等を拝聴した方々で「この人は頭良いな!」と感じた人の一人がこちらの #石川善樹 先生ですね。

それですぐに購入した著作の一つがこちらなのですが、その冒頭のところで石川先生が究極のゴールは、

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