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コーチング Note【マインドフルネス①】

今日からは雑感に加えて、こうした新シリーズをつくって体系化していこうと思います。
 
というわけで、さっそく僕が使っているコーチングの実践理論。
その中からマインドフルネスのシリーズを始めていきます。

3月に蓼科のタイニーガーデンさんで長野県立大学・大室先生のゼミに通う大学生達をお預かりして、マインドフルネスと空間認識、自己認識、行動変容のセッションを実施しました。そしてセッション後には

「今までいかに自分が身体の声を聴いてこなかったかわかりました」
「自分の内臓の感覚がこんなにわかるなんて」
「ぼーっとしてる感覚なんですけど、普段のぼーっととは違って明確に視えていて」
「朝にこんな時間を持つことで一日が変わる気がします。習慣にしたいです」

といったフィードバックを頂き、よいセッションだったようで安心しました。

☆マインドフルネスのその前に

さて、セッションでこのような変化を起こしていく。僕は「生き物として本来のスイッチをいれる」と表現することもありますが、心が穏やかで明瞭な状態を作る。その先には体感覚からうまれる感情、情動を感知し、言語化する力を伸ばし、EQ(感情知性)を育んでいく(目的)ことにあります。そしてその意図は、自分が自分らしくあり、幸せになるための土台を築いていくためでもあるわけです。

なんとなくそれっぽいこと(呼吸やヨガっぽい何かや瞑想、座禅等々)をしても、実際には勘違いレベル以上に結果、成果が生まれていない人々との違い。それは、まずここの定義、前提、何よりも目的という認識の違いにあります。何かをすれば何かを得られるというマインドセットゆえに目的を見失い、方法手法がその場凌ぎに目的化して失敗するわけです。

昨今の日本文化における悪いところで、バズワードになると無手勝手流な自称物が増えてしまい、結果としてこうした紛い物、偽ブランドの為に本物が傷ついてしまうことすらよくおきます。マインドフルネスも今はまさにそんな感じですね。コーチングとかも本当にそういう側面があって、まともに学んでもいない人が「おれコミュニケーション得意だから(自称)」でコーチを名乗っているケースもよく目にします。

こうしたアンチモデルと一線を画す意味、自身の価値観からも僕は、科学研究を土台にしたプログラムや裏付け、実践とのつながりをとても大切にしていま。僕が主に学んだのはSIY(サーチ・インサイド・ユアセルフ)という Google が作った能力開発プログラムで、この土台にプロコーチとして学んできた心理学、脳科学のエビデンス等を組み合わせてセッションのプログラムを作っています。

多くの自称系はこうした科学的裏付けから遠かったり、ファクトではない何かを使って呼称しているので、まずはそのあたりでみわけていく。せっかく投資をして体験を手に入れるのですから、そんなファクトチェックはまず必要だろうと思います。気を付けてくださいね。

☆マインドフルネス①「鼻で吸う」ポイント

というわけで、ここからは理論と実践の要点をまとめていきます。


まずは鼻呼吸。
ここが重要なことは言うまでもないでしょう。

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