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日々の雑感 day41【一喜一憂しない。先送りをする人達との距離間】

ある意味で本命。
疫学や感染症学等の専門家誰もが「無理」と観測していた期日を前に、セレモニーのように延長のニュースが流れ始めました。

そもそもで2月7日という当初の設定が「あわよくば中国の春節には・」という狙いが透けていて、いわゆる既得権者の2Fさんあたりの顔を思い浮かべていた方も多かったでしょう。

ですので、僕自身や僕の周囲には「暖かくなる3月、4月のつもりで、早まったらラッキーくらいに」と伝えていましたし「そうそう」という方も少なくないでしょう。

2月の約束が、3月になるのと、4月の約束が早まって3月になるのでは人々の受け取り方、心理的影響は全く変わりますし、その影響が世の中や経済的な効果にも波及するであろうことも本来は予測されてしかるべきだと思います。

☆死者を増やす選択と行動

皆さんはこんな話をご存知でしょうか?

戦争で捕虜となった兵士の中で、先に自死していくのは、ポジティヴに振る舞う兵士だったという事実です。

例えば、彼らは現実を無視し「クリスマスには解放されるだろう」と考え、ダメでも「新年には解放されるだろう」と考えていきます。
無論、捕まえた側はそんな事情を考慮する事がありませんから、その願望が叶えられるわけがありません。

その繰り返しの中で、ついに彼らが無理に抑え込んでいた絶望の感情に支配される時が訪れます。

するとその兵士は自暴自棄となり、自死という手段を選んでしまいやすくなるわけです。

☆希望的観測のリスク

あるがままの今を見ない。受容しない。
そして「こうあって欲しい」自分の願望を見ている。

現実と願望が合わない時に「願望のほうが本当なんだ」とか「そういうことも起こるかもしれない」とか信じ込むことで不安から逃げるわけです。

そうすると、その場だけは「ホット出来たり」「何かやった」気持ちになるかもしれませんが、後で必ず「現実」が追いついてきます

問題があるのに「大丈夫、大丈夫」とか「国民が頑張れば出来ない事はない」とか呪文のように言い聞かせ、問題がないかのように振る舞っていても、時間の経過とともに「現実」がどんどん大きくなって無視できなくなるわけです。

結局、自分自身にも、自分以外の誰かに対してもデメリットしかない。

それが「希望的観測」の本質なんです。

☆自分がそうならない為の対策

前にも「ポジティヴなフリをするのが最もよくない」と触れましたが、クイーンズランド大学の研究でもこうしたネガティヴな感情を押さえつけたり、現実から目を背ける事が暴飲暴食や睡眠障害につながっていること等も指摘されています。

私達はこうした不都合な現実に対して自己防衛の一貫としてこのような「希望的観測」を使いがちですが、本当はこうしたネガティヴな感情や分析に対して向き合う必要があります。

スタンフォード大学の研究ではっきりとわかっていることで、感情のままに振る舞うよりも、

「静かに受け入れる」

ことがはっきりと「効果的」とされています。
また、こうした受容をすることが出来ると、ネガティヴな出来事の中にもポジティヴなギフトを見つけていく事が出来るようになります。

どんな状況下にあっても、希望の灯を見つけることが出来る。

その素質こそが、神様から人間に贈られた最高のギフトの一つなのではないでしょうか

*僕の内なる神様の名前は「可能性」と言います。

☆約束を守らない相手との距離間

相手との関係性は、まず自分自身をリサーチすることでかなり解決出来るものがあります。

約束は「守るべき」という常識やその強度は、世界であなただけが持つ基準です。なので「私は約束を守るが、相手が同じような価値観かどうかは分からない」と客観するようにしてみましょう。

自分自身の「約束を守るべき」という思いこみが相手に対して「約束を履行するべき」という義務や期待を生み出し、自分で勝手に「失望」したり「落胆」することになってしまうからです。

アドラーも語っていますが、約束を守らない相手には、守らなかった時の対応まで約束をして、その約束を実行する事が肝要です。

つまり、子供が「夕食までに帰る」という約束を守らなければ「夕食抜き」というところまで約束をして、帰ってくるのが遅れたら約束通りに「夕食抜き」を実行するということです。

政治家のウソやその場しのぎの答弁を責めるのであれば、やはり選挙という約束の場所で然るべき約束(他の人に票を渡す)を実行することが大切です。

この原則を行わないと「約束を守らなくてもいいんだ」という相手の信念をより強化して、より嘘をついて、より先送りに逃げてしまいます

逆に言えば、政治家のウソや官僚の先送りを折り込んだその場しのぎを許しているのは、選挙が異常なほど低い投票率になっている国民自身が育ててしまった結果ともいえるのです。

*参考



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