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安定と言われる公務員、しかも高給な方である警察官(27歳で大体35万円、激務時は48万円くらい)を退職しました。

「悪いことをしたんじゃないか」と疑うかもしれませんが決して悪いことはしていません。

まあ悪いことをしていないのに自分から警察官を退職する人は珍しいでしょうけども。

今も新しく出会う人の7割くらいの人から「警察官なんて、なりたくてもなれない人が多いのに勿体無い」とよく言われます。

普通「勿体無い」って思いますよね。

でも自分の「生き方」に目を向けた結果、退職することを選んだだけのこと。

家族、職場の上司とはかなりの大喧嘩が勃発。

でも「自分の意志」で決めたこと、曲げるつもりは一切ありませんでした。

全く後悔がないかといえば嘘になるでしょう。

警察官として家族に誇りに思ってもらえている可能性がそこにはあったのですから。

そんな未来になる可能性がなくなったとしても、「自分で選ぶ可能性」というものを信じてみたかったのです。

その結果がどうなろうとも「自分の意志」で「選択したこと」ならば背負えると思って。

年末に上司に相談してから1ヶ月後に退職することが決定。

約6年間も勤めた警察官でしたが、辞めるまではトントン拍子に進んでいきました。

「よく考え直すように」と何度も言われましたが、既に自分の中で「決めていた」ので変わる余地もなかったのもありますが。

親からしたら27歳の終わりに突然やってきた反抗期でかなり戸惑せてしまったかなと思っています。

本当に申し訳ない。

この選択が良かったのが悪かったのかは今後の自分の生き方次第で決まります。

ただ警察官を続けていった未来の自分とは比較にならないほど大きな変化・成長を得ることができなのではないか、と考えています。

その分、多くの苦悩ももちろんありましたが、それも警察官を続けていては味わえないものでしたので大切な経験です。

警察官時代は本当に何も考えていませんでした。

狭い世界に閉じこもり、能力を磨くこともせず、何かに挑戦することもせず。

無知に気づかず、無能であり続け、無理だと現状に甘んじていたのです。

辛いことから逃げ、今後の自分の人生をどうするのかということからも逃げ、ただ目の前のことに向き合っていると思い込んでいたのです。

弱い自分と向き合うことに対して恐怖を抱いていました。

それを認めてしまえばそんな自分に対して傷ついてしまうことは明白だからです。

そんな自分に気づき、向き合うには警察官を辞めなければまたダラダラと停滞してしまっていたでしょう。

これもまた自分にとって必要なことでした。

こんなそんなで6年間勤めた警察官を私は退職したのでした。

ではでは。

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