見出し画像

ベトナムで100人に会ってみた!【前編】

現在、ベトナムに留学して、約200日ほど経ちました。
インターンをしたり、留学をしたりとある中で、僕が一番力を入れているのが、「ベトナムで100人に会う」ということです。

以前(と言っても2ヶ月ほど前)ちょうど、50人を突破したので、
コレを節目に50人の方とお会いさせていただいたことを書きたいと思います。

「100人と会う」きっかけ


ベトナム渡航が決まったのが2022年3月。
6ヶ月後の9月に渡航の予定やった(後々遅れることになるけど)。

国が決まってからの1,2ヶ月は、
インターン頑張ろう〜みたいな感じで、特にやることは考えていなかった(今思えば甘っちょろい)。

というのも、その当時は、ベトナム語学習とはちがって、別のことに関われるということでベトナム渡航を決意したわけであって、今のようにベトナム語を勉強する気も、企業でなにかインターンをする気もサラサラなかった。

ただ、留学に行った先輩や友達、先生などいろいろな方に相談していると、


「何をするのか、具体的な目標があったほうがいい」


と言われた。

「やっぱりそうよな」
とか思いながら、でも、自分にとってはベトナムというテーマが広すぎて、何をしたらええのか、行ったこともない国でどうすればええのか、全く分からなかった。

その時はまだ、海外にすら行ったことがなかった。

そんな感じでもや〜っとしていたあるとき、たまたま参加したイベントで、ゲストとして登壇されていた、藤本遼さんにお会いする機会があった。

藤本さんは、まちづくりやコミュニティデザインなどを主な事業内容として、兵庫県尼崎市から関西を中心に事業を展開されている、
「株式会社ここにある」という会社の代表をされている方。

その時の藤本さんとのお写真

金沢には、「And まちづくり〜地域の余白をデザインする〜」というトークイベントのゲストとして、参加されていた。

イベントの後には、藤本さんはじめ会社の方や、イベントに参加した人で食事会があり、そこで藤本さんとお話する機会があった。

イベントや食事会を通して、藤本さんのお話を聞く中で、

経験も知識も圧倒的なこの人が今、自分と同じベトナムに行くとしたらどうするやろう?

と、気になった。

「ここで聞いたら失礼かな」

「こんなこと聞くもんちゃうやろ」

とかよぎったけど、
その場に一緒にいた、はるまき家のさとおさんの後押しもあって、

ベントとも会社の事業とも全く関係のない自分のベトナム留学についの悩みを、そのまま藤本さんにぶつけてみた。



「もし藤本さんがベトナムに行くならどうしますか?」



いかにも丸投げな質問をすると、



「ん〜、100人友達を作るかな」


即答やった。

え?100人?まじで言うてる?

でも、漠然と「友達」と「100人」という数字に


おもろそう、、、、


何となくそう思った。
今まで、ベトナムで何をやろうかとぼんやりと考えていた自分には、
あまりにも明確すぎる目標。


そんなこんなで、ちゃっかりそのアイデアを拝借させていただき、
ベトナムで100人と会う計画、【 #onehundredmeets 】がスタートした。

現在は、Twitter を中心にその様子を発信中。
(更新が遅れて死ぬほど止まっていることもあり)


50人はどんな人だった?


本当に濃い人たちだった。
右も左もわからない海外超初心者の僕に、ベトナムや海外のいろいろな面について教えてもらいました。

また、海外だけでなく、お会いした方のこれまでの人生のことも、ずかずかと失礼ながら聞かせてもらった(アホの特権)。皆さんとても優しくて、キャリアのことやベトナム以外の経験などたくさん話してくれた。

社会人の方で言うと、駐在、青年海外協力隊、現地採用、起業・・・などなど様々な形の働き方の方と出会うことで、「こんな働き方があるのか」と、これまでの自分の視野の狭さを痛感させられました。


人以外の哺乳類にもたくさん会いました
(写真は謎にこなれているサル)

とくにくらった言葉


もちろんお会いした方、もらった言葉に優劣は無いしどれも大事ですが、僕がとても食らった(心に残っている)言葉をご紹介します。

「only feeling myself」


これはまだ住む場所が決まっていなくて、ゲストハウスを寝泊まりして転々としていた頃、あるゲストハウスでヨーロッパから来た同い年くらいの男の人に言われた言葉。

「自分は旅をして自分の住む場所を探している」と教えてくれた。
彼と色々話をしていて、たくさん質問をされた。

「お前の得意なことは何?」
「日本の人口はなぜ減ってる?」

答えるのに困る質問ばっかり。しかも、容赦なく詰めてくる。
日本とか、自分のことについて聞かれてるはずやのに、全然答えられなかった。

そんな彼が教えてくれた言葉。
彼は「自分には家族も、友達も、恋人もいない。いつも一人だ。」とのこと。でも、それでも充実してる、幸せだと言う。

「自分の感じることがすべて。
 他人がどう思おうがどうでもいい、お前が感じたことが全てだ」

と教えてくれた。

「自分に自信を持つ」ことが最高に苦手な自分とって、彼の強い言葉は忘れられない。

「君の武器は、学生ということ」


ベトナムで会社を起業された方のお話。

果たしてベトナムに来て、「自分は何をするのがいいんや?」と暫く考えるようになった。留学として海外に来てるもんの特権はなんや?
その時の自分にはわからなかったけど、この言葉をもらったときにその通りだと感じた。

「留学生・学生とより多く絡むことができるのは特権や」
と気付いた。まあその後入ったベトナム語のクラスで半分以上社会人やったというのは置いといて。


「式を正解にする」


ベトナムで起業された方のお話。
ベトナムで挑戦すると決めたとき、周りからのいろいろな声があったそう。

そんな反対意見を全てシャットアウトしたそう。そんな方が言っていた、

「正解を探すんじゃなくて、式を正解にする」

それまで、自分の留学について「ベトナムで良かったのか」と結構悩んでいることがあった。「やっぱり他の国にしとけばよかったんちゃうか」とか思うタイミングもちょこちょこあった。

でも、この言葉をもらったときに、「ベトナムが正解かどうか」なんか考えずに、「ベトナムが正解やった」てことにして頑張ろうという気持ちを持つように意識し始めた。

ちょっと後悔する時、選択に迷う時には、自然とこの言葉が頭に浮かんでくる。

「エイヤッ!で挑戦」


飲食店を経営されている方のお話。
これまで自分は、何か経営者とか成功してる人は、絶対的に「勇敢」で「怖いもの知らず」だからできたんやと思っていた。

この方も、もちろん勇敢で、ある種怖いもの知らずの部分があるのかもしれないが、

どれだけ頭が良くて、どれだけ経験があってもどこかで「エイヤッ」と踏み込む瞬間があるんだと結構驚いた。

めっちゃくちゃ遠い人なのかと思ったけど、いい意味でなんか身近に感じた。

人と違うことをする


これは特に誰が言っていた、とかではない。
でも、金沢にいても、ベトナムにいても、言われたことは変わらなかった。

今の自分はぜんぜんそれができていないけど、人と違うことを一生懸命やるように、意識したいと思った。


食事に欠かせないビール

気づいたこと


ベトナムで暮らすということ


まず第一にベトナムで働く・生活する、あるいは海外で働く暮らす・働くということについて、実際の情報を聞けたことが良かった。

やはりどんな形・方法の滞在であっても、現地の人とは、どこかしらで関わる事になるわけで、

そんな中で、どんなコミュニティに入るのか、普段何の言語を使っているか、住む場所はどこなのか、その人の生活環境によって、同じベトナムでも見てる世界が全然違っていて面白かった。

コミュニケーション能力


自分にはつくづくコミュ力が無いなと思った。会話が下手。
特に日本人以外の人と話す時に感じた。

最初は英語力の無さを言い訳にしてたけど、
色々考えると、相手の国に対しての知識がなかったり、今まで興味が無いと、無意識に遠ざけていたことだったり、関心とか相手を知ろうとする努力みたいなところが無いなと改めて思った。

他にも日本人の方と話をしていて、自分が言いたいこと・意図してることが伝わらず、変な感じになったこともあった。

コミュニケーション力がある人から、たくさん盗もうと思った。


ベトナムで一番最初に友達になったご近所さん
(現在二人とも退去済み)

感謝と謝罪

こんな僕と会ってお話してさせていただいた皆様、
本当にありがとうございました。

お話中、右も左もわからない中で、失礼なこともたくさん聞いてしまい、図々しくてすいませんでした。
そして、お話やお食事のお返しも何もできずに本当にすいません。

皆さんからいただいた言葉に、色々な意味で助けられました。
ありがとうございます。

ベトナム生活、残り2ヶ月もすっかり切り、残り50人(以上)。

少しでも成長した姿をお見せできるように、努力します。

最近ツイートが追いついていないので、帰国までに間に合わせます。
まだまだ、いろんな人とお会いしたいと思います。

これからお会いする皆様も、よろしくお願いいたします。

お読みいただき、ありがとうございました。
ーーーーー


藤本遼さんの Twitter


藤本さんの note

株式会社ここにある HP


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
100人企画はツイッターで随時更新してます!
見てくれたら嬉しいです!!



note もちょこちょこ更新しております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?