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J3 第5節 レビュー【鹿児島ユナイテッドFC vs 藤枝MYFC】予想より早くメンバー固定の弊害が見え隠れしてきました。

2022.4.10 J3 第5節
鹿児島ユナイテッドFC vs 藤枝MYFC

こんにちは。
今回もご覧いただき、ありがとうございます。

いや本当にありがとうございます。
よくぞこのページに辿りついていただけましたね!という出来になると思います。

例えば、今回の画像なんで大根なんだと思います?
そうです、よく分からないんです。少なくとも僕には分からないので、意味なんてありません。そういう作品です。

この文章はTwitterで宣伝する気もありませんし、自分のためのアーカイブ目的で書き記しておくものにします。

というのも実生活の業務が激しくなっておりまして、家に帰って作業するどころかサッカー見る余裕がありませんでした。

完了至上主義ということで、後々見た時にH藤枝戦ってこんなことあったなー!と振り返れれば良いかなと思っています。

宣伝する気もありません!と言いながら、語りかける口調になってきましたが、そろそろ行きましょう。

見たり見なかったりしてください。

雑感

あ、メンバーも詳しく触れません。
スタメンはいつも通りのメンバーなので特に良いかな。
ただ、牛之濱が引き続きベンチ入り・投入もされましたね!チューニング中でしょうが、強度は良い状態に見えました。

藤枝は3-4-2-1のフォーメーションです。

藤枝の前進

藤枝のビルドアップはロジカルでした。
巨大ロンドをやりたそうでしたが、兆候が見え隠れするだけでまだまだ上手く行ってはいないなぁという印象です。

実際の方法はというと、まず右CBの6番小笠原がSBの定位置まで上がり、残る2人のCBでCB2枚のような形で前進します。

鹿児島との噛み合わせ的にいうと、藤枝DH2人vsロメロのところで数的不利。シャドー2人にピン留めされて鹿児島DHは前に出れません。

となると、ワイドの選手が対応しなければなりません。
五領はマーク対象の左CBが最前線のため、ある程度思い切ってプレスに行けますが、6番小笠原が前目のポジショニングをしている米澤サイドは、6番小笠原と藤枝DHどっちを見る!?問題に悩まされました。

また、五領サイドにも問題は起きています。
五領は左CBへプレス・星は前進した左WBにピン留めされているという状況。なので、この空いた五領-星間のスペースを上手く使われました。

五領-星を結ぶ線上にシャドーやDHなどがサイドの垣根を超えて埋めに来ます。それに加え、GKをビルドアップに組み込み、五領-星ラインを埋めに来た選手に浮き球パスを供給することで、鹿児島の構造上の弱点であるWG裏を突いてきました。

ここまでの前進は本当にロジカルで、ポスト直撃などヒヤリハットを作り出された場面もありました。なんとか防いでくれた守備陣には頭が上がりません。とはいえ、技術的な面やポジショニングで粗もあり、ここからどうオーガナイズしていくかが焦点かなという状況に見えました。

鹿児島の前進

鹿児島も前半の前進は上手く出来たと思います。
1トップ2シャドーは勿論、WBまで積極的に前へ出てくる藤枝の前プレ体制では、中盤に大きなスペースが空くことになります。

そこでロメロやDHが上手く受けて、ビルドアップの出口となる場面も多く見られました。

また、攻守共に強度高くプレー出来ており、トランジションで前線4人やSBまで意識良く顔を出してカウンターに移れていたのはプラスです。

藤枝もビルドアップまではロジカルでしたが、崩しの場面では中央密集が過度で鹿児島としては守備しやすかったり、左右CBが最前線まで出てくるの!?→そりゃカウンターで米澤が狙わせていただきます!という場面があったりでした。どちらにせよ、ゴール前での守備を強固に実行し、当然のように「スペースをシンプルに」を徹底・実行できている点は成果かなと思います。

1点目は力技でしたが、補強戦略の目線からは素晴らしいですね。去年から得点出来る選手を前線に置くという宣言がクラブからされてきた中で、ロメロと有田という新戦力2人の能力で取れたのは登尾GMの公約達成とも言えます。

トランジション激落ち

後半に入って鹿児島のネガトラが激落ちしました。
急に暑くなるわ、今シーズンいわきも松本も宮崎も強度高くやってるわ、そもそもネガトラは精神的にキツいわで限界が近づいてるように見えます。

特に前線4人は帰ってこれず、ネガトラ対応〜ブロックを組み始めても3-3ブロックする場面もありましたね。

一方で、大外こそ取られましたが、CB・DH・残ったSBが要所を埋めてくれて、中央で跳ね返すことが出来ていたと思います。68分頃に実況の上片平さんが「藤枝のクロスする場面が増えてきました」という旨の発言を残していましたが、大外を取ってクロスは上げられているけども、中の方には侵入できていない状況から来たであろうコメントでした。

ともかくTwitterでもツイートしましたが、予想より早くメンバー固定の弊害が見え隠れしてきました。どんな形であろうとタイトル回収はしていたいスタイルなんですね、僕。

正直、4月の2週目・開幕から5戦でこの問題が噴出するのは個人的に予想外でした。GW辺りで問題が出てくるかなぁという感覚でいました。

早くも総力戦の兆候が見えてきたわけですね。

圓道くんへ。

ツイートで散々言いました。
前述のような米澤問題が起きている盤面・1-0でリードしている局面、GKやCBまでプレスに行かなきゃいけませんか。周りの選手がプレスに行けそうな盤面であなたが行かなくても良いのでは?と思う場面もありました。

きっと途中交代で、体力も若さも有り余っているので必死にやっているという側面もあるのでしょう。

ただ、局面・盤面を見て自分のやるべきことを鑑みて欲しいなというのが率直な感想です。

あまり見られてなさそうなので言いますが、鹿児島のサポーターは優しいから。辛抱強く応援してくれる反面、あなたの尻に火を付けようとする人は少数です。言い方を変えると、厳しい世界で生き残ろうと藻搔いているあなたの弱点に目を向けるより、安全なところから、良くも悪くも温かい目で見ています。

月並みですが、そんな優しさに甘えず、力に変えて頑張って欲しいところです。と僕が言うのも失礼なことですが。それくらい見えないところで闘っているだろうし。

ボールを持てば懐深く、縦か中かも分かりづらい持ち方、間合いの取り方は持っているはず。その能力を今以上に発揮するためにポジションを変えるのかどうなるのかは分かりません。が、もう一つ上のレベルに行くために頭を使いたいなぁと思っています。

素人なりに良いところもたくさん知っているつもりだよ。頑張れ、超頑張れ。

あとがき

なんやかんや3000文字くらい書いてきました。最後に綺麗事を言うのは僕の悪いところですね。キッパリ言い切って、ヘイトで終わって、「うるせー!やってやんよ!黙って見てろ!」くらい思って貰えれば万々歳なんだけどねぇ。ほんとに。

なんにせよ無敗なのは単純に素晴らしいですよね。

ただ無敗の中に課題が雲隠れしないよう、ウィークポイントについては真摯に向き合っていただきたいところであります。当然やってるでしょうが

次節は鳥取戦。
正直、ここは無敗を伸ばしていただきたい、伸ばさないと優勝・昇格が見えてこない試合だと勝手に位置付けています。

次節も期待しましょう。
それでは、今回はこの辺で。

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