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【映画感想】アバター;ウェイオブウォーター

映像が美しすぎた。

まずは何と言っても映像美。見る前の想像を遥かに超える映像表現に圧倒されました。特にビビったのが飛行シーンの滑らかさと水中のリアルさ。

今作は通常の2倍の48コマで撮影されているのもあって、特に動物に乗ってるシーンのなめらかさはすごかったですね。

そして何よりも水の表現がリアル。
まるでシュノーケリングやダイビング中のゴーグルごしに見ているようでした。自分はシュノーケリング好きというのもあって、本当に飽きなかったですね。3時間があっという間でした。

3D映画のはずなのに、他の映画にあるような3Dにしていますよ感はまったくなく、それでいてしっかり奥行きがあったのが不思議な感覚。

これが最先端の3Dかと、ジェームズ・キャメロンあっぱれって感じでしたね。

世界興行収入で歴代3位くらいに入らないと、5作目まで予定されていアバター・シリーズが打ち切りになると言われています。このクオリティを見せられると、そんなことになってのが納得です。

視聴形式について、ドルビーシネマとIMAXレーザー(HFR)で鑑賞。ドルビーシネマを推す方が多いですが、個人的にはどっちでもいいかと。

映像に関しての全体的な表現は、並べて比較しないと違いがわからない程度。水面の表現で空・水面・水中の3つが写ったときに、違いを感じられたかなぁくらいで、そこまで大差はないと思いました。

ただ音響に関しては、ドルビーシネマがほう強弱がはっきりしていると感じました。脅かすシーンがチラホラあるのですが、音で驚いてしまいました。また、グジラの潮吹きのシーンなんかもリアルで迫力のある音でした。

IMAXは入場特典でポスターがもらえるので(先着順)、全体評価はどっちもどっちって感じ。

映像に関しては、スゴイと言っている人が多いので、ここからは内容について。

ウェイオブウォーターの内容に触れますので、ネタバレを踏みたくない方はご注意!

内容はもう少し

最初の設定は面白かったと思います。

追い出された人間が再びパンドラにやって来る。今度はパンドラを人間の新たな故郷にするため大規模な開拓が始まる。どでかい基地を見て、これから4作品かけてナヴィと人間の戦いが見れるのかと、ワクワクしましたね。

そんでもって、クオリッチの記憶をもったアバターが登場。ジェイクのアジトを探すにはアバターのほうが好都合という点でクオリッチの登場は理にかなっていたし、前作からのつながりを考えてもクオリッチの再登場はよかったです。

ただ、そこからは人間とクオリッチの目的がずれていってるように思いました。クオリッチはジェイクへの復讐が目的なのに対し、人間側はあくまでも開拓。

どっちかはどっちかに付き合わされてる感じがしましたね。

また人間側も開拓が目的なのに、海上では前作と同じく希少資源を狙っていると。開拓資金を集めるという意味では理にかなっているものの、採取の一部始終を見せられてすごく長く感じてしまいました。

結果的にはロアクの相棒のパヤカンが狙われるという展開で必要ではありましたが、最初の設定からはずれていて、何を見せられているのかと思いましたね。

あとはメインキャラクターが多すぎ問題。

今回はジェイクとネイティリの話があって、スパイダーとクオリッチ、そしてキリとロアク。

シリーズ作品として登場人物を増やし話をふくらませる必要がありますが、話があっち行ったりこっちいったりしすぎていたかなと。

1作目は主人公ジェイクを中心に彼を取り巻く人物関係がシンプルになっていた分、2作目は複雑に感じましたね。家系図もややこしいし。

今作では主要キャラが多いためか、今画面に写っていないキャラはどこでいをしているのか気になってしまうことが多々ありました。

終盤のタイタニックのシーンとか、なんでメトケイナ族は助けに来ないの?とかですね。

全体的な感想としては、映像が素晴らしかっただけに、内容がもう少しって感じ。

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