システムにしたから、といって。
こんばんは。社会起業家/中小企業診断士の浜俊壱(shun1.hama)です。
このnoteでは、
「社会起業家/中小企業診断士っていいですね。」
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「どうやったら経営は上手くできるんですか?」
「何をどういう風に考えているんですか?」
と、よく聞かれることを
自分の人生の棚卸しや日々考えていることの言語化を通してお伝えしていきます。
ほぼ毎日noteを書き続けて、今日で786日目。3,000日チャレンジ達成まで残り2,214日。
今日で3ヶ月に1度の個人面談が修了!一人ひとりと普段、なかなかゆっくり話ができる時間が取れないため、この面談の時間はお互いにとって貴重な時間となっています。
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さて、本日のテーマは「システムにしたから、といって。」です。早速書いていきたいと思います。
システム開発のゴール
システム開発って、何だかカッコよく聞こえるのは私だけでしょうか?
0→1をつくり、形となった時に動き出すものってすごいなぁって感心するんです。
私も今までシステム開発をプロジェクトチームを率いて何度か体験したことがあります。
そして、自社で使用する業務効率化のためのオリジナルシステムも開発をしました。
その開発ゴールとしては、当初仕様と途中での要望をミックスしたものをもれなく反映させて完成させるというものでした。
でも、です。
開発ゴールとしては正しくても、実運用で快適に使用できるとは程遠い仕上がりでした。
一体なぜでしょうか?
使い始めた方が課題は多く見つかる。
その理由としては、開発の時に全ての操作方法が必ずしも分かっていない事が挙げられます。
そうすると、実際に使い始めた時に、「あれ?これどうやってやるんだろう?」とか、「使いづらいから、もっとこうしてほしい」という考えが出てきます。
実は、この実運用上で出てきた改善点まで寄り添って一緒に改善にあたってくれる会社さんって、意外と少ないんじゃないかと思っています。
なぜか?
それは、開発と同じくらい、改善は労力を要するからです。
そのため、システム開発の見積構造が基本的には人件費をメインで構成されている以上、改善に時間を要するのであれば、その分の追加としての開発費用をください、ということになってしまいます。
でも、これでは依頼側からすると追加予算をすぐに出さなければならず、ちょっと不満だなぁということになりがちに思います。
私も実運用に何とか耐えられるシステム程度に決して安くない予算を投資して、さらに、改善費用を捻出するのは最初は理解できませんでした。
使えるものをしっかりと作り上げるまでが仕事じゃないか?と思っていたからです。
システム改修は終わりがない。
一見するとシステム開発は美味しい仕事のように思えます。
なぜなら、時間あたりの開発単価は高く、ソフトウェアリリース後も保守料金などで安定収入が得られるからです。
でも、システムを実運用に併せてどんどん改良していく場合、これは恐ろしいこととなります。
追加予算を組んでまで依頼して頂ける所はごく僅かなのではないでしょうか。
大半は実運用でしっかりと使えるものをつくるまでが開発ゴールではないか?と、当初予算以内で改修もお願いしようとするのではないかと思います。
一度開発したアプリケーションには原価はほとんどかかりません。
そのため、経営的に捉えると、IT分野はやはり魅力的な分野であることは変わりありません。
でも、そもそも受注に至るまでの関係性構築に時間と投資を要したり、はたまた終わりなき開発ループに入ってしまい迷宮入りするなど、泥臭い分野なのかもしれないと私は考えています。
どんなシステムも、それだけですべてを解決してくれるのではなく、試行錯誤しながらだんだんどブラッシュアップされていくんでしょうね。きっと。
DXなど言われていますが、業務の劇的な改善はシステムを単純に導入しただけで、必ずしも効率化に結びつくことはないのではないでしょうか?
場合によっては、エクセルを作り込んだ方が変にシステム化するよりもよほど効率的な場合もあるような気がしています。
・・ということで、今日はここまでです!
最後まで読んで下さりありがとうございました(^^)
明日も皆さんにとって、良い一日となりますように!!
まとめ
・システムを作っただけでは実運用には耐えられることは少ない。
・開発と同じくらい、改善は労力を要する。
・システムを開発した、導入しただけでは業務改善に繋がるわけではない。
・どんなシステムも、それだけですべてを解決してくれるのではなく、試行錯誤しながらだんだんどブラッシュアップされていく。
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