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リヨン〜フランス第2の都市へ〜

ベルギー・ブリュッセルからフランス第2の都市「リオン」へ。
思いがけない祝日の存在で計画が少し狂ったのも良い思い出。


パリを経由してリヨンへ

このまま北上してオランダに行こうかと思い悩んだものの、予算が心もとない。
そんな事情もあり、当初の予定通り南仏を経由してイタリアに向かうことにした。
まずはベルギー・ブリュッセル南駅からフランス・パリ北駅に電車で戻る。

朝方の電車、斜め向かいの席には、父と小学生くらいの息子で旅する親子。
車窓から外の景色を眺め、お父さんが息子に何やら話しかけている。
時折、笑いが起きてじゃれ合う様子に「なんだかいいな」と思ってしまう。

パリ・リヨン駅〜リヨン・パールデュー駅へ

パリ北駅からパリのリヨン駅に移動し、高速電車で「リヨン」へ。
ちょっと紛らわしいが高速電車に乗ってしまえば、あっという間だった。
リヨンに到着後、予約しているホステルにバスで向かった。

リヨンでは、「Pilo Lyon」というホステルの18人部屋?に2日宿泊。
ベッド、トイレ、シャワーなどの全てが清潔で快適に過ごすことができた。
日本語が喋れるフランス人スタッフがおり、ちょっとしたサプライズだった。

リヨン歴史地区

石畳が美しい旧市街周辺が世界遺産に登録されているリヨン。
事前に調べていなかったので、全くの無知でおすすめスポットをぶらぶらした。
初日は、ホステルに程近い「クロワ・ルースの丘」周辺を散策してみた。

リヨンの街

カミュの壁画

ホステルから坂道をズンズン登って辿り着いた。
この辺りは「だまし絵」などストリートアートをたくさん見ることができる。
その中でもこの作品はとても大きい。

少し離れないと全体が撮れない

自分と同じような観光客が絵の前に立つ。
写真を撮ろうとして少し離れた位置から見てみると見分けがつかなくなる。
初日は、こんなところで終了。

どれが本物の人?

レイバーデーとは?

2日目の朝、「今日は、レイバーデーだよ」とホステルのスタッフに言われる。
レイバーデーは、「労働者の日」、日本でいう「勤労感謝の日」。
恥ずかしながら全く知らなかったし、どういうことになるか想像していなかった。

スタッフさんは、続けてこう言った。
「レストランとか交通機関とか休みになってしまうから気をつけて」。
これによりその日、この旅における徒歩観光の最長距離を叩き出してしまう。

早朝から徒歩で観光スタート

レイバーデーということで、もれなくバス等の公共交通機関が休みだった。
そのため、早朝から徒歩で観光地を巡り始めた。
人気があまりない静かな街をゆっくりと見ることができたのはよかった。

ホステル近くの階段

テロー広場

噴水は、アメリカ・ニューヨークの自由の女神像と製作者が同じらしい。

テロー広場
迫力がある

サンジャン大教会

空いてなかったので外観のみ。

みんな外観だけ見てる

旧市街の街並み

石畳が美しく、歩いているだけで気分が弾む。

思わず歩いている様子を動画に収めた

ミニチュアシネマ博物館

ハリーポッター、スターウォーズなどの有名な映画の小道具や衣装を展示。
ミニチュア作品も見応え十分だった。

※これ、ミニチュアです

フルヴィエールの丘

市内を一望できる小高い丘「フルヴィエールの丘」に登る。
ケーブルカーがあったらしいが、とてつもなく長い階段と上り坂で行く。
ここまで10キロ以上歩いてきたので、かなり堪えた。

こういう階段がたくさんある

ノートルダム大聖堂(フルヴィエール聖堂)

丘の頂上にある真っ白な教会。
これまで見てきた教会のデザインとは少し違った印象を受ける。
正面から見るとお城のような雰囲気もある。

神父さんが日本語で優しく話しかけてくれた(驚き)

凝ったデザインがありつつも真っ白でシンプルな印象の外観。
内部は、所々に金が散りばめられた美しい姿だった。
金が多用されているが、華やかさより荘厳さを感じた。

トップ3に入る光景
美しすぎる天井

あとがき

このほかにもいろいろなところを訪ねてみたが、全て閉まっていた。
レイバーデーの日に観光するのは、おすすめできない。
事前に現地の祝日などを調べて行けばよかったと思った。

ちなみにこの日は、iphoneによると16キロ以上歩いているらしい。
絶対、20キロ超えてたと思う。
この後も毎日10キロ近くは歩いたけど、15キロ以上はあんまりない。

正直、イタリアに行く道中でどこに寄っていくかそんなに決まっていなかった。
リヨンに決めたのもなんとなくだった。
レイバーデーがあった割には、意外と楽しめたと思う。

次の目的地は、この旅のフランス最後地「マルセイユ」


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