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素直な私のはなし その6 〜去るもの追わずで穏やかに南風が吹く

6月も中旬。今、5月に起こった出来事を振り返ると、これが自然の流れなのかなぁと思う事ばかりです。

5月に入って結婚相談所を休会し、アプリで知り合ったHさんとGくんと向き合うと決めた私。それは勝手に私が決めただけで、二人は私のそんな気持ちや事情は全く知らないわけです。

5月の連休が近づいてきた時、Gくんはいつものように予定を確認してくれました。でも残念ながら連休前半は仕事があり、後半は父の住む所でのんびりすると決めていたのでGくんとは会えず。

Hさんとはタミングが合って連休前半に夕飯を食べる機会がありました。

「お父さんのところに手ぶらで行くのもなんだから、お菓子買っておいたよ」

Hさんは私のおやつと父に渡すためのお菓子を渡してくました。Hさんは甘いものが好きなこともあって、会うたびに美味しいお菓子をプレゼントしてくれます。今回は父の分まで用意してくれていました。

私は父の所に手ぶらでいっちゃうような図々しい娘です。Hさんはそんな私よりもものすごく気が利く優しい男性なのです。こんな優しい男性とこのまま穏やかに一緒にいられるのかなぁと淡い期待を抱きました。

そして連休が明けてその週末、打ち合わせが終わるころにHさんが近くまで車で迎えにきてくれて、私たちはそのままデートに。穏やかなとても楽しい時間を過ごしました。

もうこのデートでHさんに会うのは6回目。会う約束をしていたのにHさんがコロナになってしまって会えない時があったので、回数こそ多くはないけれどLINEのやりとりは頻繁にしていました。そんな中で、そろそろHさんは私のことをどう思ってくれているのか、ちょっと気持ちを知りたいなと思っていたのです。

車の中で旅行の話になり、私は彼の気持ちを確かめるように
「色々なところに一緒に行きたね」と言ってみました。
するとHさんも「そうだね」と一言。
思わず「本当にそう思ってくれてる?」なんてちょっと運転している顔を覗き込むように言ってみると、穏やかに「思っているよ」と返事をしてくれたのでした。

こんなやりとりの中で、なかなか気持ちをはっきり言ってはくれないけれど、もう少し待ってみようかなと思ったのでした。

自宅前まで送ってくれたので、車を降りる前に
「今度はいつ会える時間あるかなぁ?」と聞いてみました。
「ちょっと来週は忙しいから、また連絡するね」と答えてくれたHさん。
でもこの「忙しい」が本当は何かのサインだったのかもしれません。

結局その後、HさんからLINEはきましたが、たわいもないやりとりのみ。会える日程を伝えてくれることはありませんでした。

車でデートをしてから2週間後。私の方から
「来週あたり、会える時間はありますか?」とLINEをしてみると、また忙しいという返事が……。
二度忙しいと言われましたので、もう会う気はないのかなとも思いましたが
「忙しそうだけど、会えたら嬉しいです」と私からメッセージを送りました。

それが既読になって、もうすぐ3週間。
今もなんの連絡もありません。

去るものは追わない主義ですので、私もそのメッセージを送って数日は待っているような気持ちになりましたが、それ以降は私の中ではもう終わったことになってしまいました。

この先一緒にいることができる人ならば、きっとスムーズに色々なタイミングが合うものだと思います。
それに、明らかにHさんの方から会う時間を作ろとしていないのですから、彼からしたら私に二度目の「忙しい」を伝えた段階で終わっていたのかもしれません。

穏やかな太陽は、私を照らすのはやめて雲に隠れてしまったのですね。きっと。

でもなぜ雲に隠れてしまったのでしょう。
少なくとも、6回目のデートの途中まではいい雰囲気だったと思うのです。その後もHさんの方からLINEが来ていましたし……。

考えても仕方がないことですが、車の中での会話を思い出してみたり。ちょっぴり「あれが気になったのかな?」「あれがいけなかったのかな?」と思うところもあります。
もしかしたら、私よりももっと気の合う方がいたのかもしれません。

ただ、私はHさんを傷つけるようなことは決して言っていないし、つまらない駆け引きもしていないし、私は私のままでいたことは間違いありません。だからこそ今改めて、このままの私を受け入れてくれる人とこの先一緒にいることができたら嬉しいと思うです。

残念ながら、それはHさんではなかったということですね。

さてさて、太陽は雲に隠れてしまいましたが、それでも、穏やかにポカポカとした南風は今も吹き続けています。

私はその穏やかな風を感じながら、気持ちよく新しい世界を見にいけそうなそんな気分で6月をスタートさせました。
きっと6月中には新しい世界を見ることができると思っています。

最後までお読みいただきありがとうございます。


アプリで知り合ったHさんとGくんの話。太陽と北風から太陽と南風へ。









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