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私らしく生きるための日々のこと

誰にでも読める点字『ブレイルノイエ(Braille Neue)』を知っていますか。私はユニバーサルデザインについて色々と調べている時に、偶然この読める点字に出会いました。

この点字を発明した人、発明家の高橋鴻介さん。

「これから1日1個、発明していこう」
彼は新入社員時代のある日、会社の先輩からこう言われます。新入社員は毎日、教育係の先輩に業務日誌を提出するのが会社の決まりでしたが、高橋さんの先輩は業務日誌ではなく、「発明ノート」の提出を提案。毎日1個、必ず発明のアイデアを書きとめて提出してほしいと言いました。この ”無茶ぶり” ととられかねない提案を高橋さんは楽しんで取り組んだそうです。

私は高橋さんの「発明ノート」がものすごく気になりました。どんなことが書いてあるのだろう。是非、そのノートを見てみたい。

そして、この先輩の提案にもとても魅力を感じました。業務日誌というのは毎日何をしたのか報告をするもの。でも、先輩は毎日何をしたのかではなく、何を考えたのかを知りたかったのです。考えることを意識的にしてほしかったのだとも思います。

人は行動したこと、つまり結果に注目しがちですが、それ以上に忘れてはいけない大切なことは自分の頭で考えたことや気づきだと思うのです。そして、考えや気づきがあって行動を起こせば、それはもっと意味のある結果を引き出すことになるでしょう。

高橋さんの「発明ノート」の中身の手がかりになる記事などはないか、色々と検索していると、TEDxKOBEでプレゼンをしている高橋さんの動画を見つけました。

高橋さんのプレゼンの中の言葉は、さまざまな角度で私に突き刺さりました。その中でも今の私に響いた言葉。

僕がこの発明という日課を始めてから、すごく日々を暮らすことがとっても楽しくなったんですね。日々、日常見ている景色っていうのがすごく新しく見えるようになりました。

自分の小さな気づきっていうのが、もしかしたらその先の社会を変える一歩に、社会を変える大発明に繋がっているのかもしれないと思うと、世界というのは驚きに満ちていて、すごい面白いアイディアの種、発明の種が沢山あって……。
そんなことが「発見する」という小さなことでできるというのはすごく面白いことだなと思います。

TEDxKobe 高橋鴻介:小さな発見から世界をアップデートしよう

私には何かを発明したいという欲求はありませんが、でも、私の世界に散りばめられた「素敵なこと」を「発見したい」という欲求はあります。そして、その「素敵なこと」を私らしい生き方に取り入れていきたいと思うのです。

だから、高橋さんが書き続けている「発明ノート」のように、私も日々の気づきとそれを彩るアイディアをノートに書いていきたいと思いました。

「世界というのは素敵なことに満ちている」
そう思える視点をもって、これから世界を眺めていきたいです。


16分ほどの動画です。よかったら見てみてください。

高橋さんが発明した点字『Braille Neue(ブレイルノイエ)』



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