専門学校や大学などの教育機関の就活指導での性差別をなくしてくれるよう、文科省「就職問題懇談会」へ申し入れをします

#就活セクシズム オンライン署名では、宛先に「全国の高等教育機関」も含めています。これについて、具体的な行動を開始しますので、こちらで報告していきます。

「就活生一人一人のジェンダー・アイデンティティを毀損する」
「性差別的な服装・マナーを押し付ける」

といった就活指導は、いまだに、全国の専門学校や大学などの教育機関において公然と行われています。こういった指導を一刻も早く、全国の教育機関からなくしたいです。

そのため、文部科学省「就職問題懇談会」が年一回、教育機関や採用側事業者に対して出している「申合せ」という文書に、『性差別的な就活指導をしないでください』、という旨を盛り込んでほしいと要望します。
「申合せ」は、こちらから見られます。↓

これに関して、文科省から教育機関に向けては、

1.学生一人ひとりのジェンダー・アイデンティティを尊重すること
2.特定のジェンダーに紐づけた性差別的・抑圧的な服装やマナーの押し付けをしないこと
3.教育機関でのキャリア教育に外部講師を招く場合、性差別をしない講師を選出すること


これらを盛り込んでほしいこと、

文科省から採用側事業者に向けては、

1.採用選考において、学生が自らのジェンダー・アイデンティティに合った服装や、性差別的・抑圧的な服装やマナーに従わない服装で参加していることを理由に減点をしないこと

これらを盛り込んでほしいこと

を、要望しようと思います。

2022/10/31現在、文科省に下記の文書を送ると同時に、できれば対面で、正式に、この文書を渡し、この問題の背景について説明をしたいと申し出ています。

進捗があればお伝えします。


文部科学省 就職問題懇談会 御中  <a target=#就活セクシズム 署名チーム 2022年10月27日 専門学校や大学などの教育機関が、学生への就活指導において、 ジェンダー・アイデンティティを尊重し、 性差別を行わないよう、指導してください こんにちは、私たちは、オンライン署名「#就活セクシズム をやめて就職活動のスタイルに多様性を保証してください!」を行っている団体です。 (参考:https://chng.it/FfBJyxZwsW) この署名活動は、就職活動時の服装・マナー指南において、 1.極端に二元化した男女別スタイルやマナーの押し付け 2.女性はこうすべき、男性はこうすべきという性差別や抑圧 をやめてほしいという要望を、就活サイト運営会社やスーツ販売店、大学や専門学校などの高等教育機関などに対して求めるもので、現在、17000筆超の賛同を頂いています。 学生の多様性を尊重し、人権に関して本来は最前線を走っていなければいけないはずの専門学校や大学などの教育機関でも、そのような不適切な就活指南が行われており、これを即刻、改善してほしいと思っています。 さて、就職問題懇談会が大学や専門学校などの教育機関および採用側事業者に対し提出している現在の「申合せ」 (https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/gakuseishien/1422040_00002.htm)を拝見しましたが、こういった問題に対する予防策は今のところ講じられていないように見受けられました。 そこで、この「申合せ」に関して、次の事項を追加して頂けるよう要請します。" width="596" height="830">
要望書1枚目


教育機関向け 1.学生一人ひとりのジェンダー・アイデンティティを尊重すること 2.特定のジェンダーに紐づけた性差別的・抑圧的な服装やマナーの押し付けをしないこと 3.教育機関でのキャリア教育に外部講師を招く場合、性差別をしない講師を選出すること  採用側事業者向け 1.採用選考において、学生が自らのジェンダー・アイデンティティに合った服装や、性差別的・抑圧的な服装やマナーに従わない服装で参加していることを理由に減点をしないこと  署名活動には以下のような悲惨な事例も寄せられています。  「自身のジェンダー・アイデンティティに合った就活スーツを着て学校のキャリアセンターを訪れたら、『その格好では話にならない』と門前払いされた」  「就職活動の為仕方なくヒール付きパンプスを履いて電車に乗っていたら足の甲を踏まれ『そんな物を履いているからいけないんだ』と罵声を浴びせられた。それを学校に来ていたマナー講師に相談すると、『仕方がないこと』と言って二次加害をされた」  この構造において最も弱い立場にある学生は、学生を指導する立場の教育機関が性差別をしないと約束すること、また、応募先事業者がはっきりと「採用選考において、ジェンダー・アイデンティティを尊重し、性差別をしない」旨を明言することなしには、身動きが取れません。  オンライン署名ページでは、賛同者の方々からのコメントも見ることができますので、是非参考にして頂き、「申合せ」への上記の事項盛り込みに関して前向きにご検討ください。  その他、2020年末からの地道な活動により、こうした指南を改善する企業や、私たちの活動のメッセージに賛同して下さる企業も現れていますので、別紙に資料を添付いたします。 多くの声が集まっていることを是非ご覧いただければと思います。  よろしくお願い致します。
要望書2枚目


文部科学省 就職問題懇談会 御中  <a target=#就活セクシズム 署名チーム 2022年10月27日 専門学校や大学などの教育機関が、学生への就活指導において、 ジェンダー・アイデンティティを尊重し、 性差別を行わないよう、指導してください (別紙資料) 寄せられた体験談(ここにURLが複数あります。このnoteの体験談という記事たちです。)署名ページの賛同コメント(チェンジドットオーグの就活セクシズムの署名ページに寄せられたコメント欄というところから読めるコメントのURLが貼ってあります。)取材して頂いた記事一覧(同じ名前のnoteの記事へのリンクです。)私たちの活動に賛同し、声明を出してくださった企業について(ツイッターのツイートのリンクが貼ってあります。アクサ・ホールディングス・ジャパン、大橋運輸株式会社、USEN-NEXT GROUP、UCS採用担当K様(個人)による賛同があった旨、書いてあります。" width="597" height="830">
別紙資料1枚目


我々の考える <a target=#就活セクシズム 問題の構造、と書いてあり、図が貼ってあります。図のタイトルは、「学生はこの構造において最も弱い立場に置かれている」です。学生と書いた丸の周囲に、4つの枠が書いてあり、それぞれ、「就活サイト、就活指南本」「教育機関」「スーツ販売大手」「採用側事業者」と書いてあります。「就活サイト、就活指南本」には、「性差別的な就活服装・マナーを掲載。こうしないと落ちる、悪い印象、かのような言い回し。サイトを通しての実応募できる職場多数」と書いてあります。「教育機関」のところには、「性差別的な就活服装・マナー指導。性差別的なマナー講師を呼ぶ。就職率を優先。大手スーツ会社のパンフレットしか置かない」と書いてあります。「スーツ販売大手」のところには、「女性、男性それぞれ型にはまったコーディネートしか販売しない。性差別的な就活服装、マナーを喧伝。教育機関の生協などと提携」と書いてあります。「採用側事業者」のところには、「画一的な服装でなくても気にしないのに、と考える事業者多数、その旨はっきり表明を要請しても、応答しない事業者が大半」と書いてあります。中心の「学生」のところには、「新卒でしゅうしょくしなければ、あたかも失格であるかのように思わされる。守りに入らざるを得ない。と書いてあります。" width="597" height="836">
別紙資料2枚目

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