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【AIを使いこなすツール】仕事を再デザイン!!『予測マシンの世紀 第三部』#10

こんにちは。シンラボ共同代表の草場です。

AIとの共同に関して、『予測マシンの世紀 AIが駆動する新たな経済』をまとめていきます。推理小説のようで、ドキドキワクワクです。

目次
はじめに―機械知能
安さはすべてを変化させる
第1部 予測
第2部 意思決定
第3部 ツール
 第十二章 ワークフローを分解する
 第十三章 決断を分解する 
 第十四章 仕事の再デザイン
第4部 戦略(経営層にとってのAI;AIがあなたのビジネスを変容させるとき ほか)
第5部 社会(AIと人類の未来) 

第三部、ツールに関してです。昨日の記事は以下です。

■仕事の再デザイン
AIキャンバスを使うと、各タスクを分解してどこに予測マシンを使えばよいか、よく分かるようになります。この予測マシンの導入により、ワークフロー全体が変わる、すなわち、仕事自体が変わってきます。まさに仕事を再デザインです。この点をこの十四章で見ていきます。
まずはキーポイント(まとめ)から。

キーポイント(まとめ)
・仕事とは、タスクの集合体だ。仕事の流れを分解してAIツールを導入すると、これまで人間が行っていた仕事が自動化されたり、残った仕事の順序や重点が変わったり、新しい仕事が生まれる。このように、仕事を構成するタスクの集まりは変化する。

・AIツールの導入は、仕事に対して4つの意味合いを生み出す。
1.表計算ソフトと簿記係の例のように、AIツールが仕事を拡張する可能性がある。
2.AIツールは、フルフィルメントセンターのように仕事を縮小するかもしれない。
3.AIツールは、放射線技師のように、ある仕事を追加し、他の仕事を削除することで、仕事を再構成する可能性がある。
4.AIツールは、スクールバスの運転手のように、特定の仕事に必要な特定のスキルを重視するようになるかもしれない。

・AIツールは、特定のスキルに対する相対的なリターンを変化させ、その結果、特定の仕事に最適な人のタイプを変化させる可能性がある。簿記の場合、表計算ソフトが登場したことで、電卓で多くの計算を素早くこなせることの見返りが減った。一方で、シナリオ分析を効率的に行うためには、適切な質問をする能力が必要だ。

始めにも書いたように、
ワークフローをタスクに分解→タスクを分解→予測マシンの導入→ワークフロー自体が変化→人間の仕事の変化
という流れです。予測マシンの導入は単なる仕事の自動化でありません。

具体的には、仕事の拡張、仕事の縮小、仕事の再構成、AIツール導入による特定スキル重視型への変化、が起こる可能性があります。
文中に出てくるフルフィルメントセンターとは、顧客の満足を満たす為のAmazon独自の配送センターのことです。単なる「在庫が積まれた倉庫」ではなく、Amazon独自の最先端のシステムと設備で自動ライン化され、最先端のハード・ソフトを備えた物流拠点で、製造現場のようになっているそうです。

特に、Excelのような表計算ソフトが出たとこにより簿記業務に大きな変化が起きたような変化が起こります。相対的なリターンが変化するからです。

明日以降、詳しく見ていきます。

草場壽一
https://sinlab.future-tech-association.org/


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