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【感染症後の世界】必要なテクノロジーに関して#5 コミュニケーションの変遷

こんにちは。草場です。

超有名なメディア、オライリーメディアの創業者ティム・オライリー氏の感染症後の世界で必要なテクノロジーについて書いた本、「21 Technologies for the 21st Century」についてのまとめ第四回です。
Table Stakes(必要最低限のスキル)が6つ示されいます。

1. ナレッジ・オン・デマンド時代の学習
2. コンピュータに何をすべきかを伝える(プログラミング)
3. 数学
4. メディアリテラシーと科学的方法
5. コミュニケーションとコラボレーション
6. ものを作る

前回の記事はこちら。

本日は、コミュニケーションとコラボレーション、についてです。

5. コミュニケーションとコラボレーション
感染症後、コミュニケーション、コラボレーションの仕方が大きく変わりました。本の中で、オライリー氏は、ユバル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」、デイヴィッド・スローン・ウィルソンの『社会はどう進化するのか——進化生物学が拓く新しい世界観』を取り上げ、以下の主張をしています。

感染症に対応した社会的孤立が、リモートで人間が協力するのを促進する新しい技術・プロセス・制度を発見するための進化的圧力を生み出している。
リモートワークが当たり前になりつつあるビジネスコラボレーション、誰もがアクセスできる新しいメディアプラットフォーム、オンラインでのコミュニケーションやコラボレーションのベストな方法についての実験など、コミュニケーションやコラボレーションの変革期を迎えている。制度の枠を超えて、これまで考えられなかった規模とスピードで動いているアドホックなコラボレーションもある。

進化的圧力、という言葉は今回の感染症ではキーの言葉かもしれません。
日本でいうと、今まで散々議論されてきたリモートワークが一気に進みました。進化論、改めて勉強します。

では、新しいタイプのコミュニケーションはどのようなものになるでしょうか?
リモートワークが進む中、コミュニケーションスキル、が非常に重要になるとオライリー氏は述べています。
言葉だけで伝えるスキル、ライティングスキル、ビデオスキル、管理方法など、すべてがこの進化的圧力の中で進化していきます。
この点は皆さんも実感があると思います。直接会うことが前提にあったところから、Zoom、Slack等、会わずに文章・口頭のみで伝えていく。では文章のスキルを高めるにはどうしたら良いでしょうか?

良い書き手になる最良の方法は、他の人が書いた素晴らしい文章を読むことであり、自分自身を書き続けることだ。私はデビッド・イーヴスのブログのキャッチフレーズが大好きです。”書くことが筋肉であるならば、ここは私のジムである。”

この観点で見ると、noteはライティングを磨く最適な場かもしれません。頑張って毎日書こう。
本にもありますが、文章でいうと、Amazonではパワーポイントでのプレゼンテーションはなく、プレスリリース形式だそうです。「Think Like Amazon」(英語)がおススメ。読んでみます。

もう一点、ビデオツールが21世紀の効果的なコミュニケーション手段になりあす。Youtubeは代表例です。オライリーさんのお勧めは、vlogbrothers(英語)というチャンネルで、登録者334万人、すごい。
現在の若者はビデオネイティブに成長しています。自分も対応していかないと。

最後に、以下の言葉で締めくくられています。

職業訓練やパフォーマンスの多くは、時間の管理、人との会話の仕方、共感性、粘り強さなどの一般的なスキルについてのものだ。これらはどんな仕事でも価値がある。他の人間と協力して仕事をするスキルは、対面でも遠隔でも、21世紀に何が変わろうとも、非常に大きな利益をもたらすだろう。

ライティングスキル、ビデオスキル、磨いていきます。

明日は最後の最低限のスキル、ものを作るについて書きます。

草場壽一
https://sinlab.future-tech-association.org/



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