見出し画像

”地域”と向き合った原体験〜プロゼミ編〜

”地域”と本気で向き合った、原体験”続編”です

前回の記事の最後にも書きましたが

「”プロゼミ”っていうのがあるんだけどどう?」「やります!」
そう、卒業研究と時期が丸かぶり笑

この”プロゼミ”というのは「信州大学地域戦略プロフェッショナルゼミ」といいます。名前だけ聞いて頭が痛くなる人もいるので、私の解釈で大雑把に説明すると、

「色んな人のパイプを持っていて、面白いことしていて、言うことに説得力があって、周りを巻き込む力があって、なんか頼りになる地域の有名人」を育てるゼミです。

”小田切地区”という長野市で最も人口が少ない地域を舞台にし
”限界集落は本当に限界なのか”というテーマで半年間全15回講座がありました。大町と同様、この小田切地区も過疎化・少子高齢化が進んでいます

↑地域活性化や地方創生といった分野のスライドの1枚目は必ずと言っていいほどこの問題です。

しかし、このプロゼミは
・そこに生きてきた人々の暮らしを”穴があくほど”見つめる
・いくつかの集落の全戸の配置図を書く
・お正月準備のしめ縄を作る
・口承で伝わってきた民話を紙芝居にする
などといった生活に横からアクセスして解剖していき
こう言われている問題、住民は限界と感じているの?
それを問い直す形でした

そしてここで”ビジネスモデル”を考えます。
小田切地区の現状を鑑み、課題を抽出していくわけですが
こんなこと私はしたこともない!果たしてできるのか!?
そう思ってました。

さあ
ビジネスモデルキャンバスという手法を用いてチームになって進めていきます。私にとっては初見のものです。

 かなり有名な手法ということはこのとき知りましたし
 おかげで自分の活動に関しては最初にこれをやる習慣が身につきました

私たちのチームは地域内で”やぎ”を飼育しそれをキーにして
人の交流を生み出そうというアイディアでした(詳細は省きます)

この過程で学びになったことは

「伝える」と「伝わる」は違う

 私たちのビジネスモデルを住民の方に提案するという形だったのですが
 スライドに使う図や話すときの言葉の端々で
 どうしたら伝わるだろうということを考えました
 世代や普段触れているものの違いがあれば
 言い換えや例えの取捨選択が必要となります

スライド作りの価値観が変わった

 高校や大学の発表とはまるで違うスライド構成です
 これは実は大町・プロゼミを通して感じたことです
 絵や図をバーンと載せ、必要最低限のインパクトあるワードだけに絞り
 あとは口頭で説明する
 どうしても人前で話すのが苦手な私は
 そういうやり方ができていませんでした
 


 参加者で学生は私1人であとはみなさん社会人という環境のなか
 人前で喋ることだったり、打ち合わせを重なるであったり
 フットワークの軽い人や社会人にとっては当たり前のようなことが
 私には全て初めてだったので、その環境にいれたこと
 ものすごく貴重な経験になっています
 
そして、地域のことについてガチで考える、頭を悩ませるのって
なんかわかんないけど楽しくて充実してる!
色んなバックグラウンドを持った人のなかに入って、人生とは、仕事とは、つながりとは、とにかく色んなことを議論できる、新しい情報、感覚、感情、価値観を得られるそんな場にもっと身を置きたい!
第六感でそれを感じました

そして、もう一つ考えさせられたこと
この講座”限界集落は本当に限界なのか”
私の答えとしては、数字上は限界かもしれない
でも住民の心は限界とは思っていない
ということです

数字では老年人口の割合だったり人口減少率だったりあります
バスの本数が少なくなったりもあります

ところが話を聞いてみると、みなさん幸せに暮らしています
自分たちの集落の文化、生活に誇りを持って暮らしています

地域活性化ってなんなのか?

これはあくまで私個人の見解ですが
地域活性化や地方創生はすごく便利な言葉だと思います
この分野のことをよく知らない人にまずこの言葉を言って
現状、課題、解決法を考えようという時に使いやすい言葉だと思います

ただ、実際地域に入ってみると「地域活性化」や「地方創生」という言葉は
どうも合わない気がします

地域という大きな一括りにしている点や活性化という言葉
そこに住む人一人ひとりが幸せになる
生き生きと、はつらつと暮らせる

そして私自身が地域を舞台に活動したことで
様々な方との繋がりができたことから

「コミュニティづくり」これなのではないかと

私の動きもここから「コミュニティ」というワードにシフトしていきます

それではまた

ごきげんよう〜🌻

よろしければサポートお願いします!