8月3日、10数年ぶりとなる“松本ぼんぼん”に行ってきました。
塩尻出身で高校や大学も松本だったのですが、小学生以降なぜか足を運ぶことなく、あれよあれよという間に10数年経っていました。それでも不思議なもので、リズムや踊りは体にしみついているものですね。
私はこうした伝統あるお祭りが好きで、県内はもちろん県外にも観に行ったことがあります。
私が育ったところは、家族や親族、ご近所等みんなで“祭”をつくる、というものがなく、人生における価値観の1ピースとなるほどの“祭原体験”と呼べるほどのものがありません。
だからこそ、そんな“祭”の光景がとても眩しく映ります。
“祭”それは・・・
「DNAに刻まれたふるさとへの帰還」と「拡張家族的コミュニティの象徴」
であると感じます。
1年に1度、その地域をふるさとと想う人たちが帰り、ここで過ごした日々と想い出、ここにしかない空気感と、1年でまた新たな歴史を刻んだそれぞれの想いと魂が一つになって祭がつくられる。
盟友、戦友、家族、ご近所さん、行きつけの店の人・・ローカルを彩る人たちが、大きな一つの家族になってその場をつくっている。
“つながり”や“コミュニティ”といった言葉の再定義や文脈の再構築が進んでいる今、
“祭”はその流れを加速させる推進剤なのかもしれません。
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