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阿禮神社例大祭2023に行ってきた

思えば塩尻で飲むのは初かもしれない
だって19歳までしかいなかったんだもん…

阿禮神社のお祭りを観にきた。盛り上がるのは20時以降らしいのでその前に居酒屋で呑み始めた。一緒に来たのはいつも通り休学中に出会った3つ年下のエンジニアの親友。

もはやいろんなことを話しているので新たに話すこともなくなってくる。「どっか遊びに行かない?」という旅の誘いをどちらからともなく話すか、一緒にやってるプロジェクトの話か、自分がやりたいことのサイトを作ってもらう件の話か…そんな感じ。

ところでこの居酒屋は、Google評価が4.2だったので、そこそこの人気店だと思い入った店。というより、早めに着いてしまったので営業している良さげな店がそこしかなかった。開店30分後に入ったが、まもなくテーブル席はいっぱいになった。カウンターを見れば予約席もある。けっこう賑わってるじゃん。祭り効果なのだろうか?

いずれにせよ、地元が賑わっていることは素直に嬉しい。ほとんど知らないくせしてそういうとこだけ地元だからと言い張るのはちょっと恥ずかしい気もする。だけど、塩尻が地域活性化界隈でなんだかすごいらしいと聞いた2016年以降、葬式か就活か、母校巡りに来たこともあったが、やっぱりそこまで賑わってないよな、と思っていた。

塩尻駅から阿禮神社方面へ向かう大門商店街

私がかつて住んでいたのは、村井駅が最寄りの場所。ほぼ松本みたいなものだ。学校は塩尻市内だが、買い物を含めた生活圏は松本に依存していると言ってもいいような場所だった。一方今回来たのは塩尻駅の近く。同じ市内だが2駅離れている。

ワイン樽とブドウがなる塩尻駅

子どもの頃のことを思い出しながら、塩尻発祥の山賊焼を食べる。

給食でもお馴染み山賊焼️(給食のはこんな大きくない)

松本発祥という説もあるらしく、争うのは好まないが、塩尻に長らく暮らしたので塩尻派に属しておきたい。名産の井筒ワイン🍷を飲み、塩尻を味わう。地元で酔う、なんだかちょっと幸せかも。

そんなことを思っていたら、突然親友から「海外旅行行く気ない?」と誘われた。残念なことに車代の支払いなどで収支がギリギリで、貯金も少ないので行けそうもないのだが、そんな話が出てなんもびっくりしていない自分に驚いた。大学院時代に進路に迷い休学していた私は、休学の最後に海外ボランティアに行った。それ以降、「海外」という言葉自体に抵抗感のようなものは無くなった。それでも、海外を一人で旅するほどの勇気はまだない。

海外ボランティアでの一枚

お酒を呑んでいることも今では当たり前だが、かつてはそうではなかった。20歳になる直前ぐらいのとき、お酒は基本的に呑まないようにしようと思っていた。別に呑まなくても生きていけるだろうし、悪酔いしていた父親を見ていたし、呑みたいという気持ちが湧いていなかった。だから、大学の研究室の飲み会でも飲まなかった。

でも、いつしか仲の良いメンバー、休学中に出会った人々、ボランティア仲間…さまざまな人との出会いのなかで自然と呑むようになっていった。大人ってそういうものだろうか。

前段が長くなったが、いよいよ阿禮神社の例大祭へ


こんな祭りが地元にあったなんて…

ありきたりな感想にしかなってないけど、そう思ったのは事実。勇壮で、煌びやかで、ずっと鳴り響く楽器と祭り人たちが耳の周りで踊っている。このままずーっと聴いていたい。この宴に包まれていたい。


ここの地域の人たちは、きっと小さいころからこの音を、振動を、熱気を感じてきたんだろう。コロナでできない期間は、どんな想いですごしていたんだろう。

あんなにも嬉しそうに舞い踊り、漆黒の空間に花咲かす祭り人たちを見ると、きっと考えられないくらい悔しかったり、悲しかったりしたのかもしれない。


地元だけど行ったことないから、祭りの雰囲気が好きだからとやってきたが、私には計り知れない祭り人たちの想いを感じて、ただただずっと音と色を感じていた。


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