整体系の動画配信の見方 その9

軽く有名になった整体師の末路
前回ではYouTubeやTV、雑誌等のメディアによって整体師がそこそこ有名になると、キャパを超えて行き詰ってどうにもならなくなってしまうと書きました、そのニセカリスマはそこからどんな末路を迎える事になるのでしょうか

動画配信の目的
そもそも動画を配信する目的に集客行為という大義がありますが、その裏では同業者を集めると言うもう一つの目的が潜んでいます。なぜでしょうか?

マインドコントロールの連鎖
そもそも「整体系の動画配信の見方シリーズ」で登場する整体師のほとんどは、当時手技レベルが底辺&集客困難のダブル問題を抱えていたため、あり金をはたいてセミナーに通いまくったり コンサルティングに契約してしまいます。そんなコンサル&セミナーにはほぼほぼ”自己啓発系”のカリキュラムが組み込まれているために徐々に「やりがい」と言う名の虚構の感情の裏に「マインドコントロール」と言う整体師同士の負の連鎖が繰り広げられてしまいます。

セミナーの主催
マインドコントロールされた整体師はウソかマコトか「月商○○○万円稼ぎました」言わんとばかりに「お前はホストかっ!」とツッコミ全開の整体師が完成されてい行きます。しかしそれは回数券商法やステマ書き込みによる一時的にその数値に達しただけで詐欺同然の手法で稼いだに過ぎず、当人も自覚があるのか現場から足を洗ってコンサルティング業やセミナー主催の方向に向かって行きます。

調子に乗ってくると、NPO法人や協会を立ち上げて独自のディプロマ(民間資格)を確立してカモ(整体師)にいろいろ教えるけど、病理学が不十分な上に肝心な手技は大した事ない二束三文なスキルをゲットします。が、自己啓発や集客法だけはITを駆使するなどなぜか長けているため、それなりの結果を得る事ができます。しかしこのマインドコントロールの指数は まだ軽い方です。

兎にも角にもブランディングが命
結局その整体師は無能のメッキ仕立てなので、実践では何も役に立たないのですが、とりあえず手技は見せる事はできます。擦っただけで可動域が上がるなどと プロ目線では 詐欺みたいな内容なんですが、それすらわかっていない整体師のカモ達はその手技に感動しお金を払ってマインドコントロールに拍車がかかっていきます。

自己啓発によって自信に満ちた整体師はお店を立ち上げた際に雑居ビルの上階だと集客的には絶望的になります、そこで内装に異常にお金をかけたり、”一等地の地名を入れた店名”にしたり、割引をエサにお客様の声を書かせて壁一面に貼ったり、客とのツーショット写真をHPに掲載したりと、とにかくコンサルティングの言う通りにして、お金を掛けてイメージ戦略を行います。

例えば、動画のアクセスで稼いだお金で有名人を雇い、自分の施術(ボキボキしてるだけ)を受けてもらって集客して、また違う有名人を雇って自分の施術を受けてもらってを繰り返してブランディングを高めて一般人に対し異常な客単価の金額で請け負います。異常な客単価なので月に数人程度くればOKなのでそのままブランディング行為に心血を注いでいきます。しかしリピート率が異常に低い上にブランディング行為自体結構出費がかさむため、この様な行為に依存し止められない状況が続いていきます。

逆にみればサムネイルや動画の仕上がりがプロ級だったりと、妙にお金が掛かっている所が垣間見える、すなわちブランディング行為が強い、そして一年以上同じ事をしているお店は集客行為に依存している=レベルが恐ろしく低い事が判明してしまうのです。
壁一面にお客様の声を貼るなどして客のプライバシーを侵害してでも集荷行為をしてしまうのは無知&マインドコントロールのなせる業ではないでしょうか

つづく


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