shufu~

アラフィフ。パート勤務。主婦になって家事と育児能力のなさを日々痛感しながら、それでも十…

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アラフィフ。パート勤務。主婦になって家事と育児能力のなさを日々痛感しながら、それでも十数年やりくりしてきました。

最近の記事

夏の始まり

台風が避けて行ったらしい朝、散歩を終えてシャワーを浴びる。 朝シャワーを浴びて思い出すのは、あの1日だ。 久しぶりに畑作業して帰って来て、濡れた髪のまま折り畳まれた布団を枕に、心地よい疲労感と共にフローリングの冷たい硬い感触を楽しんでいた。 そこに父親から電話がかかってきた。 「ばあばが救急車で運ばれたらしい。歯医者さんから電話がかかって来たからキャンセルしないと」 何で歯医者がと思いながらも(母は歯医者に通っていない)、とりあえず濡れた髪のまま家を出る。 「救急車に

    • 昔から空を見上げるのが好きだった。 目線を上げると雑多なものが消え、だだっ広い空間がひろがっている。 思考が停止する。 スーパーの入り口を出ると一気に暑さと湿度が身体にまとわりつく。 重い荷物を自転車のカゴにのせ、目を細めながら表に出る。 漕ぎながらやっとバランスが取れたところで目線をあげる。 青空と入道雲は一服の清涼剤。 スカイブルーとくっきりとした白は目に眩しく、だらけた身体をシャキッとさせる。夏を前向きに感じとることができた。 昔から落ち込んだ時、空を見て頭がリセッ

      • 劣等感を越えて

        人の話にすぐ反応することができない。聴力には問題ないのだが、理解して反応するのに時間がかかるのだ。 小学生の時から先生の話を聞いてもすぐに理解できず、キョロキョロ周りを見て動くように。すぐ反応できる同級生を見ては、自分に対して少しづつ自信を失っていった気がする。 数年前に『ファスト&スロー』(ダニエル・カーネマン著)を読んだ。 人間には早い思考と遅い思考があり、敵からすぐ逃げ生き延びるために基本は早い思考が優位なのだそうだ。ただそれは早く思考するために、これはこうだという決

        • Sny×Family

          じぶんの推しが主題歌を歌っており、なおかつ娘がハマっていたので観てみる。 設定が面白い。スパイの任務のためにつくられた疑似家族。この先、本当の家族となっていくんだろうなーと思われるエピソードにほっこりする。スパイのハラハラドキドキ感と家族の癒し、人気があるのもうなづける。 娘の夏休みが始まり、主婦のフルタイム労働が始まった。 今年の私はパートタイムだが、それでもダラダラしてる娘を横目に家事をするのはイライラする。 で娘に家事を分担してもらい、そのモチベーションを上げるために

        夏の始まり

          17年ぶりのアパート探し

          不動産屋にお世話になるのは3度目だった。前回は中古の持ち家を買うのに利用。7年前だったが、物件を直接取り扱ってる不動産屋ではなく別の不動産屋に仲介してもらう形で購入。そうなると幾分か手数料がかかってしまったようだった。 その経験からアパートも直接取り扱ってる不動産屋へわざわざ電車で出向いた。結論から言うとそんな必要は今はないらしかった。(アパートだからかもしれないが) でも最初に行った地元の個人経営の不動産屋よりは、若くて感じの良いその系列の不動産屋で色々と相談にのってもら

          17年ぶりのアパート探し

          主婦休み

          子どもを産んですぐは実家に帰った時だけ主婦を休めた。 ありがたい恵まれた環境だったが、体力がなく脳内を疲れたが9割しめていたのでそれが必然だった。本音を言えば、1週間ほど子どもと離れ一人になりたかった。 子どもを山車(ダシ)に泊まれる頻度は成長とともに少なくなっていき、 外食かダンナが料理を作ってくれる時だけ休めたが丸一日はなかった。 その間も育児は休めることがなく、心はいつもはりつめていたし、食事のバランスが悪いと自分を責めたりもした。 別居して、やっと心のやすらぎを得

          主婦休み

          なんくるナイサー

          昨日、娘と東京駅へ久しぶりに行った。娘は今年に入ってからちょくちょく東京に行ってるようだが、私はコロナ禍になってから初な気がする。 いや、電車移動でどこかへは行った。たぶん県内のみで他には行ってないはず・・確証はもてない・・・(アラフィフの皆さん、パンクな激しい同意をお願いします!!) 専門書を見比べるため八重洲ブックセンターに。その後八重洲地下街の沖縄料理店に入った。 数年前に家族で旅した沖縄(もう何年前か調べる気すらない、これぞ華齢) 自分はヤマハだと思っていたが、カワ

          なんくるナイサー

          25年ぶりの夏休み

          転職して学校に勤め初めて、25年ぶりの夏休み。 夏休み1月分の給料は出ないので、仕事を探してはいたが久しぶりの夏休みの解放感にどっぷり浸かって動けずにいた。 そしてベットに寝転がりながら、むくむくとアパートを借りたいという思いが、窓越しに見える積乱雲のように湧いてきた。 いくつかの不動産サイトに登録し、学校近くと家の近くで物件を探す。 学校近くが格安だったが、だんなのいない日の夕方を家で娘と過ごしてから帰るのにはキツ過ぎる、という訳で家の近くに。 だんなが休みの日を利用し

          25年ぶりの夏休み

          主婦、週休二日制(1)

          なんだか上手くいかない。 相手のことを想って言った葉っぱのトゲトゲが相手の幹に刺さったまま 6年かけてじわじわと蝕んでいき、枝をこちらに伸ばす事ができなくなっていったようだ。 反省し言葉を失った私は、ただただ一人の寝室で綺麗な夕暮れを眺めていた。そんな日々を数年過ごした後、私は家を出た。 きっかけはあるラジオ番組だった。パーソナリティの友達に、別居して夫と子供の住む家に夕飯を作りに行ってる人がいると聞いた。 「そんなやり方があったか!」 帰宅時の夫の足音に怯えていた私は、

          主婦、週休二日制(1)