ラン開始1年　胸を張っていいですか？

気づけばランを開始して1年が経っていた

５５歳の誕生日を明日に控え、今日も夕食をとって1時間ほど経つと「走ろっかなあ」という気分になり、まだまだ蒸し暑い夏の夜に３０分走ってきました。
走りながら「まさか1年続くなんてね」とこの1年を振り返ってみました。

体が弱く、運動が嫌いだった幼少時代から私には運動習慣が全くありませんでした。
小児喘息持ちだった小学生時代までは、毎年冬になると必ず行われるマラソン大会が私の子供時代の暗黒の思い出です。
中学以降、喘息が出ることは徐々に減っていきましたが、スポーツに積極的に取り組むことはありませんでした。
でも。
なぜか、走ることにはちょっとだけ興味があったのです。
そして、昨年まさにこのnoteという場で知り合ったaoさんの文章を読んで、５３歳にしてランに挑戦することにしたのでした。
その時のことはこちらに書いています。

https://note.com/shufubuyer/n/need124d92f3c

私のランの先生はこちら。オンラインで一緒に走っています。

https://note.com/ao_50s/n/nb824ca003001

ランはどんなに運動が苦手な人でもできる唯一のスポーツ

運動神経が、ほぼない私ですがそんな私でも取り組めるスポーツ。それがランです。
普段歩くという動作から、少し滞空時間を増やせばもうそれはラン。
それを継続するだけだから、かっこいいフォームかどうかは別として、運動音痴の私にもできます。

ランの習慣で得たものとは

・駅の階段が苦ではなくなった

些細なことと思われるかもしれませんが、これが一番快感。見上げるような駅の階段も、今は軽やかにのぼり切り、ほぼ息切れをしなくなりました。以前は、大袈裟じゃなく、息絶えだえだったのに。
エスカレーターの長い列を尻目に、さっさと階段を登れる優越感を感じられる日が来るとは。感無量です。

・太りに歯止めがかかった

あのまま、なんの運動もしていなければ私の太り具合はジリジリと上方修正を繰り返していたことでしょう。今もスリムとは言わないけど、少し目方を減らしてキープ中。
歳を取ったら小太りくらいが一番長生きする、という都市伝説もあるしこのくらいを保てればいいかと思っています。

・むくみがややとれた

以前は毎朝、起きた瞬間から足がパンパンに浮腫んでいることも珍しくありませんでした。
一体なんの病気なの？と不安だったけど、そのむくみはランを始めて解消されました。
今も座りっぱなしの日は夕方になると浮腫むけど、それくらいは多めにみています。

・運動ができないという劣等感がなくなった

自分は運動はできない人間だ。と長年コンプレックスでしたが、やればできるじゃん、という気持ちになれました。
自分が運動をして、汗を滴らせる日が来るなんて。皆さんに取って当たり前のことに、本気で感動しています。

・動けるシニアになれるかもという希望

これからシニアへの道をまっしぐらに歩んでいく私。腰が曲がってヨボヨボと歩くシニアになるのか、しゃんと背筋を伸ばしてサッサっと歩けるシニアになるのかは大問題です。でも、このままランの習慣を継続できれば、動けるシニアになれるかも。いや、子供達に迷惑をかけないためにも、元気なばあちゃんにならなければ！
とにかくそのための一歩を踏み出せました。

・体を動かす爽快感を知った

ランを始めた頃は「あ〜今日はランの日だ」と思うと、雨降らないかな、なんて思ったこともありました。でも、今は走る予定のない日でも「ちょっと走っちゃおうかな」なんて思うのです。これは驚きです。なんで走りたくなるのかな、と考えてみました。おそらくそれはランの後の爽快感を知ってしまったから。
汗をかいて気持ちいい！程よい疲労感が心地いいい！ランの後のシャワーが幸せ！
走っている最中は「しんどいなあ」と思うこともあるけど、走った後は充実感に満たされます。タダでこんなに気持ちよくなれるって、コスパ最高でしょ。

・汗をかけるようになった

ランが習慣になるまで、私はほとんど汗をかかない人でした。それはそれで結構便利ではあったのだけど、健康上はあまりよろしくないですよね。
今では、電車で立っているだけでアセが首筋に流れてきてギョッとすることもあります。嬉しくはないけど「ランのおかげで、体質が変わったんだわ」と思うと汗すらも憎めません。

自分への信頼感を得ました

ランを始めて良かったことはこんなにたくさんありました。
しかし、もしかしたらランの習慣化で得たものの中で最も大切なことはこれじゃないかなと思います。

それは、自分への信頼度が増したこと。

どんな運動も続かなかった自分。
運動をした方がいいと思いながら、スポーツクラブもホットヨガも続きませんでした。
運動だけではありません。
他にも、やってみたけど続かなかったことは数知れず。
そんな私が、あろうことか幼少時代にあれほど忌み嫌った「走る」ことを習慣にできるなんて。そしてそれを「楽しい」と思えるなんて。
人ってわからないものですね。
ランを習慣にできたんだから、他のことにも頑張れる気がする。

自分を信じて、いっちょやってみるか！そんな気持ちになっている５５歳です。