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外交官と国連職員の勤務・待遇の比較

私は今年から国際機関での勤務をはじめたばかりの新米国連職員(JPO)ですが、それ以前は外務省職員として10年以上勤務をし、外交官として南米とアフリカの日本大使館で書記官として6年以上勤務(在外研修期間を含めると8年以上)しました。

今回は、過去に外交官として日本大使館で勤務し、現在は国際機関で国際公務員として勤務している経験を踏まえて、外交官と国連職員の仕事や待遇の違いについて、以下12の事項を比較・紹介したいと思います。

1 華やかさ
2 専門性
3 カウンターパート
4 時間の柔軟性
5 全体的な待遇
6 教育手当
7 国際性
8 現場・裨益者との距離感
9 生活における安心感
10 仕事のスピード感
11 人間関係
12 給料

なお、私は現在アフリカ某国の国際機関のカントリーオフィスで勤務しており、過去には同じ国の日本大使館で勤務をしていました。このため、今回紹介する事項は、同じアフリカの国にある大使館・国際機関で勤務していることを想定して記載しています。

また、各人により考え方は変わりますので、あくまで個人的な意見・経験としてお読みいただければと思います。

特に外務省・大使館でのキャリアや国際機関でのキャリアに関心のある方々の参考になると幸いです。

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