横地翔太

回復期のリハビリテーション病院で勤務しています。認定脳卒中理学療法士です。また、大学院…

横地翔太

回復期のリハビリテーション病院で勤務しています。認定脳卒中理学療法士です。また、大学院に通い動作分析の研究をしています。よろしくお願いします。気軽にフォローよろしくお願いします。

最近の記事

脳卒中後の自動車運転

脳卒中後の自動車運転再開の現状 文献によるとアンケート調査の結果では運転希望の理由として ①仕事の継続のため ②楽しい生活のため ③自由に移動するため ④便利だから 生活で使用するだけではなく、社会参加や就労促進にも自動車の運転の可否は大きな影響を受けてしまいます。 多くの方が車の運転を希望されています。運転に対して取り組んでいますが、運転の確認はドライブシュミレーターでしか行えていないのが現状です。

    • 嚥下障害

      言語聴覚士のスタッフと嚥下について学ぶ機会がありました。 とろみ食や食べるとむせてしまう方が多く、楽しみながら食事が取る事が難しい方がいます。 画像のように姿勢からも嚥下がし易くなる事も多々ありました。好きな物を食べる為にもこの領域は学ぶ必要性を感じています。

      • ニーズについて

        新人から相手の思いを聞き出すことが重要だと先輩から教えて貰いましたが、患者さんが内に秘めている思いを引き出す事がリハビリで一番難しい。 いくら勉強しても十分な知識、技術があっても一番患者さんとセラピストが同じ気持ちで目標に向かっていく事が回復に向かうのでは?と思っています。

        • 脳卒中後のうつ(管理)

          脳卒中ガイドラインからです。 管理編(脳卒中後のうつ) ①脳卒中後のうつは認知機能、身体機能、日常生活を障害する為、積極的に発見が進められる。 ②薬物療法はうつ症状や身体機能の改善が期待できる為、行うように進められる。 ※一般的に脳卒中では、33%うつを合併すると言われています。

        脳卒中後の自動車運転

          脳卒中後のうつについて

          脳卒中ガイドラインから抜粋です うつ状態に対する対応 ①脳卒中後のうつは日常生活や認知機能を阻害し健康関連QOLが低くな為、十分に評価を行いリハビリを進める事が勧められる ②うつに対して服薬療法を勧める ③運動やレジャーは脳卒中後のうつの発生を減少させるので勧められる。 運動でうつ傾向改善させる報告が数多くされています。可能な範囲で取り組む事が必要ですね。

          脳卒中後のうつについて

          生活期リハビリテーション

          脳卒中ガイドラインから抜粋です。 生活期のリハビリテーションについてです。 推奨として ①筋力、体力、歩行能力など維持、向上させ社会参加促進、QOLの改善を図る事を強く勧める。 ②在宅生活を維持、支援する為、間欠入院によるリハビリを考慮してもよい ③個々に合わせてオーダーメイドリハビリを行う様に進められる。 ④復職を希望する場合、職業リハを考慮する。 ③に関してはセラピストの力量が問われているので、知識、技術とも向上していきたいものです。

          生活期リハビリテーション

          元気がない?

          朝に元気を感じられなくなったりしますか? 朝方に活気がない、気持ちが向上しないなど感じている方は男性ホルモンが低下している可能性がありそうです。女性にもこちらは必要な栄養素で骨量、筋肉量、記憶の維持にも重要と報告されています。 男性ホルモンは 以上、栄養についての書籍からでした。 ※男性ホルモン(テストステロン)は、鶏胸肉、ささみ、かき、しじみ、えびなどで促進する効果があります。

          元気がない?

          目標設定

          最近、リハビリや経済について勉強していると目標設定には、 「SMART」が求められている事が多い。 S(具体的)、M(測定可能性)、A(達成可能性)、R(本人に関係が深い)、T(期間) 例えば、運動を頑張ります。より、今年中に、次回のマラソンの大会に向けて10㎞走れるように毎日○○走ります。など、より具体的な目標のほうが本人のモチベーションが高まる事が多いです。

          目標設定

          私が最近読んでいる本

          私が読んでいる書籍の紹介です。私はそうなりたい人(メンター)が複数います。メンターを持つと急激に自己成長が進むと言われています。 何故かというと、その人の動作や行動をみて真似ることで、その動作や行動は素早く習得出来るからです。 皆さんはメンターはいますか? リスペクト、そうなりたいという思いが有ればそれを身につける事が出来ます。 是非、意識してみてくださいね。

          私が最近読んでいる本

          慣性の法則

          今は学校で電車で都内まで行って帰ってる最中です。 電車の中で改めて感じたのですが、目的地に着く時、体が煽られる事があります。 これは慣性の法則といい、外力を受けない状態なら直線運動をし続けるといった法則があります。 対処方法としては、目的地前に体を逆の方向に倒す。等行っています。 改めて、不思議な事が多いと感じました。

          慣性の法則

          自主練習

          おはようございます。 本日は寝返りを使用し、上肢、体幹に 対しての練習です。麻痺側の手をリーチしながら行うと効果的ですが、麻痺側の手下にして寝返る動作も麻痺側への荷重をする事で感覚入力、筋出力を期待することができます。

          自主練習

          肩の強ばりを防ぐ、可動性を維持するについて考えます。 仰向けになり、指を組み合わせて手を握ります。その際、麻痺側の親指が上になるようにしてください。そこから両手を前に出して(肩甲骨を突き出す感じ)徐々に角度を大きくしていきます。痛みが出たら途中で戻って出ない範囲で繰り返してみてください。

          自主練習

          本日は麻痺側の足指が曲がる(クロー)について考えてみます。 タオルを準備してロールタオルにし、前足部にセットします。 立ち上がりを利用しますが、昨日説明した通り、立ち上がりは非対称性の動きですので、中間に立つようにします。立位後は支持物持っても良いので麻痺側に体重移動をしていきます。

          自主練習

          立ち上がり動作

          本日は立ち上がり練習についてです。 立ち上がり動作は左右対照的な動きと言われています。手を前に組み中間位に位置する事で左右の足に均等に体重をかけやすくなり、麻痺側の筋力強化も期待できます。 鏡や動画で自分の立ち上がりを見てみると左右に寄っている事があるので注意して取り組んでみましょう。

          立ち上がり動作

          脳卒中後の自主練習

          普段、私が考えている自主練習の考え方についてです。 今回は手について話をしていきます。 脳卒中治療ガイドラインによると •麻痺が軽度の方に対して非麻痺側を抑制し、生活の中で強制使用させる治療法が強く勧められる。(グレードA) •中等度の麻痺筋には、電気刺激の使用が進められる(グレードB) •軽度から中等度の患者に対して特定の反復を伴った訓練を行うことが進められる(グレードB) といわれており 手を生活の中でなるべく使用してもらい、なるべく動作の反復練習を行う必要があります。

          脳卒中後の自主練習

          自主練習

          手関節の背屈を維持する自主練習です。 非麻痺側で手関節を最終可動域まで動かしていきます。 手関節は固くなりやすいので、テレビを見ている時や椅子に座って話している時等、なるべく実施するように心がけてください。