脳卒中後の自主練習

普段、私が考えている自主練習の考え方についてです。
今回は手について話をしていきます。

脳卒中治療ガイドラインによると
•麻痺が軽度の方に対して非麻痺側を抑制し、生活の中で強制使用させる治療法が強く勧められる。(グレードA)
•中等度の麻痺筋には、電気刺激の使用が進められる(グレードB)
•軽度から中等度の患者に対して特定の反復を伴った訓練を行うことが進められる(グレードB)
といわれており
手を生活の中でなるべく使用してもらい、なるべく動作の反復練習を行う必要があります。

手を動かす筋肉として手のひらにはたくさんの筋肉があります。手を動かす為には、手の中の筋肉の柔軟性が保たれている事が重要となります。
特に以前、ツイッターで動画を乗せさせていただいた手指の間の筋を伸ばす運動や小指側、親指側の筋の柔軟性を改善させる練習が重要です。

手を動かす感覚として様々ありますが、一例として①触覚②圧覚③振動覚④内臓感覚
⑤温度感覚⑥痛覚⑦固有感覚 その他にたくさんあります。
人は動きを伴う時、感覚が入力され、脳に感覚情報が行きその結果、手足を動かしたりします。感覚は常に入り続けて動きを修正すると言われています。

私が考える自主練習として
①目標を持つことが大切
-何の為に自主練習をやっているか認識する事で効果が上がります。

②皮膚、筋肉の柔軟性がある事
-動かしたい部分に動くだけの可動性がある事

③感覚を意識する事
-動かしたい部分について意識しながら行う事
が重要ではないかと考えています。

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