見出し画像

【イベントレポート】事業会社・投資家とスタートアップを繋ぐ「SmartPitch(スマートピッチ)」オンラインピッチイベントVol.16

ショーケースの子会社:Showcase Capitalが主催する16回目のオンラインピッチイベントが、2021年10月8日(金)に開催されました。

そもそも「SmartPitch(スマートピッチ)」って?

「SmartPitch(スマートピッチ)」は、スタートアップと事業会社や投資家をピッチ動画でつなぐマッチングプラットフォームサービスです。

スタートアップは、自社のサービス・プロダクトや事業計画に込めた“想い”と“熱意”を5-7分程度のピッチ動画にし、「SmartPitch(スマートピッチ)」に投稿しています。

事業会社や投資家は、そのピッチ動画を見ることで効率的に業務提携先や投資先を探すことに繋がります。

SmartPitchサムネイル

画像2

<参画機関>
■民間サポーターズ「J-Startup Supporters」
全国から選定された約140社のスタートアップを支援中
┗「J-Startup HOKKAIDO」:「J-Startup HOKKAIDOサポーターズ」
  北海道で認定された22社のスタートアップを支援中
┗「J-Startup TOHOKU」:「J-Startup TOHOKUサポーターズ」
  東北で認定された34社のスタートアップを支援中
┗J-Startup KANSAI:「J-Startup KANSAIサポーター」
  近畿経済産業局、京都府、京都市、大阪府、大阪市、堺市、兵庫県、神戸市など

■浜松市:「ベンチャー企業等誘致パートナー」
■東京都:「NEXs Tokyo」
(2021年10月下旬時点)

オンラインピッチイベントVol.16について

今回、登壇したのはこちらの4社。

株式会社さえずり
Orange株式会社
ユニクス株式会社
株式会社Z-Works

コメンテーターには以下のお2人をお迎えし、様々な質問やコメントを頂戴しました。

画像12

河上 純二
株式会社JY LINK 代表取締役

1971年生まれ。中央大学法学部政治学科卒業。デジタルハリウッド本科クリエイティブ科卒業。1994年株式会社丸井入社。その後外資系企業での新規WEBサービスの立ち上げ等を経て、株式会社USENにて新規インターネットビジネスの立ち上げ及びインターネット事業部門責任者に従事。株式会社medibaにて新規モバイル事業立ち上げ責任者を経て、2011年8月から株式会社D2Cでコンシューマ事業部門長に従事。
2004年~2016年には、社外で共同オーナー制を用いたコミュニティー飲食店麻布十番「ギャラリーカフェバー縁縁」を立ち上げ、2000名を超えるコミュニティサロンを運営。
2017年10月に株式会社JY LINKを創業、代表取締役に就任。スタートアップ・ベンチャーを中心に企業の顧問・アドバイザーとして十数社の経営に参画しIT業界の発展に従事。


画像12

小川 剛
伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社 パートナー

2008年伊藤忠テクロノジーベンチャーズ入社、海外需要開拓支援機構にて海外進出支援業務を経て、2018年伊藤忠テクノロジーベンチャーズに復帰。以前は、3DCG仮想空間ソフト開発企業の3Di株式会社を起業し創業社長CEOとしてマネジメント。その他には、ngi group(旧ネットエイジ)にて新規事業担当執行役、(株)ドリームインキュベータにて大企業向け経営コンサルティング、システム開発SI大手(株)インテックにて事業開発/営業企画/M&A/中国ビジネス/IR広報等に従事し企画室長、日本生命保険相互会社にて営業/人事/ベンチャー投資等に従事。


それでは、登壇した4社のピッチをご紹介します!

【1st Pitch】株式会社さえずり

画像5

「プロゲーマーを当たり前の職業に」するため活動するスタートアップ。中高生向けプロゲーマー育成ワークショップを開催する「カラヤブ」と、プロゲーマー引退後のセカンドキャリアを支援する事務所「Elenz」を運営する。

<スピーカー>
CSO:大島唱平さま

画像6

最近、eSportsという言葉を聞く機会が増えたものの、日本のeSports業界における課題は多いのだそう。メディアの関心も低く、未成熟な市場で、人材が海外に流出してしまっているのが現状です。
その原因は、プロゲーマーのライフサイクルを確立させるための入口と出口の役割を果たすピースが足りないことだと考え、入口の役割を担う「カラヤブ」、出口の役割を担う「Elenz」を運営しています。

「カラヤブ」は中高生向けのプログラムとなっており、単にゲームを教えるだけでなく、コミュニケーションスキルやプロゲーマーという職業について4日間学んでもらうことができます。
「Elenz」では、プロゲーマー引退後も選手として培ってきた技術を活かせる仕事やeSports関連企業への就職ができるような支援を行っていきます。

・会社概要
・日本のeSports業界が抱えている課題
・提供するソリューションについて
・ビジネスモデル
・今後のプラン
などについてお話しいただきました。

ピッチ後には、コメンテーターの方々から
・海外と日本におけるeSportsの今後
・ファイナンス計画
・思い描く業界全体の未来
・資金調達後の計画
などについてご質問いただきました。

eSports業界発展に向けた熱い思いに、明るい未来を感じました!

【2nd Pitch】Orange株式会社

画像7

ご当地グルメとその土地のストーリーを届ける、旅のお取り寄せサービス「おうちソクたび」を運営。有名人とのコラボ企画なども行っており、2020年開始のサービスながら累計3500万円以上の売上を記録。

<スピーカー>
代表取締役CEO:甲斐考太郎さま

画像8

「おうちソクたび」は、ご当地グルメとその土地のストーリーを1箱に詰めて食卓にお届けすることで、食卓に彩りを与えるサービス。
例えば、東北のある温泉地からは、温泉の素、タオル、地ビール、地サイダー、温泉まんじゅう、生蕎麦、お漬物、お酒といったものがパッケージされて自宅に届きます。お家にいながら旅気分が堪能できると、人気を博しています。届いた箱を開けるまで、どこの旅先のグルメかはわからないというワクワク感もあるのが嬉しいポイント!
国内・海外40エリア以上の旅先と連携しており、様々な地域のグルメを楽しむことができます。

法人向けのサービス展開もされており、今後は、海外への展開も視野に入れているそうです。

・課題
・サービスについて
・連携先
・売上推移と予測
・ビジネスモデル
・ロードマップ
・マーケティング
・会社情報
などについてお話しいただきました。

ピッチ後には、コメンテーターの方々から
・競合
・他企業との提携の可能性
・連携エリアを増やす工夫
・資金調達後の計画
・社名の由来やいきさつ
・プロモーション施策
・売れ筋商品
・希望する協業企業
などの質問がありました。

自由に旅行に行けないコロナ禍において、非常に時代にマッチしたサービスで、ワクワクしました!

【3rd Pitch】ユニクス株式会社

ユニクス

人工コラーゲンを製造し、医療分野への応用を手掛けるバイオベンチャー。非動物由来のアミノ酸を原料とするため、アレルギーの危険性低下や、ウイルス混入リスクを排除する点が注目されている。直近でヘルスケア化粧品事業を開始。

<スピーカー>
代表取締役:竹林貴史さま

ユニクス2

世界で初めてコラーゲンを人工的に製造したユニクス株式会社。このコラーゲンを使って新しい市場を創ることを目指しています。
コラーゲンは、ヘアケア剤やコンタクトレンズ、医療分野など、日常の様々な場面で活用されています。ですが、一般的なコラーゲンの製法だと、動物由来の原材料を用いることで、アレルギー反応やウイルス混入を起こしてしまうリスクが発生してしまいます。そういったリスクを回避できるのが人工コラーゲンです。
既に多くの化粧品会社さまにこの人工コラーゲンを提供しており、現在はアトピー性皮膚炎患者を対象とした新しい化粧品を開発し、販売に向けて準備を進めています。


・会社概要
・人工コラーゲン開発の経緯と意義
・人工コラーゲンの特徴や採用例
・現在着目している技術
・オリジナル新化粧品
・新化粧品の販売戦略
・ビジネスモデル
・実績と売上計画
・その他の保有技術
などについてお話しいただきました。

ピッチ後、コメンテーターの方々から
・特許の詳細
・事業内容の規模やバランス
・希望する協力企業
・競合
・生産コスト
・量産方法
などの質問がありました。

世界に先駆けて開発された日本発の技術が、これからどれだけ多くの人々の役に立っていくのか、非常に楽しみだなと感じました!

【4th Pitch】株式会社Z-Works

画像11

センサーxクラウドxAIを使ったIoTソリューション「ライブコネクト」の開発・提供を行う。居室の状況を見える化することで、入居者の事故や発見遅れを防ぎ、スタッフの方々の巡回などによる負荷を減らす。現在、全国の介護施設や病院 1500床以上での導入が進んでいる。

<スピーカー>
代表取締役社長:髙橋達也さま

画像12

年々、要介護者は増加しており、2040年には950万人を超えると言われています。現時点で介護現場が成り立たないほどの人手不足に陥っており、介護崩壊はすでに現実になっています。この問題を解決するためには、テクノロジーで介護の作業効率を上げ、介護職員の作業負担を軽減させることが必要だと高橋さんは考え、ライブコネクトを開発されました。
単なる見守りではなく、介護現場の業務を可視化することで、職員には人にしかできない作業に専念してもらうことが可能になります。
介護現場だけでなく、コロナ感染症の待機所ホテルでも活用され、実際に人員削減に貢献しています。


・サービス開発の背景
・サービスの仕組み
・自社開発のバイタルセンサー
・サービスの活用事例
・料金
・導入施設数、庄数
などについてお話しいただきました。

ピッチ後、コメンテーターの方々からは
・競合優位性
・資金調達後の計画
・新型コロナウイルスにおける影響
・サービスの拡張性
・希望する協力企業
などの質問がありました。

最終的には介護を必要としない世界にしたいと語る高橋さんの強い志が、非常に印象的でした!

さいごに

いかがでしたでしょうか?
今回も登壇者のみなさんの熱いピッチから、パワーをもらいました!

SmartPitchでは、今後もスタートアップ・起業家のみなさんを支援して参ります。
本日ご登壇いただいた企業のみなさま以外にも、たくさんのスタートアップのみなさんのピッチ動画をご覧いただくことができますので、スタートアップ・起業家の方々を支援したい事業会社や投資家のみなさまは、ぜひお問合せくださいませ! https://smartpitch.tv/

次回のオンラインピッチイベントは、11月15日(月)開催です!
ぜひご視聴ください!

過去のオンラインピッチイベントレポートはこちら▼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?