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30歳フリーターが4年でフリーランスエンジニアになれた実話

しょーいと申します。だいぶ煽った見出しになってしまいました。
ですが、字面だけで言えば事実です。
今回は私が実際にフリーランスになれた経緯をご紹介できればと思います。
「フリーランス最高!!」「会社員辞めて独立しようぜ!」と煽る内容ではなく、過去・現在・未来の観点から見た私の所管を語らせていただければと思います。

要点だけ知りたい方は最後の【結論】だけ見てくださいませ。

【過去のお話】

31歳で初めての就職

過去を話すと長くなってしまうので、端的に言うと芸能関係の仕事をしていました。といっても後半の1-2年以外は8割バイトで生活してました。

このままではいけないなと思って、とりあえず知人のツテで就職。
職種は訪問系の営業だったのですが、私はあまり結果を出せず1年位でバックオフィスに部署異動。

給与面と業務内容を変えたくて、その後33歳で転職。また知人のツテです。
 ※今思うと最初からコネ転職は良くないです。自分で色々調べて考えて仕事を選んだほうがいいと思います。
今度の仕事は営業事務。がっつり裏方の仕事でした。
この時の私のレベルは「ExcelのSUMくらいしかわからない」レベルで、スキルはめちゃめちゃ低かったです。
ですが、PCをいじるのは好きだったし、もっと効率的に仕事がしたい!と考えていたので、独学で色々勉強しました。
Excel・google・データベース・プログラミング・RPA・自動化 等々

そして学んだ成果をすぐにアウトプットするべく、自分の業務の自動化を片っ端から行っていました。自動化で時間を作る→新しい仕事を貰うのループでしたね。
ただの営業事務だったのですが、やっている内容はIT事務です。更には頼まれていないのに各部署と連携取って改善を行いました。
会社自体がITにそこまで強くない&中小だったので、わりかし自由度が高かったです。完全に私のスキルの検証環境となってました。

次のキャリアを考え始める

半年くらいでExcelVBAをそこそこいじれるようになって、1年くらいでGASもある程度かけるようになりました。
社内で1番Excelに詳しくなりましたし、社内では知識人枠みたいになって発言権も得られました。自分だけ環境作ってリモートワークしてたり。

ここで考えるのが次のステップです。前職の時と同様に仕事の内容と給与の面で上を目指したくなりました。

普通の転職と共に候補に上がったのが「フリーランス」という道。
SNSでフリーランスエンジニアがやたら持て囃されていたので、頭の片隅には合ったのですが、いかんせん自分のスキルで通用しないやろ、と思っていたんです。
ですが転職と共にフリーランスも選択肢に入れるために、フリーランス系エージェントの話だけ聞いてみることに。

担当の「いけますよ!」に背中を押される

今の仕事でやってきた事をエージェントに伝えると、だいぶ褒められました。
営業特有のサービストークかもしれませんが、当時の私にはそれが自信に繋がりました。今までやってきた事を素直に褒められるのが嬉しかったですね。職場だとITに疎い人ばっかりで高い評価にはつながらなかったですから。

フリーランスの書類選考だけでもしてみよう、ということで自分のスキルシートを出して話を進めてみることに。スキルシートは1ヶ月くらいかけて作りました。一回作ってみても、見返したら加筆したい!がループします。

結果だけで言うと3週間で案件が決まりました。
6社目くらいで書類選考通過→面談合格。
書類選考だけで考えていたんですが、せっかくなので面談しようと。
そして即合格。
他にも転職先で内定が決まっていたところがあったのですが、迷った結果フリーランスになることを決めました。

【今のお話】

晴れてフリーランスエンジニアになりましたとさ

業務内容は「情シス運用・業務改善」。一部プログラミングの保守改善もあるので、一応エンジニア枠です。
かなり規模が大きい組織での業務なので勉強になることがかなり多く、仕事面で後悔は全くなし。
もちろん会社員よりフリーランスのほうが給与が上がりますので、こちらも満足。手取り1.5倍くらいになりました。

ここまではきれいな成功事例です、が。問題はここからです。

【未来のお話】

私は30歳すぎてから独学でプログラミングを勉強して、現場で試行錯誤をしてきました。
大学は出ていないので情報系の基礎も無ければ、職場で実践的な勉強を受けたわけでもありません。
結果的に叩き上げの独学エンジニアなわけです、しかも経験がだいぶ薄い。
もうそろそろアラフォーになるのに、使える言語がVBAとGAS。web系もインフラも基礎がない状態。IT系資格も持っていない。
という、なんともひ弱な状態なのです。

フリーランスエンジニアです!とは名乗ったものの、実際のところはまだまだ脆弱。今後スキルアップしていかなければ未来は無いのは明白なのです。

【結論】

  • 30歳過ぎて初めて就職

  • Excelマスターしてからプログラミング勉強

  • Excel×プログラミングを職場で実際に活用して成果をだした

  • その結果をアピールしたらフリーランスエンジニアになれた

  • けどフリーランスの世界で戦うにはスキルアップ必須!

ここだけ見ると、完全に情報商材待ったなしの履歴ですね。
30歳過ぎてもエンジニアになれるよ!独立出来るよ!って。
エンジニアスクールの案件お待ちしておりますw

私の感想
立ち回り次第でエンジニアはアラサーでもフリーランスいけた。
けど年齢的考えてもだいぶ修羅の道。努力しないと単価も頭打ちになる。

ポイント

人生の戦略は人それぞれだと思うのですが、今回私がこの結果を踏まえられた理由をいくつか記載しておきます。がむしゃらに進んでいたのは32歳くらいまでで、わりと戦略的に考えてました。

  1. 自分の強みを作る
     人と話すのが好きなので、しょっちゅう仕事中に無駄話してました。ですが、そこから仕事のヒントも出てくるものです。さらには職場の関係性も高まります。コミュニケーション×改善力。これが私の強みです。ここをベースに会社で立ち回っていました。どんなにスキルを磨いても試せる場所が無いと無駄に終わる可能性が高いです。改善すべき問題にあたり経験値を積みました。結果、スキルシートに記載が出来る実績を多く残せました。

  2. 自分の価値を高める
     
    仕事でお金を生み出すことが1番評価が上がります。私は事務だったので、やれることは限られていました。会社は数字で判断します。私も数字管理していたので、対費用効果は常に考えていました。自分のスキルを使って、どうすれば会社に貢献できるか、どうすれば会社の粗利を増やせるか。その思考をベースに社内で立ち回っていました。この考えは行き過ぎるとブラック企業に搾取されるので気をつけて下さい。

  3. 自ら動いて結果を出す
     
    最初は言われたことだけ処理している業務スタイルでしたが、そのままでは何も変わりません。自ら考えて提案。事前にプログラムを書いておき、社内で交渉。必要とあればシステムを入れる、等。事務でもやれることはたくさんあります。大抵は煙たがられますが、それでもいいんです。行動を起こしたことによって自分の経験になります。正直給与に反映される会社はあまりないかも。私はリーダーが評価してくれて、猛プッシュしてもらった結果少し上がりました。

  4. 営業力を高める
     
    ここで言う営業力というのは「社内営業力」です。リーダーや上司に対して、簡単なプレゼンや説明を行い、自分の労働環境を高めるためです。ただ「○○使いましょう」「△△ってシステムいいですよ」だけ言っても、上は聞く耳を持ちません。「×が△だから、○を使うと◆になる」といった、論理的に説明を行う事が大事だと思います。かと言って一方的に正論言うだけでは聞き入れてもらえないので、感情的な話と両軸で話せると素敵だと思います。ここらへんは営業やったことある人ならわかると思います。ですが事務方とか技術職の方はどうしても弱くなってくるので、覚えておいたほうがいいと思います。

説教臭くなってしまいました・・・。
追加で言っておきたいのが、今流行りの「エンジニアスクールに通うだけで独立」は大変だと思います。本人の努力や立ち回り次第では問題ない場合もありますが。
ただただ通っていれば収入が上がるという考えになると危険。
自ら考えて、戦略の上で利用するのはアリです。

結局フリーランスはひとり社長なので、いかに案件をいただけるかを考えないといけませんね。フリーランスの1番大事な考え方だと思います。

おわり。

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