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12.落ち込みは転機

「普通」の人になろうとしていた。
私の思う「普通」は、会社員で安定的な収入を得ること。

だけど、週5日8時間働くことが、今の私には苦痛。
だから「週4日程度で社会保険に入れるぐらい」に方向をチェンジした。

その方向性には、ハローワークもサポステも
「それもひとつの生き方。いいですね」と賛同してくれた。

ハローワークで、シフト制で融通が利くような仕事を探してもらった。
出てきたのが工場のアルバイトだった。

勤務地:近くないけど行けなくはない
時給:最低賃金
「お子様の学校行事に合わせてお休みが取りやすいです」と書いてあった。
ということは主婦が多いのかな?
また「なんで独身なのにフルタイムで働かないの?」と言われそう。

あとは、最低賃金というのが引っ掛かった。
もっとお金が欲しいと思って、たくさん働いてしまう気がした。
きっと疲れる。

この求人を猛プッシュされたら行くかもしれないけど、
自分からは意欲的になれなかった。
見学に行って雰囲気がよかったら、その気になるのかもしれない。
雰囲気が少し微妙でも、
「せっかく見学まで行ったし」「上の人の性格は良さそうだった」
と思ったら行くかも。
自分の軸がなくてゆらゆら、もやもや。

帰って考えることにした。
実際にホームページを確認。
工場の外観を見ても、中の機械を見ても、興味を持てなかった。
作業服を着たくないな。

後日、「この求人について考えましたが、興味が持てませんでした」と相談。
「完全に自分の希望に合うものは難しいですよね。
どこか妥協できる点を探すのも必要ですね」
と言われ、がっかりした。
そんなことは、とうにわかっている。

接客も苦手だと気付いたし、工場系も興味を持てない。
「事務系が良いですかね?」と問われ、
「そうですね。電話応対がなく、コツコツできるようなものを」と答えた。
だが、そういうコツコツできるような事務仕事は、派遣か短期の仕事が多いらしい。

派遣や短期が嫌で相談に来ているのに、結局そっちなの?
自分は「普通」のことができない人間なんだと、落ち込んだ。

これが一か月前の私。

今は言える。
・話が合わないところで話をしても無駄(きびしいー)
・「普通」になろうとしなくていい
・時代は変わりつつある(既存のやり方は古い)

ひどく落ち込んだけど、今は前向きにとらえている。


つづく

サポートありがとうございます。