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たまには聴きたくなる音楽は、あの日の苦悩や楽しかった思い出を思い出させてくれる変わりに、現在の自分の深い悩みを鮮明にさせてくれる。

たまに聴きたくなる古い音楽、ぼくだったら19とかZARDとか普段では絶対聞かない音楽が聴きたくなるときがある。

当時流行っていたときですら聴くことすらなかったのに、それが大人になってふと聴きたくなる時期がある。

そのときはいつだって”何かに悩んでる”ときが多い。

理由なんてわからないけれど、あの日のことを思い出しているんだと思う。
それは苦しかったあの日のことや、楽しかったあの日のことや、初めてキスをした日なのかもしれない。

そんな音楽が聴きたくなるとき、ぼくはいつも当時のことを鮮明に思い出すようにしている。

たぶん、それはあの日に戻りたいんじゃなくて、いま現在自分に足りないもの(悩んでること)の深層の奥深くを当時のぼくが持っているんじゃないのかなと思うからだ。

ぼくが毎日紙のノートに日記をつけるのも同じだ。

悩んでいるときや、何かモヤモヤしているとき、何冊もあるノートを村上春樹の小説の一文のようにデタラメに開いて読んでみる。

そうすると、そこにはいま悩んでいる答えがすでに書かれてたりする。

不思議なものだ。人間は同じ過ちをしないと誓っても、何度も何度も同じようなことでつまずいたりする。

その度にぼくは過去の自分に答えを求めている。

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