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「大河への道」見てきました。

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ほんとは試写会当たってたんですが、諸事情により行けず自腹で(笑)見てきました。立川志の輔さんの落語が原作で、しのさんも2役で出ています。

初の日本地図を作ったと言われる「伊能忠敬」は千葉県のヒーロー。だけど、地図はホントは忠敬(ちゅうけい、と地元では呼ばれてるらしい)さんが作ったんじゃなかった、その死後に作られたんだというお話なんです。

このことは何となしに私は知っていたんですけども…。伊能さん自身は本編にはほとんど出てこないながら、日本初の偉業を成し遂げようとした彼の遺志を組んで、見事に地図を作り上げた名も無い弟子たちの物語です。

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お話は正直割と淡々としているなとは思いましたが、でも心に染み入る作品でした。江戸時代にこれほど精度の高い地図を作っちゃうってすごいよね~と。

一歩を例えば75㎝と決めて歩き、その何倍、何千倍が総距離になるという、気が遠くなるような作業ですよね、測量だけで一苦労なのに、紙面化までする…それをたった数人でやってのけたのは大変な功績だし、素晴らしいと思います。

志の輔さんの落語は以前「歓喜の歌」が映画化されたので、やはり映像化したくなる作品なんでしょうね。

地味な話がハートウォーミング、かつ笑える味わいになったのは、おそらく中井貴一さん企画なので、彼の人柄を愛する俳優さんたちが集結したことに尽きるのかなと勝手ながら推測しています。

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橋爪功・平田満・草刈正雄、そしてTBSの50周年記念ドラマで父と息子を演じて以来、懇意にしている松山ケンイチ、女性陣も北川景子・岸井ゆきのという名リリーフ。

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戦ものじゃない時代劇、剣劇じゃない時代劇もよくありませんか?ほのぼのしました。特に松山君と貴一さんのやりとりはコメディタッチで結構笑わせてもらったなぁ。

この作品は千葉県では盛り上がってんのかな~?そうであったらいいなと思いつつ劇場を後にしました。




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