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この20年続いた組織から個へのパワーシフトの系譜と今後の変化を予測〜皆がやるようになったら不安になり、皆がやっていないことで安心せよ〜

組織から個へのパワーシフトが起きていることはずっと語られ続けていますが、着実にその流れは強くなってきているのを感じます。このnoteなんてものはその象徴的なものだと言えます。

毎日万単位の人に情報を伝達できる、しかもリアルタイムに。なんてことは、かつてであれば、新聞や雑誌、書籍などでなければ不可能だったわけです。そしてそれらは、新聞社、雑誌社、出版社といった会社が大元にあり、それらが情報の収集、編集、配達までを寡占していました。

しかし現在ではそれらはインターネットで開放され、誰でも毎日、誰かに情報をリアルタイムに伝達することが容易にできるようになったのです。ブログが出てきて、雑誌社によるオンラインメディアが続々と登場し、さらにnoteなど自らメディアを作れるプラットフォームまで出てきて、いよいよ参入障壁が低くなり、自分でメディアを作れるようになってきました。

個人の発信力は確実に向上するとともに、組織の名前だけで仕事が回るという世界がどんどん狭まってきています。組織で仕事をするにしても「あの人に」と指名される人であるか否か、が重要ということです。釣りバカ日誌の鈴木建設の価値帳よりも、ハマちゃんのほうが仕事とれる現象ではないですが、会社の看板ではない個人の価値を高められるかどうかが問われています。

今回はその系譜についてまとめておきます。そしてこの流れは今後さらに供給制約社会に日本が突入することで、ますます加速していきます。


◯ 20年前から米国からスタートしたフリーエージェント社会

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