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【AIR】スキーム図を必至で写真をとっても意味がない理由〜必要なプロセスは省くことは出来ない

まちづくり分野でもみんなが大好きなのは、スキーム図です。昨日もイベントにおいて大東市の入江さんが、morinekiのスキーム図を出したら、皆がこぞって写真をとるので、私のほうで「このスキームを真似ても同じことはできませんからね」と忠告をしました。笑

どうにも多くの人は「答え」を求めている傾向が強いこともあって、すぐになにか先進事例のスキーム図を知ろう知ろうとします。が、スキーム図は一定のプロセスを経て、その時、そのチームが、その事業に取り組む上で発生している複雑系の極みのファクターを総合した結果行き着いた終着地点であって、それは今からもし同じ場所で同じチームでやっても全く異なる結果になるのです。

しかしながら、あらゆる報告書などでもスキーム図というものは多く活用されます。その事業の「秘伝のタレ」のように思われているようにすら思います。が、そんな図式をもとに異なる地域で、異なるチームが、異なるタイミングで真似事をしたところで同じような成果はできません。

あんちょこ読んで問題とくような奴が、本当の試験で点数とれないのと同じです。くれぐれもAIR購読者の皆様は、スキーム図とかをありがたがらないように。

本当の現場を回すプロフェッショナル、エクスパートはそんなものをあてにしません。スキーム図依存症から早めに皆さん、脱しましょう。


○ スキーム図は結果でしかないが、わかった気になるから悪質

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