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【AIR】勘違いされ続けた、「平成の労働者不足」の実態〜令和の異次元の人不足〜

最近、日本でも大人気のコストコ。先日も七尾市にいった時に、駅前にどうにもコーヒーを飲める店がなく、ミスドに仲間と入ったら、そこに置かれていた雑誌は「コストコ」と「イケア」の特集。地方消費者のニーズが透けてきます。

消費者だけでなく、労働者面でもコストコは地元サービス業の時給基準を大きく変える存在として、毎度進出先で「こんな時給に引き上げられたらーーー」という地元経営者の悲鳴が毎度メディアに取り上げられます。苦笑

なぜに人手不足だというのに、なかなか日本人の給与は上がってこなかったのか。実際には人手不足が進む地方のほうがこの20年は給与引き上げは行われてきていて、人材が供給されている都市部のほうが年収があがらない問題がより顕著だったりします。

が、そもそも絶対金額が都市部のほうが高い中での給与が上がらないって話なだけで、多少年収あがっても絶対金額はまだまだ低い地方から人がいなくなるのも必然でもあります。

もうね時給を高く支払っても、社宅用意しても、なかなか集まらないレベルに達してきています。あの2023年春の大卒初任給は28万円という、熊本県の相場よりも4割程度高くTSMCの厚遇ですら人集めに苦心しているのですよ。

そもそも人口減少、人手不足って平成の時代にもずっと語られ続けてきたけど、かなり勘違いされていたりするし、すでに地方の過疎地から発生してきている人手不足はこれまでと全く質と量共に異次元になっていきます。


○ 実は労働力自体は増えてきた、2つの理由

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