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地方における高齢者民主主義は高齢者をも追い詰める理由〜若者が選挙で変えればいい、とかいっていると地域が消滅する構造

先日、私もX(旧・Twitter)で触れたのですが、子育て支援の財源確保の一貫で、80歳への祝い金を廃止しようという案が出たけど、否決され、継続的に支出されるという決断を秋田県仙北市の市議会がしたそうで話題になっています。私のポストも850万インプレッションを超えており、多くの人が注目してる話題だとわかります。

正直170万の予算について子育て支援に当てたからといって、もはやどうにもならない、手遅れだろ、という話なんですけど、それでもなお「方針」というか「優先順位」というものを社会全体に見せる上では十分なほどに絶望的だなと思います。市長も苦々しいコメントされていますが。

仙北市の統計をみても80歳の年齢は正直ボリューム層の先端にあって、50歳以下の年代の年齢別棒グラフより多いのがわかります。つまり数の多い高齢者に僅かな金を配るなら、今の0歳に倍以上支給できる感じですね。まぁ一過性の5000円とか1万円配るなんてこと自体が、年寄相手でも、子供相手でも、全く意味はないんですけどね。

しかしながら、このような本質的でもない予算を「ささやかな幸せ」とか意味不明なことをいって続けさせようとする高齢者市議が多数を占めて、全国ニュースになるようなネタを振りまくのですから、ますます若者や女性はこのまちから「あーやはりだめだ。出ていこう」という話になるのは仕方ないですよね。

年功序列で年寄りはただそれだけで偉いと思っていて、男尊女卑はよろしく、家父長制で長男は偉いんだ、みたいな価値観を続けている限り、虐げられる若者、下に扱われる女性は地域から出ていくことになるのも仕方ないですね。

まじで移住定住促進とかやる前に、やることあるんですよね。現状の若者や子育て世帯に向けてのメッセージを示して社会増とかも狙わなくてはならない状態に秋田はあるわけです。

秋田県知事も若者が選挙にいって、なんてのんびりしたこと言っていますが、若者支援は若者のためではなく、地域に残っていきたいと思う高齢者のサポートをするのもまた若者なのですから、高齢者が自分たちのために未来に向けて考えなくてはならないんですよ。たしなめるのは若者の選挙行動ではなく、未来をみない意思決定をする地元高齢議員なのですよ。もっとガツンといってもらわないと、高齢だから仕方ない、とかいっていたらこのまま秋田はもっと大変なことになりますよ。

そして他の自治体も他人事ではないです。


○ 笑えない秋田県の長期ワースト1揃い「厳しい現状」を理解しているのか。

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