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人口動態をみれば分かる、女性に選ばれず衰退する地方のリアル〜地方創生で人口集中を止められなかった、おじいさんの思い込み政策〜

地方創生の会議の姿をみればよく分かるのは、おじさん、おじいさんが中心であることです。有識者会議となるとこんな感じでもありますので。。。ま、別にこの方々が悪いというよりは、明らかに女性の意見が反映されている空気感でも、実際の内容でもありませぬ。

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地方創生において若い人が地方にいって子供を生むことも(国や地域のために犠牲になって子供を産めよみたいなことを求められること自体がクレイジーなのですが)増加していませんし、高齢者が空きベッドがあるからといってCCRCで地方に移り住むこともありませんでしたね。全くなんかそのあたり検証されていないですが。。。さらにいえば、今となってはむしろ「東京からきてくれるな」なんてことになっていたりする地域すらある事態でもあり、もはやどうすんの、という感じですね。

で、でてくるのはこんな感じでごまかした「増加率」とかいう数字で、増加しているところもあるんだ!!! みたいなお話です。。。どうすんのよ、これ。元の数字もわからないし、増加数もわからない。「率」で見せる。統計の罠の典型。

だけど、まぁおそらくこの(大した実数でもない)増加をしたからといって今までのやり方が継続するかと言われれば、まぁそれは無理なわけで、こんなんで一喜一憂するなんて政策にならないですよね。

地域は人口で盛衰が決まるのではなく、産業/人口のバランスです。稼ぐ産業が地元にあれば少ない人口でも存続は可能なのです。

で、それでは地方創生でなんで人口移動が対して変わらず、むしろ東京圏に流れ込む人口がむしろ勢いをましたのか。それは人口動態をみると自ずとわかるのです。

ということで、ちゃんと人口動態データなどをみながら、各種分析レポートに基づいて検証していきたいと思います。

○ データで改めてみると明瞭に分かるのは、頭痛を胃腸薬で治そうとする政策だったということ。

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