見出し画像

全国で増加するローカルアートフェスに求められる要件〜やんばるアートフェスを訪問して感じた沖縄の課題と可能性〜

先週は沖縄滞在して北部を久々にぐるりと回り、やんばるアートフェスなどをご案内頂いたりして色々と考えさせられることがありました。全国各地で増加するローカルアート関連イベントですが、これをわざわざ地域を来訪するレベルに引き上げ、さらに地域にとって経済的にもプラスになるところまで持っていくことについて気づいたことを整理しておきたいと思います。

ついた初日は快晴だったのですが・・・このあと寒波に襲われます

そもそも日本のローカルアートフェスはどこの地域も人気であってもお金を落とせる場が極めて少なく、経済効果は極めて限定的です。昨年夏に訪問した瀬戸内国際芸術祭でも強く感じたアートをわざわざ見に来る客層に向けたビジネス機会の圧倒的不足課題については以下のコラムでまとめています。

今回やんばるアートフェスもまわりつつ、沖縄北部についても久々に回って感じたことが多くありましたので、コラムでまとめておきます。

○ 自然×アートのお題によるオリジナリティが必須

今回やんばるアートフェスはかなり会場のポイントが分散していることもあり、なかなか回るのには苦心したところですが、それによって改めて気付かされたことが多々ありました。

今回やんばるアートフェスは大人の事情もあって、森の中や港湾施設とかに置かれたりしていなかったこともあり、点在するホテルor廃校のメイン会場という感じで配置されていました。

ホテルに置かれたアート1
ホテルに置かれたアート2

ここから先は

2,723字 / 10画像

サポートいただければ、さらに地域での取り組みを加速させ、各地の情報をアップできるようになります! よろしくお願いいたします。